息子の七五三に、ネット宅配レンタル着物を借りて自分で袴着物の着付けをしました!
まぁ正直言って、「私に着付けできるの?」と着せ終えるまで不安だったのですが、何とかなりました。
男児の場合、七五三は5歳の1回だけというご家庭も多いですよね。
1度きりのこの機会に失敗したらどうしよう、着せられなかったらどうしようと心配な奥さまのために、わたくしが【実体験】でお話しします!
ちなみに着物の知識がない状態で着付けをしましたので、痛恨のミスを2つ犯してしまったんです…
その失敗談もふまえて、このような事をまとめました。
- 着付けで参考にした動画。
- 着付けは本当に簡単に出来るのか。
- 私の失敗談から学ぶ、着付けで気を付けた方が良い事やコツ。
- 着付けの所要時間。
お子さんの七五三が素晴らしいものになりますように、この記事がお役に立てますと幸いです。
着物のレンタルに関しては別記事に詳しくまとめました。
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男の子の七五三、自分で着付ける際に1番参考になった動画
事前に「これ参考になるよ~」と評判だった動画を見ても分かりづらかったため、当日慌てて探し出して1番分かりやすかった動画がこれ。
着物クリーニングまるやまさんの動画が分かりやすいです。
レンタル着物の中に紙の着付けマニュアルが入っていたら、平行して確認しながら着付けをして下さいね。
紙だけだとどうしても分かりづらいですが、動画だと大事なところを見逃してしまう事もあるので、両方で確認すると良いですよ。
静止画で1番分かりやすかったのがこちらのサイト。
[sanko href=”https://www.dolce-jp.net/get_it/boy_kimono.html” title=”七五三男児羽織袴の着付け” site=”着物着付け特集-Dolce”]
[list class=”list-raw”]
- 襦袢・着物の着方
- 帯の結び方
- 袴の履き方
- 羽織と仕上げ
[/list]
…に分けて画像付きで詳しく説明してくれていますので、めちゃくちゃ分かりやすいです。
ぜひ参考にどうぞ。
男の子の七五三、着物・袴の着付け未経験の素人でも本当に簡単に出来るの?
今回、息子の着物と袴の着付けを経験してみた率直な感想は…
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まぁまぁ難しい!
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ぶつけ本番だったので思ったよりパニックになりました…
今思えば、予め「構成」や「手順」や「パーツ」さえ理解しておけばそんなにパニックになる事もなかったなと思います。
男の子の場合、①着物を着せる②袴を履かせる③羽織を着せるの3ステップ
知っている人は知っている当たり前の事なのかも知れないんですけど、男の子も基本的にはまず着物を着るんですよ。
その上で袴を履かせて、最後に羽織を着せるという流れ。
これを知っておくだけでも全然違います。
私自身は着物の着付けは出来ませんけど、自分の浴衣の着付けは出来るんです。(もちろんちゃんとした着方ですよ)
後からよくよく考えてみたら、着物の着付けに関しては帯の締め方も女性の浴衣とほぼ一緒。

お母さんが自分で浴衣を着られるなら、難しく考えずに着物は普通に着せれば大丈夫です。
もし浴衣の着付けも全くしたことがないという方は、せっかくだからこの機会に浴衣の着付けを覚えておくと便利ですよ。
着物をしっかりと着せたら、次は帯に袴を固定して履かせます。
我が家でレンタルしたハイクラス着物ネットレンタル専門店【Kimono Shop】の荷物の中に入っていた着付けマニュアルはこんな感じ。

袴も袴でちょっとコツがいります。
でもこれも1回練習してしまえば、そう難しい事ではありません。
私の場合、ぶつけ本番という無謀な事をしてしまったのと、老眼でこの着付けマニュアルが良く見えなかった事で軽いパニックになりましたので、奥さまにはぜひ前日に1回、練習しておくことをお勧めします。
その時いた中で、唯一男児(夫)を育てた事のある義母は袴の紐を適当にぐちゃぐちゃ巻くし…母は口出しばかりで…あてになるのはやっぱりお年寄りより動画かな!
着付けマニュアルには書いていない事も…小物の位置は事前に確認!
着付けを終えて待ち受けていたのが、小物の位置が全く分からないという緊急事態でした。
一通り着付けし終えると、
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- お守り
- 懐剣
- 白扇
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これらが残るんですよ。
でも着付けマニュアルには「お守り・懐剣・白扇をつけて完成です」しか書いてないし…
右なのか左なのかすら、わからない…
なので、とても参考になるサイトを見付けておきました!
男の子の着付けを自分でする際、気を付けた方が良い事と注意点
それでは私が「やっちまった」失敗談を奥さまにお伝えしますね。
それは次の2点。
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- ほどく必要のない「羽織紐」を解いてしまい、元に戻せなくなった。
- 袴に付けるサスペンダーがきつく、お参りしてる間に袴がずり上がってきてしまった。
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以上です。
ここをお読みの奥さまにはぜひ気を付けていただきたい!
着付けの際、解く必要のない羽織紐を解いてしまい、元に戻せなくなった

