子ども乗せ電動自転車でどこまで行けるか、距離・荷物の多さ・天候別に私のエピソードを交え解説します。
子ども乗せ電動アシスト付き自転車であそこに行けるかな~難しいかな、と自転車に乗っている奥さんなら考えることがあるでしょう。
幼稚園まで2キロ、毎日の送迎自転車で大丈夫かなぁ?とか。
電車やバスの乗り継ぎで時間がかかるあそこに、自転車で行けたらなぁとか。
雨の日ってやっぱ自転車はキツイかな…とか。
そんなお悩みに今日はお答えしちゃいます!
子乗せ電動アシスト自転車でどこまで行けるか(行ったか)、私の体験談エピソードとともにお話ししますね。
とその前に、私を取り巻く自転車環境から。
- 体力はそれほどない(スポーツ一切しない)。
- 運動神経は悪くはないと思う。
- 息子3歳で子乗せ自転車を買うまで15年以上自転車ブランクあり。
- Panasonicギュットアニーズ
に乗っている。
- レインカバーはリトルキディーズ
使用。
↓これの数年前モデルに乗ってます。
↓レインカバーはこちら。
それではどうぞ。
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子供乗せ電動自転車でどこまで行ける?まずは結論&注意点
まずは一覧表から。
〇は『行ける行ける』、△は『ちょっとキツイ』、×は『結構キツイorキケン』って感じです。
3キロ | 5キロ | 7キロ | 10キロ | |
---|---|---|---|---|
坂 道 | 〇 | 〇 | △ | × |
炎天下 | 〇 | 〇 | △ | × |
真 冬 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
雨の日 | △ | × | × | × |
荷物多め | 〇 | 〇 | △ | △ |
お天気や気温、坂道の有無などにより前後しますが…
片道約10キロ
これが目安かなぁという感じ。
例えば、行く先で映画を観るというのなら13キロぐらいでも行けますけど、公園でがっつり遊ぶのであれば10キロだと、特に帰りがキツいと感じました。
次に、注意した方が良い点をご説明しますね。
- 幹線道路沿いや国道沿いはヒヤッとが多いので注意!
- ルート検索の際、徒歩モードにすると階段が出現しますので注意!
- 炎天下は子どもの日除けだけでなく、お母さんも対策を。
- 雨の日は慣れない道は自転車に乗らない方がいいです。
幹線道路沿いや国道はヒヤッとが多いので注意!
結構ヒヤっとしたのが、大きな道沿いです。
自転車レーンがあっても路上駐車が多い上、車がそれなりの速度で追い抜いていきます。
このような場合は、歩道を走行できます。
道路工事や連続した駐車車両などのために車道の左側部分を通行することが困難な場合や、著しく自動車などの交通量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためやむを得ないと認められるとき。
参考:自転車の正しい乗り方ー警視庁
歩行者優先ですのでご注意を。
また、幹線道路沿いは向こう側に渡りたくても渡れない、というケースが多々あるので気を付けて下さいね。
都心以外は自転車でのルート検索がまだ浸透していないので…
都心では徐々に自転車でのルート検索ができるようになってきてるようですけど、まだまだ浸透していないのが現実。
となると徒歩モードか車モードでの検索になりますね。
車モードで検索すると下手したら10キロ先の目的地に高速道路出てきちゃうんで、徒歩で検索すると思います。
ただ徒歩モードで検索すると、残念な事に…とつじょ階段が出現したりしますのでご注意を。
すぐに引き返して別ルートで行けばいいじゃん、そう思うでしょう?
ところが場所によっては大きく迂回しなくてはならない事もあるし、迂回した事により自分が今どの方向に向かっているのかわからなくなっちゃう!という事になったりして、思わぬ時間がかる事も。
距離がある場所へ行く場合は特に、自転車ルート検索を使うか、自転車モードのようなものがないマップを使う場合は、徒歩ルートと車ルートを照らし合わせてみるといいかも。
炎天下は子どもの日除け対策とお母さんの対策も忘れずに
炎天下の自転車走行は、思った以上に日に焼けるし、子どもも熱中症リスクがあります。
なので、時々水分補給をするなど、熱中症対策を万全にするとともに、日よけなどをうまく使うといいですね。
子どものチャイルドシート用日除けは、リアシート用となるとOGKの日除けぐらいしかないんですよ。
前チャイルドシートにはこちらがよさそう。
子ども用はサンシェードなどで対策しても忘れがちなのがお母さん自身の日除け対策。
炎天下の夏はUVカット素材のハットやサングラスを着用して、身体に負担のないようにしてくださいね。
こまめな水分補給もしましょう。
ちなみに我が家はリトルキディーズのサンシェードが発売されてから、真夏以外はリトルキディーズサンシェードを装着していました。
Check!写真あり|リトルキディーズ夏どうする問題がサンシェード新登場で解決!口コミと感想
雨の日は慣れない道を長距離運転する事はおすすめしません
通いなれた道を走るのならまだしも、雨の日に慣れない道を自転車で走るのはめっちゃ危ないです。
滑りやすいし視界が悪い。
雨の日は3キロに△にしていますけど、それでも小雨ぐらいの話。
本降りだと雨が顔に打ち付けてくるので、目を開けているのも難しいです。
それでもどうしても自転車で走らなくてはならない時は、割り切って専用アイテムを。
こういうのや…


