天使の4歳児説は我が家に限ってはウソでした。はっきり言って記憶が軽く飛んでるほど4歳の時代が一番大変だった。そんな体験談。
いやマジで誰?
「天使の4歳児」とか言い出したの誰w
4歳、いちばん大変だったけどw
うちの息子はもうすぐ8歳なんで、4歳はだいぶ前になるんですけど、なぜ今このタイミングでこの記事を書いているかというと、
4歳ぐらいになったら楽になると思っていたのに、全く楽にならないどころかむしろものすごくしんどい…
と苦しむママをかなり多く見かけるからなんです。
もしも私自身があらかじめ「4歳ってけっこう大変な事もあるよ」と知っていたら、
少しは覚悟ができたのかなと思うし、少なくとも絶望感はなかっただろうなと思って。
でもお子さんそれぞれ違いが大きい問題なので、中には「せっかくおさまると思ってたのに…」と感じる方もいるかもしれません。その辺ご了承のうえ、読み進めてくださいね。
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4歳は第一次反抗期まっさ中!天使なんかじゃなかったよ
冒頭でもお話ししたとおり、はっきり言って4歳児は天使ではありません(うちの場合)。
すぐに死んでしまいそうな新生児期から、動き回って片時も目が離せない1歳、イヤイヤ期の2歳ときて魔の3歳児ときたよ。
で、天使の4歳児時代が待ってるはずだった。
でも違った。
なぜ私が「4歳児は天使」と思い込んでいたかというと、
多くの子育て情報雑誌やサイトにそう書かれていたからなんですよ。
イヤイヤ期=第一次反抗期ではない
イヤイヤ期って2歳ごろの「イヤイヤ」ばっかり言う時期をさしますよね。
早ければ1歳半頃から始まって、なんでもかんでもイヤイヤイヤイヤって言う。
子どもも聞き分けがつく年齢じゃないから本当に大変だし、なすことなすことイヤイヤされてうんざりしますよね。
イヤイヤ期=第一次反抗期と思っていると、イヤイヤ期の終わり=反抗期の終わりみたいに感じると思うんですけど違います。
もちろん、イヤイヤ期だけで済むお子さんもいると思うんですよ?
でもうちの場合はイヤイヤ期の後にしっかりと第一次反抗期が来ました。
第一次反抗期は3歳頃が定説
ちょっとこれを見てください。
子どもは順を追って成長してゆくが、途中で独立しては不安になり母親にしがみついて不安を解消し、これを繰り返すことにより3才に第一次の親離れ・反抗期が訪れます。
参考:兵庫県小児科医会
その時期は絶対に動かないというものではないが、3歳前後に現れるのが第一次反抗期で~ある。
参考:細部国明 「幼児期以後の発達」
小児科医会のサイトや論文には、第一次反抗期は3歳頃とちゃんと書いてあるんですね。
イヤイヤ期と反抗期の境目って明確にはないし分かりにくいのでいっしょくたにしてしまいがちだけど、
でもイヤイヤ期=第一次反抗期ではないんです。
第一次反抗期は3歳ころにやってきます。
つまり4歳頃ってまだ反抗期抜けてない可能性が高いということですね。
というか、イヤイヤ期は第一次反抗期の中のごく一部と見る説もあります。
我が家の場合、天使の3歳児・地獄の4歳児だった
息子の場合は1歳半頃にイヤイヤ期がスタートして、いったん3歳になった頃にスーンと落ち着いたんですね。
当時の私はイヤイヤ期=第一次反抗期だと思っていたから、
もうすぐ天使の4歳児っていうし楽勝じゃん☆
ぐらいに思っていたんですね。
ところが、いったんおさまった息子のイヤイヤ期は、パワーアップして4歳でカムバック。
口が達者になり、親のあら捜しをするような反抗を
イヤイヤ期はなんでもかんでもイヤというだけなので、はっきり言ってまだコントロールのしようがあった気がするんですね。
どうせイヤしか言わないから、「はいはい」と対応するしかないし、
危なくない限りはほっといてもどうにかなった。
でも4歳近くになると、こっちのあら捜しをするかのごとく反抗してくるんです。
それこそ、
- 靴下の色はこれじゃない。
- 長袖は着たくない。
- 美味しくないから食べたくない。
- 右に行くよと言えば左がいいという。
- ママが行けばパパが良かった。
- パパが行けばママが良かった。
ぐちぐちぐちぐち、すべてにおいて反抗してきましたね…
なんなら、晴れていれば「何で雨じゃないの雨がいい」レベルで文句を言ってきたし、私が呼吸していることすら反抗するんじゃないかって言うレベル。
入園時期と重なり、家じゅうに地雷が落ちてる状態
息子の場合は春生まれなので、ちょうど入園時期と重なって、環境の変化が犯行をさらに加速させました。
息子の場合は幼稚園に行くのを嫌がることがなかったのと、幼稚園を楽しんでいたのでそれだけが救いだったけども。
帰宅してからずーっとすべての事にぐちぐち反抗して、家じゅうに地雷が落ちている状態。
地雷を踏んでしまった時のやっちまった感、今でもゾッとしますね。
4歳頃の反抗期を私はこうして乗り越えました
今思い出しても…というか大変だったから半分記憶飛んでるんですけど、それほど大変だった4歳ですが、
私はこうやって乗り越えました。
「まだ産まれてたった4年」と思う事にした
めっちゃ生意気な反抗をしてきても、まだ産まれてたった4年しか経っていないんだよなぁと思う事にしたんですね。
いやそんなの当たり前じゃん4歳なんだから、って思うかもしれないけど、
じゃぁ自分はどれだけ素晴らしい人間なのかって話なんですよ…
私でさえつい最近まで感情のコントロールをできなかったのだから、と思う事にした
私なんて39歳ぐらいまでヒステリックにキーキー言ってるどうしようもない人間だったから、
そりゃぁまぁ息子なんて人生4年しか経ってないのだから、そりゃ自分の感情をコントロールなんてできるわけないよね、って思う事にしました。
今息子は親にいちいちいちいち反抗をして、自分の感情をコントロールする練習をしているのかも知れない。
将来、社会に出て他人にこれをやるより(私のように)はマシ、と思う事にしたんです。
クズ人生も割と役に立つな…
5歳で圧倒的に楽になった
年齢によって大変さは違いがあれど、「昔は大変だったな(つまり今は楽になったな)」と思えたのは5歳ころ。
幼稚園で年中さんになって、聞き分けもつくようになり、話もちゃんと通じるようになった5歳ころから、大変さが減っていったように思います。
うちの場合は年中でチック症が始まってしまったので、別の意味で大変だったんですけどね。(チックのお話は別記事で)
でも5歳ころは「夫にお願いするより息子本人に言った方が早い」って事も増えてきたし、逆に一緒にいた方が心強さを感じる事も少しずつ増えて行きました。
情報を鵜吞みにせず、2歳~4歳は反抗期でしょ?ぐらいの感覚で
今、当時の私に伝えたい事は、天使の4歳児とかそういう情報をうのみにせず、「2歳から4歳ぐらいって反抗期なんでしょ?」ぐらいの気持ちでいた方が楽だよって事ですね。
人間、期待が外れた時ほど衝撃も大きいですから。
最初からそのつもりでいれば傷も浅く済むし、何よりいざ反抗されても受け入れやすい気がする。
本当に大変なんだけど、反抗期っていうのは悪ではないです。
反抗期を抑えつけられて大人になる子の方がヤバいと思うんです。
難しいけど、そう思ってやり過ごすしかないのかなって思います。