上の画像の真ん中のポワポワ、これが羽織紐です。
小物が入っている袋に、こんな感じで入っていました。

人間って愚かなものですね…
巻いてあると、解きたくなる。
何のためらいもなく、解きましたよ、ええ。
うーーん…
今思えば巻いてある紙に、注意書きみたいのが書いてあったのかも知れない。
でもパッと見た時、注意書きみたいなものが目に入らなかったため全く気付きませんでした…
で、後から気付いたのがこちら。

oh…
結び方がわからず困惑している私に義母が「上に向けて結ぶんだよ」とアドバイスしてくれましたが、絹の羽織に金具がグサッと刺さらないように羽織紐を装着する事で必死のあまり、羽織紐は適当になってしまいました…
もしも羽織紐を間違って解いてしまった場合は、こちらの動画の【二重結び】を参考にしてみてくださいね。
袴に付けるサスペンダーがきつく、お参りしてる間に袴がずり上がってきてしまった
サスペンダーの役割は、袴がずり落ちてこないようにするため。
でも我が家の場合、このサスペンダーをきちんと調節せず、送られてきた状態のままで装着してしまったがために…
お参りの最中に袴がずり上がり、袴の裾から着物が見えてしまうと言う残念な事態に!
お参りの途中で裾から着物が見えてしまっている事に義母が気付き、着物が着崩れしたのではと袴の中でたくし上げてくれたのですが、また裾から着物がコンニチハ。
本当にお参りの最後の最後で、サスペンダーがきつすぎる事に気付いたのです!
こちらが袴がずり上がってしまっている状態。

そして最後の最後で気付いてサスペンダーを緩めた状態。

カメラマンさんがもう片付けるかどうかという時間だったので、慌てて緩めた事もあり、まだ若干裾からコンニチハしていますけど…まぁこの程度なら、ね!!
私自身はこういう失敗も良い思い出!と割り切ってしまうタイプですが、奥さんにはぜひ、サスペンダー調整を忘れないでいただきたい。
サスペンダーは袴がずり落ちてこない程度に程よく緩くつけておくことをお勧めします。
男の子の着付けにかかった所要時間はぶつけ本番で約30分
当日のスケジュールで気になるのが、着付けにどの程度の時間がかかるかですよね。
私の場合はぶつけ本番、自分で浴衣を着る事が出来る程度の知識がある状態で約30分かかりました。
途中、特に袴の履かせ方というか、紐を固定して前で十字にするのに手間取って慌てて動画を探した事と、羽織紐をほどいてしまった事などでかなり時間を取られてしまいました。
もし前日に1回でも練習しておいたなら、スムーズにいけば15分程度で着付けられたのではないかと思います。
お子さんの状態にも寄りますけど、途中のアクシデントも考えるとやはり少なくとも30分は時間を取っておいた方が良いでしょう。
七五三の男の子の着付けを自分でした体験談と感想【写真あり】失敗談も紹介まとめ
それではまとめです。
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- 着付けに要する時間は30分は取っておくべし!
- 男児の着付けは、「着物」「袴」「羽織」の3ステップ。
- 着物の着付けは女性の浴衣とほぼ同じ。
- 袴は固定するのに少しコツが必要。前日に練習した方が安心かも。
- 小物の位置を事前に調べておくべし!
- ぐるぐる巻いてある紐は羽織紐の可能性大。むやみに解かない!
- サスペンダーの調整は必ずしよう。
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以上です。
プロに頼めば間違いなく綺麗に着付けてもらえると思いますが、一生に一度の七五三、自分自身で息子に着付けをしたという思い出は、何物にも代えがたいものです。
ハプニングも、時が経てば良い思い出。

奥さんもぜひ、チャレンジしてみて下さいね!
素敵な七五三になりますように!