こういうの。


電動アシスト付き自転車、距離と所要時間は10キロ1時間を目安に考えると◎
あくまでも私の経験則なんですが、距離から所要時間を考える時、10キロで1時間程度を目安にしています。
というのも、
- 坂道が多めの10キロ先の場所
- 子どもを乗せず1人で
- 途中、所々で止まり地図を確認(時に迷った)
このような状況で1時間10分かかったんですね。
10キロで1時間と考えると、それほど慌てて走らなくてもいいしおススメです。
そこから、荷物が多いのか、子どもを乗せているのか、坂道が多いのか、スイスイ走れる道なのかなどなどを考慮して、およその検討をつけます。
半分の5キロぐらいになると慣れている道なら20分ぐらいでつくこともあるんですけど、自転車で行動する場合はぎりぎりのタイムスケジュールで急いで行くより、余った時間で景色を楽しむぐらいが安全です。
さてお次は実際に私が走行したパターンごとにお話ししていきます。
約7キロ・炎天下・ほぼ平坦(バーベキュー)
炎天下の7キロは熱中症に気を付けて。
あれは確か夏。
自宅から約7キロ離れた場所にあるバーベキューが出来る公園へ、炭やコンロは現地で借りられるバーベキューに行きました。
あ、ドリンクも現地調達です。
肉や野菜などを持って出かけたので、荷物はそれなりに多かったです。
ほぼ国道・県道沿いを走行するので神経が消耗しました
その公園までの道のりは殆ど、国道と県道を走行する感じ。
狭い道はありませんでしたが、車の交通量と速度が速く結構コワイ。
ずっと平坦な道なのでそれほど身体はきつくありません。

ただ、神経がすり減った感じある。
車が速すぎて、とにかく怖いです。
国道や県道沿いは、横断したい時にすぐ横断できない
まず大きな道路って中央分離帯っていうんですか?アレがある事が多いので、渡りたいタイミングであっち側に渡れません。
「そこの小道を右に入るんだったんだよね!!!!」
…と思いながら真っすぐ行くしかない、そんなケースが多発。
もしくは、渡りたいのに歩道橋しかない、というパターンも…
『この道を真っすぐ行ってどこかで曲がれば良い』というざっくりした感じで進んでしまうと、反対側に行かなくてはならない時にかなり戻って横断するハメになります。

事前のルート確認はしっかりと行っておくべし!
炎天下に自転車で7キロ走行すると、日差しにやられます
自転車で走るって、風で涼しそうじゃないですか。
甘い!!めっちゃ暑いから!!しかもアスファルトの照り返しがキツイんです。

子どもの日除け対策はしっかりしたとしても、お母さん自身の対策を忘れがち。
私は子どもとの外出の時は子どもとおそろいでカリマーベンチレーションクラシックを愛用してます。
UVカットだけでなく撥水もしてくれるので、夏や季節の変わり目の突然の雨にも使いやすいし、子どもとお揃いに出来ますよ。
子どもが大きくなってくると、1つアウトドア系のハットがあると便利です。
約7キロ・雨の日・ほぼ平坦(バーベキュー)
小雨が本降りになった時、危なさで精神的な疲労倍増。
お次は同じ施設に雨の日に行ってみました。
出発時は小雨だったんですけどね…
何だかんだと疲れ果てました。
雨の日の自転車は、特に顔に打ち付ける雨がキツイ!
私は車の運転が出来ないので、場合によっては普段、雨の日に自転車に乗らなくてはならない事もあるんですよ。
で、その時に例えばレインポンチョとか試したんですけど、あれですね。ネットの情報ってマジであてになんない。
レインポンチョとかほんと危ないです。
その辺の試行錯誤については、雨の日の子供乗せ自転車、親の対策はポンチョじゃダメ!実際に使って分かった便利なものにまとめましたので、参考にして下さい。
特に顔。
どうしても雨の日に慣れない道を自転車で走行しなくてはならないのなら、雨バイザーを使用した方が絶対に安全です。


