子連れ旅行で気になるのが、子どもの食事あり・なしどちらを選択すべきかということ。幼児の間は食べる時もあったり食べなかったり食欲にムラが。子連れ旅をしてきた我が家が出した結論を解説。
子どもとの旅行って、予約の段階で食事あり・なしと布団あり・なしを選ぶじゃないですか。
私たち親からすると、
いつも旅行で変な時間におやつ食べちゃって夕飯食べないから食事なしでもいいかなぁ…
って気がしなくもないし…旅費が少しでも安く済むのなら、いっそのこと食事なしでもいっかな~なんて思ったり。
我が家はもともと食事あり・布団なしで予約をしていたんです。
食事は残してしまう事もあるにせよ、親の分を取り分けるのも面倒だし、自分のための食事が用意されていると子どもも喜びますからね。
でもあまりに残してしまう事が多くて、勿体ないなぁという気持ちから、5歳頃の時に「食事なし・布団なし」で予約してみたんです。
もくじ
結論「お子さまランチ食べられる頃なら食事だけはつけるべし」
長ったらしく引っ張るのもアレなんで実体験に基づく結論を言いますと、
食事なしって結構めんどうですよ…
面倒だと思う理由は次のとおり。
- 親がいちいち取り分けしないとならない。
- 食べたいものが子どもに全部食べられちゃう可能性もあるし。
- ちょっと肩身が狭い。
子どもの食事を頼んでいないとなると、何をするにもこちらが「お願い」しなくてはならなくなるのは間違いない。
もちろん宿の方はそんな差は態度に出しませんよ?でもこちらの気分の問題で、子供用の食器1つ取っても、借りる感じになっちゃう。
もうそうするとね、ママが全然休めないわけ。
大人と違って子供の方がイレギュラーな事が発生しやすいですよね。
こぼしちゃうとか、汚しちゃうとか。
そんな時のためにも、多少無理しても食事ありにしておいた方が親の気持ち的に楽。
お子さまランチが食べられる年齢を目安に、食事ありにすることをお勧めします。
でも「お子さまランチが食べられる年齢」ってずいぶんアバウトじゃない?そう思った奥さん。
ですよね、ですよね。
ただ、お子さまランチを食べさせる年齢って人それぞれではありませんか?
1歳代から大人の取り分けでは追い付かない量を食べる子。
塩分などを気にしてお子さまランチは3歳頃まで食べさせたくないお母さん。
お子さまランチを頼んでも完食は出来ないけど、子どもが喜ぶから注文する親御さん。
色んな考えがありますので、まずは「お子さまランチを食べられるなら」という目安にしました。
ちなみに「お子さまランチ」はおよそ3歳程度のお子さんを基準にして作られている事が多いそうですよ。
あまりに食事を残してしまうので【食事なし・布団なし】にしたら…
例えば息子の場合、普段はしっかりと食事をとる方で、宿の食事時間と同じ時間帯に食事を取っています。
でも旅行という特別な場なので、昼食が早まったりずれ込んでしまったりすると、夕飯に差支えが出ます。
例えばこんな感じ。
- STEP
7時、出発当日の朝食を軽めに摂る
これから車で移動という事や、生ごみを出したくないなどの理由で少なめの朝食になりがち。
- STEP
10時30分、途中で軽食を摂る
途中のインターで食べるラーメンが美味しすぎて、ちょっとのつもりが結構食べちゃう。
- STEP
14時、軽食を摂ったため昼食が遅めになる
道中でジュースなどを飲んでいると更に昼食が進まない。
- STEP
16時30分、遅いおやつ
夕飯までは待てないので、遅いおやつで腹を満たす。
- STEP
18時、宿で夕食
おやつが遅かったので殆ど食べられない。
こんな事が往々にしてあるので、夕飯は殆ど食べないんですよね…
いや、じゃぁ昼食やおやつをいつも通りの時間にずらせばよくない?って、そういうのは今回ナシでお願いしたい。
楽しい旅行なんだし。
我が家は息子の旅行デビュー自体が2歳代と遅かったため、最初から添い寝で食事ありの宿泊をしていたのですが…
さすがに何回も残されてしまうと、逆に宿の方に申し訳ないような気持になってしまう事が多々あったんです。
きっかけは5歳4ヶ月・夏の旅行
実は息子にとって初めての海水浴となった5歳4ヶ月の夏旅行。
海が楽しくてテンション上がりっぱなしの息子と、それに付き合いがっつり運転した夫、相当体力を消耗したため宿に到着してすぐオヤツを食べずにはいられなかったんです。
この時は食事の豪華さで有名な民宿に宿泊。
鯛のお刺身プランで、美味しい鯛がたーーっぷり出されました。
ボク、お子さまランチもいいけどおさかなとかお刺身が食べたいんだよね☆
これからはパパとママと同じごはんにして!
