私が【汚部屋の住人になった理由】と【汚部屋を卒業できたきっかけ】を赤裸々に語る
私は汚部屋の住人でした。ある事がきっかけで一気に汚部屋住人の仲間入りを果たし、そしてある事がきっかけで卒業しました。この記事では私のお恥ずかしい体験談をまとめます。
私は元部屋の住人でした。
いやまぁもともとだらしがない性格ではありましたよ?
だから部屋が綺麗だった事はないんだけどw、ある事がきっかけで本当に「汚部屋」の住人になったのです。
汚部屋住人になったきっかけは「前の結婚の失敗」
それまで、ただの片付けられない女だった私が、本格的な汚部屋住人になったのは、前の結婚が失敗し別居生活1年を経て離婚が成立してから。
不思議なもので、別居生活1年の間はとてもきれいに過ごしていたんですよね。
なぜ別居してから汚部屋住人になったのではなく離婚が成立してから汚部屋住人になったのかは、別居の理由や離婚までの経緯をまずお話ししなくてはならない。
変な自己啓発セミナーにはまり夫婦関係が悪化
結婚4年目ぐらいかの頃ですかね。
前夫が変な経営者自己啓発セミナーのようなものにはまり出してから夫婦仲が悪化したんですw
今じゃ笑っちゃうんだけど、毎晩、夢や希望を熱く語る事を強要するようになったし、なんかどういう意味があるのかわからないけど休日にスーツで過ごすとか言い出して。
己を高めるためには相応の場所に行かなくてはならないとか言い出しちゃって、値段のない寿司屋や高いお店ばかりに行くようになった(スーツで)。
私はそういう場所は疲れるのであまり好きではないのに、前夫が休みの日には強引に連れ出され、めちゃくちゃ疲れる休日を過ごしていたし、
仕事の日の夜は夜で、夢や目標について図にして語られたりとかして本気で休まる時がなくなっちゃったんです。
一緒にいる意味を見出せず別居へ
私は、前夫が自己啓発セミナーで学んで?きたことを、毎晩私に語り聞かせるその姿を見て、気持ち悪いなって思うようになったし、
前夫は前夫でどんどん自己啓発セミナーにはまっていって、ますます話が通じなくなっていく感じだったんですね。
まぁいろいろあって、子どももいなかったので鎹もなく、修復できずに別居する事になりました。
やっと安心して暮らせる、と思ったけど
離婚前提で別居をスタートした私と、修復前提で別居をオッケーした前夫、当たり前だけどものすごく揉めました。
本気で全然話が通じなかったんですね。
「あなたの考えにはついていけない、家庭で安らげないから離婚をしたい」と言えば「まずは握手をしよう(超笑顔)」みたいなことからもう通じない。(ほんとに前はそんな人ではなかった)
そう思えば、毎晩元夫の執拗な修復希望とモラハラメールが交互に来る感じで、別に暮らしていても全く安らげず、すっかり精神を病んでしまったんです。
部屋の状態は心の状態、時差で訪れた汚部屋化
その後前夫と何度も何度も話し合いをして、もういよいよ調停かなという段階で、やっと前夫が離婚に応じてくれました。
さぁこれから新しい生活がスタートする。
バツイチだという事は全く気にはしていなかったし、そもそもそれ以前もそれほど胸を張れるような人生ではなかったし、なんとなく自分が結婚向きではない事はわかっていたし、
むしろ晴れ晴れしい気持ちしかなかったはずなんです。
でも今だからわかるんですけど、
- 自己肯定感が低かった。
- 自分を演じているので、自宅では廃人になっていた。
これがじわじわ効いてきて汚部屋になっていった感じでしょうか。
汚部屋の前段階で、白いシーツにうっすらついた汚れを、何回も何回もごしごしごしごし洗ったりしていたので、やっぱ病んでたんですよね。
自己肯定感が低くなって、汚部屋こそ自分にふさわしい気になっていた
普通に考えて超汚い部屋で暮らすのは普通じゃないですよね。
