夫婦で趣味が合わないけど上手くやってる我が家の、後悔しない過ごし方

夫婦で趣味が合わない、趣味どころか好みも趣向も性格も何もかもが違う我が家ですが、上手くやっています。最初は離婚もよぎりましたが、今となってはむしろ快適。我が家の後悔しない過ごし方についてお話します。
うちはラブラブ〜♡という感じではありませんが、周りからよく「仲がいいよね」と言われる程度には仲がいいっぽいですw
“仲がいいっぽい”と書いているのは、仲がいい自覚がないからというか、「子どもが学校言ってる間に夫婦でデート♡」とかしないし、「子どもが寝た後は夫婦で晩酌〜♡」みたいなのがないからですかね…
かといって冷めた関係かというと全然そうでもなくて、夫は家庭内ではまるで(本当かウソかは別にして)いわゆるイタリア人男性のイメージそのまんまな感じです。
夫婦で趣味が合わないけど、上手くやっていると思います。
この記事では、私たち夫婦がどれほどまで正反対で趣味も好みも合わないのかを解説するとともに、こんなに合わないけど、ここを気を付けてるよ〜という事をまとめていきます。
夫婦で趣味が合わない、でも仲が良くいられる理由
それではまず、夫婦で趣味が合わないけど仲良くいられる理由からお話していきますね。
趣味が合わないのでお互い逃げ場があるから
まず1つ目が、趣味が合わないので、お互いそれぞれに逃げ場があるっていう事が大きいと感じます。
夫婦って他人だから、いつもいつも真正面から向き合うのってエネルギーもパワーも必要ですよね。
逃げ場がない状態だと行き詰まってしまいます。何事も逃げ場って大事な気がする。
趣味が合わないので趣味が気分転換になるから
“趣味が合わないのでお互い逃げ場がある”と繋がっているんですけど、趣味が合わないので、夫婦関係で何かあった時に趣味が気分転換になるんですよね。
例えばお互いにカチーーーン!!と来ることがあった時、我が家はその場で話し合いをしてもお互い白熱してしまって話し合いにならないので、いったんクールダウンするのが暗黙のルールになっています。
そういう時に、趣味に意識を向ければ相手の顔を思い浮かべずに済むのでw、気分転換になります。
そこまで行かないような些細な事で心がささくれだった時も、趣味に意識を向けてしまえば気分がリフレッシュされて「ちょっと悪く捉えすぎたな」とか「だからといってあんな態度を取るべきじゃなかったな」なんて思えるんです。
もしも趣味が一緒だった場合、趣味に意識を向けてもパートナーの顔がチラついて、気分転換にならないんじゃないかと思ったりします。
趣味が合わないので共通の友人がいないから
あとは、趣味が合わないので共通の友人もいません。
共通の友人がいないということは、友人に悩みを吐き出したり相談したりした時「でもあんなにいい人いないよ」等のような事を言われる事がないということ。
だからこそ、それぞれ自分の友人に会う事が純粋にリフレッシュになるし、「誰も私の気持ち分かってくれないんだな…」という孤独感にさいなまれることもなく済んでいます。
お互い、無理に相手に合わせようと思っていないから
そしてこれが一番のコツなのかも〜と思っているのが、お互い無理に相手に合わせない・合わせてもらおうと思わない事でしょうか。
こうなるまでには我が家もいろいろありましたけど、今ではお互いの世界はお互いの世界、一緒に楽しめるものだけ楽しむという考えになっています。
実例でいうと、夫はサッカーが趣味なので休日に1人でサッカーに出掛ける事がありますが、私はそれを咎めたり責めたりしないし、かといって毎回毎回ついて行こうとも思わないです。(っていうか毎回ついてこいと言われても困るなw)
そう書くとまるで休日は夫のリフレッシュ優先のように思われるかも知れないんですけどそうではなくて、よほど大切な試合でもない限りは家族優先という人なので、行きたいと言った時は快く送り出してる感じですね。
夫婦で趣味が合わない、好みも価値観も合わず大変だったのは最初の1年
趣味が合わないぐらいはまだいいとして、我が家は好みも趣向も性格も価値観も何もかもが割と正反対なので、最初は大変でした。
でも、大変だったのは最初の1年でしたね。
同じ趣味に笑顔になる夫婦関係に憧れていたけど…
私は結婚当初、同じ趣味に笑顔になる夫婦関係に憧れを持っていたように思います。
だって仲が良いご夫婦って二人揃って◯◯が趣味なんです〜なんて笑顔で言うじゃない?