豪華なお子さまランチを目の前に息子が言い放ったんですよ。。。
以前から、お子さまメニューが好きな夫と大人メニューが好きな息子がおかずの交換をする事はありましたが、まさかこうも断言されてしまうとは…
しかもこの時は海水浴で変な時間におやつを食べてしまった夫が、お子さまランチまで間食できないという事態に陥り。
せっかく本当にたくさんの食事を用意してくださったというのに、残してしまったんです。
(こんなに残すと失礼だし、子供は食事なしにして大人の食事を食べきった方がいいのかも・・・)
そう考えるようになりました。
初めて食事なしにしてみた5歳半・秋の旅行
前回の夏の旅行で、息子がお子さまランチ的な物を好まなくなってきた事を知り、今回は1泊だけ「布団なし・食事なし」にしてみました。
私たち親の料理をグレードアップしたので、とりわけで何とかなるかなって思ったんです。
お刺身が好きな息子は、お刺身がそこまで好きではない夫の分を取り分けてもらい満足していましたが…
たとえば、大人のご飯はお替り自由で、宿の方は「お子さまの分のご飯もお替りしてくださいね」と声を掛けてはくれますが、正直…
頼みづらい…
息子に白米しか食べさせず自分たちは贅沢をしている親、みたいで超絶居心地悪い…
それに大人の食事しか頼んでいない場合、大人ペースで配膳されるじゃないですか。
お子さまランチって最初に全部配膳してくれるでしょ?
最初にお子さまランチが出るから、場が持つっていうか…
あれがない状態で、ちんまりちんまり出されたものを、ちんまりちんまり取り分けている感じだと、子どもが飽きちゃう!
ねーまだー?次のご飯なに?
常に真横で言われてごらんなさい。
絶対激しく後悔しますから。
更にそれだけじゃ終わりませんよ。
料理が来て取り分けようとしたら次は…
えっそれ何?僕が食べられるやつ?
美味しいの?
あれ?これ僕の嫌いなやつ入ってるじゃん!
何で僕の嫌いなやつくれるの?
…などのように、延々と寛ぐことは出来ません。
しかも、夕飯の時も朝食の時も「あれ?ボクのご飯、ないの?」と言われちゃってますます居心地悪かったです。
夕食は量も多いから取り分けたとしても問題は朝食。
朝食が、思いのほか取り分けるの結構難しいんです!!!!
すっごいめんどくさい。
あの時は戸田温泉 ときわやさんで高足ガニを食べる贅沢をしてきたんですよ!!!
なのに正直…
息子の「まだー?ねえまだー?僕のご飯はー?」攻撃のおかげで、半分ぐらい記憶が吹き飛んでます。
子供連れ旅行で「食事あり」は何歳からがいい?宿泊施設で決まりがない場合の上手な選択はのまとめ
ではまとめです。
子どもを【食事あり】にした方がいい理由は次の通り。
- 宿の人にいちいち頼みづらいしお願いするのも煩わしい。
- お子さまランチがないと「まだ?まだ?」うるさい。
- 取り分けると見たこともない料理に警戒して質問攻めが加速して落ち着かない。
- 親子の好物がかぶってしまった場合、つらい。
では、何歳頃から【食事あり】にすべきかと言うと…
- お子さまランチが食べられるころ。
- お子さまランチ出しとけばとりあえず注目してくれるころ。
- お子さまランチは3歳を想定して作っている事が多いからその前後から。
このような感じです。
みなさんの快適な子供連れ旅行の参考になりますように!