なのに、汚部屋であることを何とも思わないというか、自己肯定感が低くなると、汚くても不潔でも散らかっていても何も感じなくなるというか。
逆に新築の日当たりの良い庭のある綺麗な家に自分がいる事の方が想像つかないほどに、自己肯定感が低下していたっていうんですかね。
毎晩毎晩、前夫に「何の目標も持たずに生きているなんて価値のない人間だ」と語られた事が、じんわりと効いてしまい、汚部屋こそ自分にふさわしいみたいな気分になっていました。
あの部屋は…
そうですね、当時の私が思う私自身私そのものだったのだと、そう思います。
自分を偽って生きているので自宅では廃人に
それでもやっぱり外では自分を華やかに見せたいという気持ちは残っていて、汚い部屋でメイクをし、髪をセットして洋服を選び、疲れるだけのハイヒールを履き外の世界に出ていきました。
外でも楽しく華やかに過ごし、帰宅する頃には抜け殻。
疲れ果てるを通り越して、本当に動けない程消耗して一日を終えていました。
自分の暮らす住まいを居心地の良い物に保つという考えはみじんもなくて、
自暴自棄に、刹那的に面白おかしく生きて、健全に生きる事を放棄してしまったんです。
汚部屋で孤独死をする自分が、当たり前に思い浮かぶ人生だった
あの時の私は、この汚部屋で孤独死をする自分が当たり前に用に思い浮かぶ人生でした。
このまま、外面だけを取り繕い、自暴自棄に刹那的に面白おかしく生きて、誰と添い遂げる事もなく生きていくんだろうなと当たり前に思っていたんです。
いったん打ち砕かれてしまった自己肯定感はちょっとやそっとでは取り戻せるものではなく、
- 汚部屋の住人
- バツイチ
- とりえも資格もない
- 30代半ば
こんな私を誰かが引き受けてくれるとは全く思っていなかったし、だから私も無責任っぽい相手を選んでお付き合いをしていたんですね。
例えば暴力をふるう人やヒモ男のような、私が傷付けられるような人と付き合った事は一切なかったけど、もう本当に酷かった。
このまま好きに楽しい事だけをして、苦労もせずに死んでいくんだろう、最期は孤独死かもなって笑っている反面、不安感がぼやーっと付き纏っている生活。
汚部屋住人を脱出したきっかけは、子ども
そんな私が汚部屋住人を脱出するきっかけになったのは「子ども」です。
今の夫と出会って付き合う事になり、年齢も年齢だから結婚を、結婚をするなら子どもが欲しい、ととんとん拍子に人生が進んで行き、
そして息子を身ごもり歓喜していた矢先、心拍確認前に大出血を起こしたんですね。
溢れ出る出血を止めようとしながら、『もうだめだ』確かにそう思いました。
もうだめなんだ、一瞬お母さんになる夢を見たけどきっともうだめだ、こんな出血、大人がしたって命にかかわるぐらいだ。
今までの自堕落な生活のツケが回って来たんだ
私は、自暴自棄に刹那的に面白おかしく生きてしまった事をものすごく後悔しました。
身体に良くない生活を送っていたのが悪かったのかもしれない、私がもっと自分を大切にしていたらこんな事にならなかったのかもしれない、
私のせいでお腹の中の小さな命が消えてしまう!!と思った時に(実際は母体のせいとも限らないけど当時はそう思ったので)、自分を正そう、そう思ったんです。
私が【汚部屋の住人になった理由】と【汚部屋を卒業できたきっかけ】を赤裸々に語る、さいごに
私が汚部屋の住人になった理由を汚部屋を卒業できたきっかけをお話ししました。
実際に卒業してみて今思うのは「汚部屋を卒業する方法」みたいな記事ってほんとに適当な事ばっか書いてるな~という事ですね。
別記事「【汚部屋を脱出した主婦】何からどうしたら片付けできる?実体験でアドバイス」で、汚部屋を脱出した私が、どうやって汚部屋を脱出したのかをお話ししています。
合わせてお読みくださいね。