デキ婚の離婚率が高い理由が当事者だからこそわかる!授かり婚・おめでた婚の真実と本音

デキ婚して8年になる筆者が、デキ婚がなぜ離婚率が高いのか、その理由と、結婚8年にして今どう感じているかを語ります。
私自身はたとえば今、顔見知りのママがデキ婚だと知っても「あぁそうなんだ」としか思わないし、世間の人がデキ婚かどうかなんて興味はないので、肯定も否定もありません。
ただ、デキ婚経験者ではありますが、正直言ってよく8年持ったな…と思うこともしばしば。
経験者であるのに、「デキ婚は離婚率が高い」と言われる理由が納得できます。きっぱり。
デキ婚も悪くないよ!メリットあるよ!アリかナシかで言ったらアリ中のアリ♡
…とか言ってる編集部~~~!
真実追って~~~!!!もっと掘り下げて~~~!!!!
センシティブな問題なので、あくまでも「この人の場合こうだったんだな」という前提&私は妻の立場なのでその辺ご了承いただきお読みいただけますと幸いです。
デキ婚の離婚率が高いのは、いきなり「父と母」という立場から結婚生活がスタートするから
デキ婚は、まぁ当たり前といえば当たり前なんですけど、いきなり「父と母」という立場から結婚生活がスタートします。
これ、どういう事かというとこういうこと。
- ふたりの絆が出来上がる前に人生の中の1位か2位を争う超難問にぶち当たる可能性が高い。
- パートナーの事をよく知らない(我が家の場合)から、嘘だろ?!と感じる事もある。
- 恋人時代の甘い思い出が乏しい。
育児や子育てなんて、今まで何年も付き合ってきてお互いを理解しあっている間柄でさえ衝突しがちなのに…デキ婚はまだ夫の事をよく知らなかったりする状態で突如、人生の難題を乗り越えていかなくてはならないということなんです。
夫婦の絆が出来上がる前に人生の中の1位2位を争う難問にぶち当たる
妊娠出産育児って、本気で人生の中で1位2位を争う超難問が立ちはだかりますからね。
妻の立場からすれば、自分の体調やお腹の中の命のことで精いっぱいで夫の事なんてかまってられないし、
夫の立場からすれば、まだまだイチャコラしたい時期なのに、妻と思うようにコミュニケーションが図れない…
なんてことで、結婚当初からいきなり関係がギスギスしだすこともある(我が家です)。
そんなギスギスした空気の中、義実家(我が家の場合は義母だけだったけど)がグイグイ来ますね。ね?
あぁそうだった…結婚ってさ、2人だけの問題じゃないんだった…そんな事を感じる瞬間…
デキ婚の場合、夫と妻としての「夫婦の絆」がない状態で、出産に義母を立ち会わせたいとか産後の手伝いを誰に来てもらうだとか、産後すぐに見舞いに来る来ないだとか、
生まれたばかりの赤ちゃんを車に数時間乗せて真夏に義実家に帰省させたいだとかなんだとかかんだとか、そういう事で意見が食い違ったりするわけです。
そうそう、我が家の場合はチャイルドシートに乗せる乗せないも揉めたし、歯磨きの事でも揉めたし箸の共有でも揉めたしライフジャケットの事でも揉めたし、揉めた記憶しかない。ほんと8年よくやって来れたと思う。
もう1度言いますけども、これ、夫婦としての絆が全くない状態でいきなりドドドドドドドドドっとやってきますからね…
パートナーの事をよく知らないうちに父と母になるので、「嘘だろ?!」という事がよくある
デキ婚でも、長年お付き合いをしていた人たちは別ですけど、デキ婚ってスピード婚が割と多いと思うのでその前提でお話ししますと、
パートナーの事をよく知らない状態で父と母になるので、ぶっちゃけ「嘘だろ?!」って事もしばしばあります。
我が家の場合は先ほどお話ししたとおり、チャイルドシートの事とかライフジャケットの事とか、そういう事は大げさで必要がないと考えている一族(大袈裟に言う)だという事が結婚後にわかって、本当に大変でした。
夫の故郷へ行けば私は「神経質な嫁」ですよ。ハハッ
義妹も義母も、チャイルドシートなんて使ってないし、助手席で赤ちゃん抱っこしてるし。
あとは家族観の違いですかね。
うちはどちらかといえばドライな感じというか、親も私たちの手助けができる状況でもなかったし、個々がそれぞれなんとかやってよね!その代わり親の事は気にしないでいいからさ!みたいな感じなので、
夫からすると家族関係が希薄で薄情に感じただろうし、私にすると事あるごとに義母のことばかり考えている夫の事を憎く思ったことさえあります。
こんな感じで相容れない部分が後からわかったりするので、結婚をして出産をして子育てをしながら夫婦としての絆を深めていく…のが、難しい場合もあるんじゃないかなと思う。
新婚時代の甘い思い出が乏しい
何か衝突しあった時、デキ婚の私たち夫婦には、
