高齢出産はメリットだらけは嘘!良い事はたった二つ 40代で子供を産む事の現実

私は超高齢出産で息子を産みました。

息子の出産後、二人目を考えましたが結局出来なかったので、きっと息子を出産した時点で結構ギリッギリだったのだと思うんです。

子供を産む事が出来て、例えようのない充実感があり、それまで殺伐としていた私の人生に訪れた最大の幸福だと実感しています。

がーーーーしかし!!!!!

高齢出産が当たり前になった今だから語りたい。
高齢出産を平然と綺麗なもののように語るマスメディアに意義あり!!

ぶっちゃけ高齢出産のメリットなんて二つしかない。

差別だとか権利だとか言う以前に、高齢出産をした私だからこそ感じる事がある。
子供が大切だからこそ思う事がある。

今産むか後で産むか、迷っているなら若いうち。断言します。

※高齢出産を批判するものではありません。

高齢出産のメリット

 

 

先ほど申し上げたとおり、高齢出産のメリットは実際二つしかありません。
それは、親の経済的余裕と精神的余裕、この二点。

 
 

高齢出産のメリット①【親に経済的余裕がある】

 
もうこれ最大のメリットじゃないかと思いますね。

二十代より三十代、三十代より四十代と経済的なゆとりが増していき、収入のピークは五十代と言われています。

確かに私自身振り返ってみても、二十代の頃はお金がなくてヒーヒー言ってました。

若い頃は色んな事に興味がありますし、自分を着飾る事にも力を注ぐ世代。
収入がまだ平均的に低いという事もありますが、あればあっただけ使いたくなる。しかも将来の事なんて真剣に考えていないというね。
 
えっ私だけ・・・?
 
まぁ今は年収200万円時代と言われていて、若者は殆どお金を使わないそうですよね。
200万でも十分にやっていけるらしい。
 
それはともかく、若い頃からしっかりと貯蓄をしていた人は歳を重ねるごとに貯蓄は増えていき、普通に行くと収入も増えていく。

私のように若い頃考えなしに稼ぐだけ稼いで遊びほうけた人間も、それなりに年齢に応じた収入になっていくし、夫が同年代だった場合も同様。

だから高齢出産は経済的余裕があるケースが多い。

周りの高齢ママでめっちゃ生活苦しそうな人いないでしょ?

高齢出産のメリット②【親に精神的ゆとりがある】

 
そして高齢出産ともなると、自分のやりたい事を一通り済ませている可能性が大きい。

私や、私の周囲の高齢出産した友人も、そりゃーもう若い頃は盛大に遊びほうけていたので、「自分のために時間を使う」とか「自分のために稼ぐ」とか、自己実現には飽き飽きしている状態だったりします。

そのため、子供ができ、その存在が自分が今まで手に入れてきた物全てを覆すほどに尊いと知るのだね

高級な持ち物も、若く保とうとした外見も、ステイタスや何から何までひっくるめて、子供の前ではかすんで見える。っていうか私なんて気付いたらゴミみたいなもんしか残ってなかったのですよ。

それまでこんなにかけがえのない大切な物があるなんて事、知らなかったので!!

子育てをしていて「自分はこんなに我慢しているのに!!」という不満があまりない。

私だって好きな事したい!
お母さんでもあるけど私は私なんだ!!

こういう感情もあまりない。

子供のペースに合わせなくていい友達とのランチとか夜遊びとか飲み会とか。
ハイヒールとかおしゃれとかネイルとか髪の毛を巻いたり可愛くアレンジしたりとか。
メイクとかも。

もう全部若い頃にやり尽くした!

で、私はですよ。
着飾って若いふりをしてハイヒールを履いていた頃、言い方悪いけど髪を振り乱して子供を追いかけまわしているお母さんが、ちょっと羨ましくもありました。

私は一度は子供を持てない人生を想定した身。
あちら側の人がめっちゃ輝いて見えていたんです。

だって、絶対に必要とされているんだよ、お母さんていう人は。

当時の私なんてね、私を好きでいてくれる人が何人いたって、本当の意味で絶対に私が必要なんて人はいないんですよ。

そんな孤独感をね、常に感じていた訳なのです。

そんな孤独を感じていた自分ではなくなって、変な話なんだけど自分に凄く自信が産まれたのですね。

もちろん、その時々で子に手を焼いてヒステリーになる事もあるけれど、自分自身の事はやり尽くしてきたから精神的余裕がある

高齢出産のデメリット

 