…まぁわかりますよ、わかります。
ちょっと乙女心が抵抗するのはわかります。
でも雨の日って本当に視界が悪いし、車を運転している人もこちらを見落としがちなので、対策は万全にしておきましょ!
雨の日に被るハットはツバの硬さが重要!
私が普段愛用しているカリマーベンチレーションクラシックは撥水加工で、突然の雨や小雨には便利なんですけど、本降りの中自転車走行するにはちょっと不向き。
と言うのはツバが柔らかいので、雨の重さで垂れ下がってきてしまい視界が悪くなってしまうんです。
なので、雨の日はツバの硬いハットがおすすめ。
コロンビアのゲッパーブーニーは雨の重さでツバが下がって来ないので便利です。
約7キロ・炎天下・坂道多い(動物園)
いくら電動アシスト付きでも夏に坂道多め7キロは無謀。
公共の交通機関だと、かなり大回りをしなくてはならない動物園に、自転車で行ってみました。
正直言って失敗!次は公共交通機関で行きます!
突如出現した階段、迂回ルートなし、完全に詰んだ!
高速道路と並行して走る国道沿いを走っていると、歩道が途切れ、車道は自転車を走行できない道になってしまいました。
そこで歩道をしばらく進みましたが…
めちゃくちゃ細く、草木がおお生い茂った急な階段が出現。
脇道や迂回ルートは一切なく、戻るとしても暫く戻る感じになります。何ならこのまま家に帰っちゃおうかっていうほど戻るレベル。
実はルート検索の際に「徒歩モード」で検索をしていたのです…
徒歩なら確かに行けるけども!!
こんな獣道、誰が通ってるんだよ!!!
仕方なしに息子を下ろし、夫が自転車を抱えて上まで運ぶという荒業で解決しましたが、息子と2人だったらこれもう動物園断念して帰宅してました。
国道沿いでも道幅が狭く歩道も極狭な場所がりコワイ!
国道だからって舐めてると、いきなりめっちゃ細くなって、歩道も大人1人ようやく通れる程度の道幅…なんていう箇所がありますのでご注意を。
車道の走行が出来ない場合は歩道を走行する事になりますが、向こう側から歩行者が来た時なんてもう頭下げっぱなしですよ。
車道を走れば車に邪魔者扱いされるし、マジデこういう狭い道は自転車の肩身も狭い。
精神的に消耗しました。
電動アシスト付き自転車と言えど、坂道はキツイです
うちの夫軽めのモラなので「えっ俺は電動じゃないけど余裕!そっちは電動なんだし坂道なんてきつくないでしょ?」とか言うタイプなんですけど、そんな勘違いクソ野郎に言いたい。
電動アシスト付き子供乗せ自転車は車体が重いです。
更に子どもも載せていますから、アシスト付きといえども坂道は結構キツイんですよ。
バイクみたいなのと勘違いする人がいますけど、あくまでもアシストっていうだけなので、坂道スイスイというわけにはいかず、アシストをハイにしてギアチェンジして息切れして何とか上る感じになります。
という事はつまり、坂道だらけの道を7キロ走行して動物園に着く頃には脚がヘロヘロ。
動物園の広大な敷地内を子どもの元気に合わせてあちこち行くと、帰宅後、間違いなく夕飯の準備に支障が出るでしょう。
夕飯は買って帰るべし!
約7キロ・春・坂道多い(レジャー施設)
坂道多かったけど春だからそれほど疲れずに済んだ。
これは春の親子遠足ですね。
だから5月。
この日は寒かったです。
親子遠足に行くのに自転車?!…って思いがちですけど、お弁当や水筒など荷物が重い上に、行き帰りで歩くのをぐずりそうな年少年中ぐらいだと自転車の方が楽な場合も。
2つの丘を越え、坂道だらけの街を走行
自宅からその場所までは2つの丘を越える感じです。
一旦下って、上ってそして下って上る、みたいな。
涼しかったからまだマシでしたけど、坂道はやっぱりきついです。
この時の遠足はたまたま雷雨に見舞われ、到着1時間程度で急きょ中止に。
ウォークラリー等のイベントがなく帰宅しましたので、それほど疲れませんでした。
でもこれもし炎天下で、更にウォークラリーあったら死亡してます、間違いなく。
新興住宅地は車道も歩道も綺麗に整備されていて走行しやすい!
今回は、比較的新しい、いわゆる新興住宅地を主に走行するルートだったため、快適でした。
新興住宅地や再開発された場所は、道路も広めで自転車走行レーンもはっきりと設けてある事が多いですね。
初めて自転車で遠出する方は、綺麗に整備された街を選んで行ってみるといいかも。
約10キロ・冬の日・平坦(大きな公園)
冬は寒いけど10キロでもそんなに疲れない。
お次は県道沿いをただひたすらに進む10キロ。
道は平たんです。
10キロも自転車に乗るとお尻が痛いです
平坦だし冬だし、全然問題ない感じなんですが1点だけ。
運転するお母さんも、後ろに乗っているお子さんも、お尻の負担がジワジワ来ますのでご注意を。
実は近所のアサヒで空気を入れてもらいつつ10キロ先の場所に行くって話したら、サドル前方を上に傾けてくれたんです。
サドルの先が少し上を向いていると、長距離走行が楽になるんですって!
あとはクッションをプラスしました。
子ども用と…