「ううん、夫君は本当はこんな人じゃないはず。だってあの頃、私たちあんなに幸せだったもの。」という想い出もない、ということなんです。
そりゃ確かにラブラブではあったけど、でも普通に結婚をしたご夫婦に比べれば圧倒的に少ない。
過去のパートナーを振り返って「いつかまた理解しあえる日が来る」みたいなのがないんですよね。
つまり、基盤がなにもない状態っていうか…
新居を探したり、結婚式の準備に悪戦苦闘したり、たくさんの方々にお祝いしていただいたり、そういう経験が、夫婦の支えになる事ってあると思うんです。
そういうの、うちにはないですからね(きっぱり)。
デキ婚をして後悔してる?我が家の場合
つまりデキ婚は、
夫婦の絆がまだできていない状態で(普通の夫婦でも離婚に繋がるような)難題が次々と降りかかり、さらには相手の事をよく知らないために人間性を疑うような相容れない事案が発生し、リカバリーするに値する基礎もない。
こういう状態なんですね。
だから、離婚をしちゃう人も多いし、離婚していずともデキ婚を後悔している人もかなりいるってわけ。
じゃぁ8年目の我が家の場合、後悔しているのかというと、少なくとも私の場合は後悔はしてません。
まぁでもまたデキ婚したいかって言われたら、したいとは思わないですねw(来世ではちゃんとしたい)
夫がどう考えているかはわかりません。
もしかしたら後悔しているかもしれないし、今はしていなくても過去に後悔した事があるかも知れないし…
ただ、少なくとも我が家は今のところ超仲良しとまでいかずとも割と上手くいっていて、今以上の幸せを望んでいません。
デキ婚って悪い印象を与えがちだけど、我が家はそれほど貧しくもないし人並みの生活を送る事ができているので、経済的要因は大きいと思うんです。
これがもし明日食べるのにも困るような生活だったら、後悔していたかも知れない。
デキ婚だけが原因ではなく、結婚に対する後悔って色んな原因が絡まりあった結果だと感じています。
デキ婚の【メリット】をデキ婚8年目の立場から教えます
デキ婚のイヤな部分ばかりお伝えしてきましたので、メリットもお話しておきますね。
まぁデキ婚のメリットははっきり言ってほぼないです。
ただ、しいて言うならば、
- 結婚への勢いがつく。
- 結婚後に不妊の事で悩まずに済む。
という、少し打算的なメリットならありますね…
私なんて子どもができなかったら今でも独身で、どうしようもない生活を送っていた可能性の方が高いし、真人間になれたことはデキ婚あってこそだなと思っています。
あとは結婚後にパートナーの不妊の事で悩まずに済むというのもあるとは思います。いいか悪いかは別にして。
どうしても子どもが欲しいという人もいるだろうし…
デキ婚にもわずかにメリットはありますが、でも「デキ婚だからね」という目で見られる事は、受け入れておいた方が気が楽だと感じています。
デキ婚を「だらしがない」「恥ずかしい」と思う人が多くいることを受け入れる
私自身は、世の中にデキ婚した人の事を「だらしがない」「恥ずかしい」と思う人がいる事を受け入れています。
だからといって自分たちの事を卑下する事はないけど、でも「デキ婚は恥ずかしくない!悪くない!」って声高らかに言うのも違うかなって思っているんです。
私たち夫婦はバツイチ同士だし、付き合うと決めたらじゃぁ年齢的にも結婚だね、結婚するなら子どもほしいよね、子ども作るなら年齢が年齢だから急ごっか、みたいな感じで話を進めていったわけなんですけど、
これお互いに実家から出て東京で自由に暮らしているバツイチ放蕩息子&放蕩娘同士だったからまだ許されたようなもので、
20代の初婚のお嬢さんがやったら、お父様は激怒するに決まってますよそりゃ。
まぁデキ婚という事をママ友関係にわざわざ打ち明けたりはしてませんけど、もしも打ち明けていたとしたら何かあったら「デキ婚だからね」という先入観を持たれちゃうのは仕方がないと思う。
いくら昔より増えたとはいえ、それが現実なんです。
計画性がないと思われても仕方がないし(実際、私は計画性が全くない)、だらしがないと思われても仕方がない。
それぐらいの事を言われてキーキー反論してしまうようでは、まだまだ自分は未熟だなって思うぐらいがちょうどいいかなって思いますね。
【デキ婚】離婚率が高い理由が当事者だからこそわかる!授かり婚・おめでた婚の真実と本音、さいごに
デキ婚がなぜ離婚率が高いのか、デキ婚した立場から解説しました。
結婚8年経っても、まだ夫としての夫をあまりよく知りません。
多分、子どもが巣立った時に、私たち夫婦はまた試練が訪れるのではないかと思うんですよね…
だって息子抜きで夫婦として向き合った事がほぼないんだからw
答え合わせは20年後かな~ぐらいの気持ちでいます。