 
高齢出産のデメリットというとハンディキャップのある子供が産まれる確率が上がるとかそういう情報は沢山ありますので、今回はその辺は割愛します。

ここからは私が実際に子育てをしていく中で感じた高齢出産のデメリットです。

これに当てはまる人ばかりではないけれど、今産むか後で産むか悩んでいる方にぜひ目を通して欲しいです。

高齢出産は産後のリカバリーに時間がかかる

 

誰ですか?

「お母さんの体調が戻るまで数ヶ月から半年ほどかかります」

とか言ったやつ。
高齢出産はですね、半年どころじゃありません。一年は引きずりますよ。

だって免疫力も低下してくる年齢だし、回復力も若い頃より遅い。
傷の治り、遅くないですか?
出産は満身創痍です。傷の治りが遅ければ回復だって遅い。

それどころか、体質自体ガラリと変わってしまうケースもあります。
若い人でも体質が変わりがちな出産ですが、高齢出産ともなると本来もう少し後で出てきても良さそうな身体の不調が前倒しで来ちゃったりね。

私は産後明らかに風邪に引きやすくなりましたし、持病の喘息になりがちに。

しかも肌の乾燥が進み老人性皮膚そう痒症なるものまで!!!

更に肝斑がーーーーー!!

30代から40代の女性に多い肝斑、まさにドンピシャの世代ですよ。
妊娠出産をきっかけに濃くなり、そしてただでは治らない。

更に更に、産後ちょっと落ち着いたと思ったら若年性更年期っぽい症状に悩まされる、なんていうダブルコンボパターンもありえます。

腰痛は子育て由来なのか年齢由来なのかもはや判断つかない状態。

どこも痛くない状態で朝目覚める事がまずない。

高齢出産は祖父母に頼る事が難しい

 
これはまぁご家庭によって違うとは思うのですが、我が家の場合、義父は息子が産まれる五年前に亡くなっており、唯一息子にとっての祖父だった私の父も、息子が生後四ヶ月の時に肺癌で亡くなりました。

私が出産した頃、父は余命数ヶ月の状態で気休めの抗がん剤治療の真っ最中でした。
それもあって、私は里帰りをする事も、母に頼る事もなく産褥期を過ごしました。

父が本当に寝たきりになったのは、結果的に亡くなる半月ほど前で、それまでは本人に痛みや苦しみはあったにせよ、日常生活を比較的変わらずに過ごしていましたし、父も母も私が里帰りするだろうと思っていたようなのです。

でも癌の種類が肺癌の小細胞がんという非常に進行が速い癌だと知っていた私は、今元気な父がいつ急変するかわからないという思いがあり、結局頼る事はできませんでした。

これが仮に病気でなく健康であったとしても、当時の両親の年齢は既に六十代半ばを超えており、金銭的にも体力的にも援助を見込むのが難しい世代になってきます。

シックスポケットという言葉がありますが、我が家はシックスどころかほぼワンポケットですからね。

高齢出産の場合、何かの時に頼れる親はいません。

高齢出産は祖父母がもういないケースも多い

 
当然、息子はおじいちゃんの記憶というものがありません。

私の父は、ちょうど息子の妊娠がわかった頃に肺癌疑いで要精密検査になったという、めちゃくちゃなタイミングで、我が家は生まれたり亡くなったりの激動の一年を過ごしました。

父はヘビースモーカーでしたので、小細胞がんにはなるべくしてなったようなもの。
母も私達姉妹も、亡くなる一週間前まで喫煙していた父に呆れつつ、ある意味お父さんらしい最期だねと笑って話すことも出来るぐらいなのです。
 

息子が産まれた日は抗がん剤治療をした後で私が出産する病院まで来て、出産を待ちました。
写真は沢山撮ったつもりだったけど、当時はビデオカメラもなくガラケーだったので、ムービーが三つしかないんです。しかも病床のおじいちゃんの動画しかない。

