【里帰り出産しない】理由とメリットを体験談で解説!里帰りなしで初産を経験した感想

我が家は里帰り出産をしませんでした。初産で高齢・切迫と不安ではありましたが、今では里帰り出産しない選択をして良かったと思っています。我が家が里帰りしなかった理由と、里帰り出産のメリットを体験談で解説します。
今では当たり前のようになっている「里帰り出産」ですけど、私はしませんでした。
まぁ理由はいろいろとあるんですけど端的に言えば、一番大変な時を夫婦で過ごさないってどういうこと~!という違和感があったからです。
なんてちょっとカッコいい言い方になってしまいますけど、つまり実家で過ごして程よく元気になった頃に夫と生活を共にするってズルくね?みたいな気持ちがあった事は確かです。
さて、当記事では、我が家が里帰りしなかった理由や、実際に里帰りしなくてどうだったか、メリットについてまとめていきたいと思います。
Check里帰りせずに夫婦で乗り切る方法は別記事をどうぞ。
里帰り出産しない理由
私が里帰り出産しなかった理由は主に3つ。
- 平成の世に未だ産褥期を男性抜きで過ごすことに違和感があった
- 夫の頭の中がお花畑で将来を危惧した
- そもそも実家は私にとってくつろげる場所ではなかった
このような感じです。
夫婦で話し合って里帰りしない事にしたわけではなく、完全に私の強行突破って感じでしたけどね…
平成の世に未だ産褥期を男性抜きで過ごすことに違和感があった
そ・も・そ・も。
産後の一番大変な時を実家に里帰りして実母に手伝ってもらって過ごすって…平成の世に未だ産褥期を男性抜きで過ごす、これに違和感があったんですよね。
だってさぁ!
おかしくない?!
産褥期って一番大変な時じゃないですか。
そんな時を実家で過ごして、ある程度元気になった状態で自宅に戻るなんて、そりゃあなた旦那に綺麗なとこしか見せない事になるじゃない。
そりゃ「妊娠出産なんて誰もが昔から当たり前にしていることキリッ!」ていうおっさんが減らないわけですよ。
私はガンガン、夫を巻き込もうと思った。
大変なところだけこっちで頑張って、かわいがるだけの美味しいとこ取りはさせねーよ?って気持ちがどこかにあった。性格が悪い。超悪い。
夫の頭の中がお花畑で将来を危惧した
あとうちの夫は頭の中がお花畑過ぎて将来が心配だった。
長男なのに早々に東京に出た夫にとっては、常に心のどこかに親に対する負い目みたいなものがあって、「親に孫を抱かせる」というのはもうある意味使命のようなもの。
義父は既に亡くなっており、義母は1人で故郷で暮らしているという負い目も手伝って、
これでママンに孫を抱かせてあげられる!!…みたいにはっちゃけちゃって大変だったんです…
だから切迫だと診断されているのに、年末のハイシーズンに切迫妊婦の私を豪雪地帯に帰省させようとしたり…出産に義母を立ち会わせることを当たり前だと思っていたし、何なら産後しばらくは義母をうちに住み込ませようとしてましたからね…
今考えると普通に頭おかしい。
そんな頭の中お花畑の夫の目を覚ますためにも、私は「里帰りもしないし里に来てもらわない」という事で意思を固めたというわけです。
そもそも実家は私にとってくつろげる場所ではなかった
それと、当時実家には末期がんの父と、私よりひと月早く身ごもった妹が近居していて、さらにもう1人の妹一家(小学生3人+夫)が敷地内同居していました。
父は末期がんと思えぬ元気さだったし、妊娠中の妹とは話がはずんだけど、もう1人の妹一家はかなり騒がしいという事もあって、
里帰りしたところでくつろげるとは思えなかったというのも理由。
里帰り出産しないメリット
里帰り出産をしないのは大変な部分もありましたけど、過ぎてしまえばメリットの方が多かったように思いますね。
うちは男の子なので将来里帰りしてくる子どもはいないわけですけど、もしも娘だったとしたら、うちに里帰りさせずに程よくサポートする程度にすると思う。
それほど、メリットが大きかった。
夫が「義母の息子」を卒業し「父」になった
新生児のころから息子と生活を共にしているので、否が応でも「父」になる。
今思い返しても、出産前は完全に夫は「義母の息子」でした。
何をするのにも息子の立場を優先していましたよね。
例えば義母に孫を抱かせてあげたいがために、新生児を何時間も車に乗せる事や、真夏に生後数ヶ月の子を大渋滞の中帰省させることに何の抵抗がない人だったんですよ。
親からもらった恩は子に送るのが当たり前だと思っていた私にとって、親からもらった恩は親に返すつもりの夫とは相容れない部分が多くありましたが、里に頼らずに産後を乗り切ったおかげで「自分が子どもを守らなくては」という自覚が日に日に強くなっていくのがわかりました。
それまでは義母の言う事は「めんどうだから」という理由で、積極的に聞きはせずとも反論すらしなかった事も、ちょっとおかしいと思えば意見を言うようになりましたね。
時には息子のために苦言を呈する事すら。
まずは子の安全と健全を真っ先に考えてくれるようになりました!
