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ひがしむき
子ども苦手でだらしがない(元汚部屋住人)、高齢母でママ友いない、誇れるものが何もない、子どもを産んでちゃんとした人生を歩み始めた、そんな主婦です。

過去ワンオペでぼっちママで余裕がなかった私が知りたかった【お母さんがちょい楽になる】子育てや暮らしの情報を発信しています。

切迫早産体験談|私が本当に辛かったのは夫・義母・実母に理解されないこと|自分を責めないで

【切迫早産体験談】夫・義母・実母に理解されなくても自分を責めないで

当サイトは順次引っ越し中です。読みやすく加筆修正し、新サイトFemtioとして生まれ変わります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。(管理人)

切迫早産で私が辛かった事をまとめます。夫・義母・実母に理解されない事がしんどかったけど、この記事をお読みの奥さんは、絶対に自分を責めないで欲しいです。

私は息子がお腹にいる時、切迫早産で緊急入院になりました。

緊急入院になった当初は『なぜこんなことになってしまったのだろう』という気持ちで自分を責めました。

自分だって切迫早産になって初めて切迫早産がどういう状態なのかを知ったのだから、周囲の人たちはもっと理解がなくて当然。

でもパートナーである夫までも理解してくれない。
同じ女性である義母や実母でさえ、理解してくれない。

以前、世の夫の切迫早産に対する無理解を嘆き書き殴ったんですけど、

今回は私の実体験を、切迫流産や切迫早産で命を守るプレッシャーに押しつぶされそうなママに向けて書きます

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切迫早産が身内にもなかなか理解されない

切迫早産の何が辛いかって、主に次の通り。

  • 身体は比較的元気なのに動けない
  • 周囲の切迫早産に対する理解がない
  • 命を守るプレッシャーが重すぎる

子宮だけの問題(とはいえ、痛いとか苦しいとかもない場合が多い)なので、身体は元気な場合が殆ど。

元気そうな私達を見て周りは「寝ているだけだから楽でしょう?」と簡単に言います

でも、自分が安静にしていなかったらお腹の中の子が未熟児や超未熟児で産まれてしまうかもしれないというプレッシャーは、二度と経験したくない程の辛さ

自分の選択が一歩間違えたら。

破水したら。
陣痛が始まってしまったら。

そう不安に感じながら過ごす妊娠生活に、楽しさは一切ありません。

旦那が理解してくれない、寝ているとイライラした様子を見せる

当時の夫は私の切迫早産に無理解でした。
どちらかと言うと、昭和の努力や苦労や気合が好きなタイプなので、

妊娠出産なんてみんなが当たり前に出来る事でしょ?ちょっと大袈裟すぎない?

と言って憚らない人だったんです。

そんな人となぜ離婚しないのかというご意見はちょっとどっかに置いておく。それはまた別の問題なのでここでは割愛させていただきますね。


切迫早産で自宅安静を言い渡されると、ソファーで横になっていなくてはなりませんよね。

暇だからテレビを観たりスマホを観たりするんですけど、それが夫にはまさに「ごろごろ寝ながらテレビを観るぐうたら嫁」に映るのです。

夫が私を見る目はそれはもう酷い物でした。
軽蔑したような目だったな。

口に出さずともイライラしてため息をつかれたことすらあります

そんな視線に耐えられず、ダメだとわかっていても家事をしました

寝ていなくてはいけないのに、ゴミ捨てに行ったこともあります。

義母や実母、子育てを終えた女性までも切迫早産を知らない

次に、姑の無理解も地味に辛かったです。

私が入院したのは2月なのですが、その直前の年末年始に「年末に帰省しないなんて!」というような話を夫と電話で話していたのを横で聞いていたんです。

夫の実家は雪深い地方なので、切迫早産でなくても妊娠中に行って雪に慣れない私が万が一転倒でもしたらどうするの?って感じなんですけど、

何ていうか夫や義母にしてみたら雪深い環境は当たり前の事なので、相容れないんですよ。

結局、私の妹の後押しもあって、帰省に関してはムリだから無視!…を貫き通して何とか回避できたんです。

「お腹の中の赤ちゃんを守ることができるのはお姉ちゃんだけ」という妹の言葉で目が覚めたというか。

これがあって我が家は、混雑する年末年始やお盆にわざわざ帰省しないという暗黙のルールができたようなものなので、まぁ結果オーライといえばそうなんですけどね。

さて敵は夫と姑だけではありません。
周囲にいる育児の先輩も敵でした。

大抵このパターン。

食生活や生活習慣が悪かったのよー!

寝ているだけだからいいわね今の妊婦さんは。昔は妊娠してても何十キロもある米を運んだものよ!