元気な父の姿ではなく、もうそれこそ死にかけている管だらけの父が、なけなしの力を振り絞って息子をあやしているっていう動画ね。

息子はなぜおじいちゃんがいないのか理解しているのですが、時々、泣くことがあります。

僕もおじいちゃんと遊びたかった

ってね。
特に幼稚園に入って大型連休の後や夏休みの後に。

みんな夏休みの思い出を発表しますよね。
その時に「おじいちゃんちに行ってきました!」という子が多いので、それを聞いて、家に帰ってきて寝る前に泣いたりするんです。

その姿を見る時、私の心の中は「ごめんねもっと早く産んでれば」なのです。

普通に考えたら私が高齢のあの時授かったから息子であって、もしも若い頃に子を授かったとしても息子が産まれてくるとは限らないのに、やっぱり「早く産んであげていればおじいちゃんとも遊べたのにごめんね」という気持ちになるのです。

高齢出産最大のデメリットは自分の命の残りが短い事

 

 
私は今45歳です。

息子が20歳になる時、私は60歳です。
一緒にいたい、というのとはちょっと違うのですが、一番切ないのが
 

子供の人生を見ていられる時間が他のお母さんより短い、これですね。

息子もいつか結婚をして子を持つとしますよね。
今は晩婚の時代なので息子が結婚をするのが30歳として、私は70歳。
その後息子に子供が産まれるのを35歳と仮定すると、私は75歳。

いくら今のお年寄りは若いとはいえ、70代になったら元気だという保証はないですし、癌家系の我が家ですから、癌の一つや二つなってそうな年齢です。

仮に父が亡くなった67歳で仮定してみると、息子は27歳の若い盛りですよねー。
27歳って言ったら、私なんて親に頼りまくりの頼りまくりでした。

でももしかしたら息子は一人で人生の荒波を乗り越えていかなくてはならないかも知れません。

いや、一人ならまだましなのか。

もしも私と夫どちらかが、いや両方が要介護者になったとしたら

そんな男の元に嫁に来る奇特なお嬢さんは多分いないと思われる・・・・・・・!!

夫になる息子を見たいです。
孫を見たいとまでは思いませんが、父になる息子を見たいです。

でも自分、何歳まで健康でいられるんだろう?
いつまで息子を見守ってあげられるんだろう?
息子が本当に頑張っても頑張ってもどうしようもない時に、手を差し伸べてあげられないかも知れないのです

それどころか、むしろ自分が息子の人生の足枷になる可能性すらあります。

息子には幸せになって欲しいです。
出来る事なら余計な苦労をせずに。

その為に親である私が出来る事があまりにも少なすぎて、時間が足りなさ過ぎて愕然とします

これが、高齢出産の現実。

悩んでいる若いお母さんに伝えたい

 

 
育児って孤独ですよね。
いくら仲の良い友達がいたとしても、子育ての悩みを本当に共有できる人は少ないし、寄り添ってくれる人も少ない。

若い頃に子供を持つと、周りはまだ自由に遊んでいて、可愛い服を着て綺麗にメイクをしてる。
自分だけが取り残されたような気持ちになる時もあるし、自分がしたい事が出来なくて、自信もなくなってしまったり。

自分が高齢出産をして過去を振り返った時、私が遊びほうけていた頃に子供を産んで四苦八苦していた友人の心に、全く寄り添ってあげてなかったんだという事がわかって、自分が恥ずかしくなりました\(^o^)/

私は高齢で子供もち、人生の経験は年齢の分豊富なはずなのに、それでも孤独感を持ち、思い悩む事ばかりです。

若いお母さんたちはこんな経験を若いうちになさっているですよねー。
そう思うだけで、本当に頭が下がるのです。

貴女の選択は間違ってないです!!

さいごに

これを読んでくださった方がもし、今産むのか後で産むのか迷っているとしたら、

再度断言します、若いうち!

あなたが今、子を持つという事と秤にかけている大切な何か、その多くは子育てがひと段落したら取り戻せる可能性が高いです。

そして子を持つのには、残念ながら期限があります。
私は超高齢出産でぎりぎり授かる事ができたけど、もしもっと早く産んでいたら”お兄ちゃん”である息子にも会えたのかもなーなんて思う事もあるんです。

子供がかけがえのない存在だからこそ感じる、高齢出産のデメリット。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!