大人用。
クッションを付けて、私のお尻もなんとか耐えてくれた感じ。
冬の平坦な道の自転車走行は体力は消耗しないけど寒いには寒いです
我が家は子ども用にリトルキディーズのレインカバーを使っているのですが、子どもはこのカプセルの中にいれば風が防げるため、自転車の防寒対策は特に必要ありません。
Check!リトルキディーズについては別記事「徹底解説!リトルキディーズを実際に使ってわかったデメリットとメリット」に感想などを書いています。
で、問題はお母さん。
私の場合、身体はモンベルのスーパーメリノウールを着用してるのでそれほど寒くないんですけど、パーツが寒い。パーツが。
顔はマスクしておけばどうにかなります。
でも手と耳が寒いです。
ニット帽で耳まで覆い、手は滑らない手袋を着用するか…
こういうのを使うか。


わかりますよ、わかります。
乙女心が抵抗するのは、わかります。
私は手袋を使ってます。
でも毛糸の手袋は風を通して寒いので、風を通さないものを使いましょう。
約13キロ・真夏・坂道多すぎ(病院)
さすがに13キロはやりすぎ。
最後に、子どもを載せない状態で13キロ離れた病院へ行ってみました。
この病院、公共の交通機関だとめちゃくちゃ遠回りなんですよ。
入り組んだ住宅地の中を通るルートは迷いがち
新興住宅地のように広々整備された住宅地ではなく、昔ながらの入り組んだ住宅地は、目印になる建物が地図上に出てこないため迷いやすいです。
更にGPSが多少ずれるだけで、1本道を間違えたりしやすい。
今回は昔ながらの住宅地の中をウネウネと進むルートだったため、方向を見失ってやり直す事が何回もありました。
急な坂は電動自転車で走行できない事も!坂の多いエリアは気を付けて
住宅地の中で自分の現在地を見失いがちなのに、坂道とのコラボレーションでもうクッタクタですよ…
しかも今まで見たことがないような急こう配の坂が出て来ちゃって、自転車で走行できず、押して上る羽目に。
通わなくてはならない場所ではないので、もう行く事もありませんけど、万が一また行くとしても自転車では行きたくないというレベル。
子乗せ電動自転車で何キロ行ける?実体験で距離・天候・荷物の重さ別に検証!さいごに
ではまとめです。
- 真夏の炎天下は5キロでも体力消耗する。
- 坂道はいつ何時もキツイ。アシスト付きでも別にスイスイは行けない。
- 平坦な道なら15キロぐらい行けそう。
- 坂道多い片道13キロを子供乗せない状態で往復した場合のバッテリー残量は30%ぐらい。
- 雨の日はしっかりと準備をしてから出かけよう。
- ルート検索は自転車モードで。なければ徒歩と車ルート両方確認しよう。
以上です。
電動アシスト付き自転車で子どもと出かけられるようになると、めっちゃ楽しいですよ!
ベビーカーの時よりも、色んな場所に行けますし、公共の交通機関のように人目を気にしなくて済むし…
親子で季節折々の風を感じるだけでも幸せだけど、後ろから可愛い歌声が聞こえてくることも…
ぜひ今だけの子ども乗せ自転車ライフを楽しんでくださいね。
この記事があなたの参考になりますように!