育児の先輩の声というのは、さも正論のようで私に突き刺さります。

母でさえ切迫早産が何なのかを理解してはいず、私の身体を心配してくれてはいるものの、赤ちゃんの命が今にも消えてしまうかのような騒ぎように、私まで益々不安になったものです。

旦那が家事を手伝ってくれない、飲み会や遊びに行ってしまう

我が家の夫は家事を率先してくれるタイプですが、世の中のご主人の中には妻が切迫早産になって安静を言い渡されていてもなお【家事を手伝ってくれない】人がいます。

更に家事をしてはならない妻がいるのに、飲み会に行ってしまったり遊びに行ってしまうという人も未だに多くいるのですよね。

切迫早産の妻というのは、起き上がって自立歩行できない人と同じなんです。

本来は自分で食事の準備も出来ませんし、ゴミ出しも洗濯もできません。
何とかトイレに行ける程度。

なのに元気な様子だからとあまり真剣に向き合ってもらえないのです。

切迫早産で精神状態の限界、疲れた…

切迫早産の辛さは動けない事ではなく周囲の無理解ですよね。


家にいても気を紛らわすような事はできませんし、今心臓が動いているのかすら疑心暗鬼になってしまって本当に辛い毎日です。

更に自分が生涯の伴侶に選んだ夫の冷たい目、それに耐えられず動いてしまった自分への自己嫌悪、誰からも理解されない孤独感で、精神状態は限界に。

切迫早産は貴女のせいじゃない

妊娠初期の心拍確認前に滝のような大量出血を起こして以来、切迫流産で安静指示されそのまま切迫早産でウテメリン錠内服の自宅安静と、安定期のない妊娠生活でしたが、

私は30w4dで緊急入院となりました。

その日は夫の仕事の都合で初めて一人で検診を受けに行ったのですが、何と子宮頸管が1cmしかなく、そのまま車椅子で病室へ連れていかれました。

自分が切迫早産で状況はあまり良くないと知っていたものの、まさか入院になるとは。

しかも起き上がる事も許されず、ベッドで横になるとすぐに点滴の針を刺され、緊急連絡先についての確認などを次から次へと看護師さんが行い、その勢いに圧倒された私の心の中は、

(そんなに私、酷い状態なの…?)

でした。

涙が止まらず泣く私に、点滴からウテメリンを投与するために来た看護師さんが言った言葉を、私は一生忘れないと思います。

自分を責めないで。ここは病院だから、もう大丈夫よ!

この時完全に自分を責めていた私は、看護師さんのこの言葉に本気でびっくりしてしまって、「えっ!私のせいじゃないんですか?!」みたいな、今思えば頓珍漢な返事をしてしまいました。

もし私がもっと安静にしていたら。
私がもっと早くに気付いていれば。

あの時座ってテレビを観ていたのがいけなかったのかもしれない。

私が今日、電車で病院に来なければ…
そもそも高齢妊婦だからいけないんだ。
若い頃に自分をいたわってあげなかったツケが回ってきたんだ…

そんな想いが頭の中をぐるぐる巡っていた私に、看護師さんは「もう大丈夫」と言ったのです。
その言葉で私がどれだけ救われたか。

だから私も今切迫早産で辛い思いをしているお母さんに言います。

切迫早産で自分を責めないで下さい。

こんな言い方しちゃダメなのかも知れないけど、どれだけ健全健康で赤ちゃん最優先の生活を送っていたとしても、切迫早産になる時はなるし、ならない時はならないんです。

原因はいろいろとあるけれど、あなたのせいではないんです。

切迫早産の入院生活はストレスじゃない!むしろ入院していた方が精神的にも楽!

実際に2ヶ月弱入院してみて感じたメリットはこれだけあります。

  • 毎日赤ちゃんの心音が聴ける。
  • 上げ膳据え膳だしうまくいけば痩せられる(コソコソ隠れて間食しなければ)
  • 週に何度かNSTを受ける事ができるので、家にいるより断然安心。
  • 看護師さん助産師さんがけっこう悩みを聞いてくれる。
  • 夫の視線やため息・愚痴を聞かずに穏やかな気持ちで過ごせる。
  • 安心して思う存分身体を休めることができる。
  • 赤ちゃんの命をひとりで守るプレッシャーから解放される。
  • 看護師さん助産師さんと顔見知りになれるから、出産の時心強いし楽しい。

もしも私が切迫早産で苦しんでいた過去の自分に会えるなら「早く入院した方が楽」だと伝えたいです。

入院生活辛いのは最初の数日

入院生活が辛いのは最初の数日ですね。
こうなってしまった後悔とか、一気に生活が変わってしまう不安とかで辛いです。

我が家は私が飼っていた猫を連れての結婚でしたし、小さな頃に怖い思いをした保護猫を引き取りましたので、夫が猫と2人きりでうまくやっていけるかも不安でした。

でも毎日看護師さんや助産師さんと接しているうちにそんな不安よりも心強さが勝ち、入院して1週間経つ頃には不安もすっかりありませんでした

切迫早産入院中の暇つぶし

唯一苦労したのは暇つぶしです。
座る事も出来ませんので本は重さが辛くなってきます。

何冊か本を買ってきてもらったのですが、入院生活も長くなると筋力が衰えるので結局スマホで電子コミックや電子辞書を読み漁る日々でした。


eBookJapanは無料で読める作品が多く、ライトノベルや小説、ビジネス書や実用書まで幅広く読むことが出来るので重宝しました。

無料で見られるものが多いので、ご自宅で安静にしていなくてはならない方にもおすすめです。