実家・義実家を介入させなかったため、悔いが残らなかった
我が子にとっての祖父母が産後に介入しなかった事で、祖父母との育児においてのジェネレーションギャップに悩まされることもなく快適に過ごせました。
して欲しくない事をされたりすることもないし、『あんな事言われた!』『あんな事された!!』という悔いが残らず、精神衛生上、めっちゃ良い環境だったと言えますね。
例えば赤ちゃんが泣いている時に抱き上げようとしたら「私が見ててあげるからあなたは家事しちゃいなさいよ」と言われた、なんて良く聞く話ですよね…
いやいやいやいやw
オマエがやるのは赤ちゃんの世話じゃなくて家事だよ!!!!!!!!!!!
産褥期を2人で乗り越えたという自信につながった
そもそも、私たち妻が人生の中で1位2位を争うほどに満身創痍の時を、実家に帰して夫はその妻の姿を見ることなく過ごすなんておかしいんですよ。
出産なんて新しい命が誕生するという非常に喜ばしく希望に満ち溢れたライフイベントですよね。
そんな時に夫婦で協力し合い助け合えないのであれば、これから訪れる幾多の困難にも立ち向かえませんって!!
産後を夫婦2人で乗り越えたという事実は、夫婦の自信に繋がりますね。
私たち夫婦は本当に何もかもが正反対ですけど、例えばこれから親の介護だとか、病気だとか、そういう事もきっと夫となら乗り越えられるんじゃないかなって、そんな信頼関係が生まれたことは確かです
。
里帰り出産しない娘は親不孝?
里帰り出産しない娘は親不孝なのかな…なんて悩む奥さんもいるようなんですけど、出産は自分の思うようにした方がいいです。
あなたの人生はあなただけのものであって、親の人生ではないから。
私の人生は私のもの、親の人生ではないので
こういう言い方をすると中には「薄情だ」なんて感じる人もいるみたいなんだけど、でも私は基本的に、親の人生は親のモノ、私の人生は私のモノ、という考えで生きる事が一番楽な生き方だと考えているんです。
孝行って自分がこの世に生まれてきたことでほぼ済ませてますからね。
親は一生を添い遂げる相手ではないんです。
だからこそ残りの時間で親孝行を…と考えるのもいいんだけど、誰かの犠牲の上に成り立つ親孝行は親孝行じゃないですからね??
親孝行しようと思ったら別の方法がいくらでもあるし、何なら「元気に幸せに生きてることこそ親孝行!!」ぐらいの気持ちで開き直ったらいいんですよ。
【里帰り出産しない】理由とメリットを体験談で解説!里帰りなしで初産を経験した感想、さいごに
私は過去の自分に「里帰りせずに何とかなるよ」と伝えたいし、むしろ里帰り出産をせず夫婦2人で乗り越えた方が、悔いが残らないよと伝えたいですね。
私のように里帰りしたくないという人もいれば、里帰りしたいけど出来ないという人もいるでしょう。
どうか、出産をするお母さんの思うように出産を迎えて欲しいです。
絶対に大丈夫。
この記事があなたの役に立ちますように!