私もそんな風に仲睦まじい夫婦関係を思い描いていた気もするし、それが仲良し夫婦の当たり前の姿だと思っていました。
私たち夫婦は共通の趣味がないから共通の友人もいない、当時はそんな自分たちの関係がすごく薄いように感じていたんですよね。
相手を変えようとしていた頃は衝突が絶えず離婚もよぎった
趣味はまだいいとして、価値観のすれ違いがあるとこの期間は「夫婦らしさ」「家族らしさ」を重視するあまり、足並みをそろえようと必死になって、相手を変えようとしていました。お互いに。
真剣に話し合えば合うほど衝突して、最終的には争いみたいになっちゃう。
私たちはどちらも折れないタイプなので、衝突すると「争った」という事実だけが残って、話の本質からそれて結局解決しないし相容れないまま。
唯一の共通点が「子どもの前で争いたくない」だった
ところが私達夫婦にはたった1つ共通点がありました。
夫も私も、子どもの頃に親の夫婦喧嘩を散々悲しみ怯えてきたので、我が子にはその思いをさせたくない、つまり子どもの前でお互いを傷つけるための争いをしたくないという事だったんです。
建設的な話し合いを冷静にできる夫婦だったらいいんですけど、私たちはそうではないので…w
いやそこだけ似てるなw
感情は置いといて、まず相手の考えをいったん認めるように
どうしたら理解し合えるか考えた時に、まずいったん自分の感情は置いておいて「そういう考えもあるんだ〜」みたいに認めるというか、その事実だけを受け入れるようになりました。
あ、そういう考えなのね、っていうか。軽く受け止める?みたいな。
私たちぐらいになると生態系が違いすぎるのでw、本気で理解しようとするのは困難なんですよね。だから自分と違う考えを持っている事自体を認める、みたいな。
そうすると、今まで話し合えば話し合うほどこじれていたようなことがスムーズに解決するようになったんですよね。
人間関係ってほんと不思議!
夫婦で趣味が合わないけど、歳取ると共通の趣味みたいなものが見つかるケースも
私も夫もアラフィフ。
もうとうに人生の折り返し地点を過ぎています。
ここに来て思うのは、夫婦で趣味が合わなくても、歳取ると逆にそれが心地よいということ。
だって想像してみて?もし自分が好きな趣味に夫がいつもいつも一緒だったら…私はもうムリw 逆に疲れちゃうw
ただ、あんなに夫婦で趣味が合わないと思っていた私たち夫婦も、気付けば今では「子どもと一緒に温泉旅行」「ちょっと美味しいものを食べに行く」が共通の趣味化しています。
テーマパークやレジャー施設、景勝地などに家族で行き、宿や飲食店でちょっといい食事をするのが共通の楽しみになっているので、意外や意外、同じ時を過ごすうちに共通の趣味のようなものが見つかることもあるんだなぁと、我ながら驚いています。
ちなみに私達夫婦、最初はこれだけ合わなかったんです
私たちは今でこそ、「なんとなく私が夫に寄ってったな…」とか「なんとなく夫が私に寄ってきたな…」という事がいくつかあるにはあるものの、スタート時点でこれだけの違いがありました。
夫 | 私 | |
---|---|---|
ペット | 犬派 | 猫派 |
生まれと育ち | 海なし県山育ち | 海のすぐ側 海育ち |
幼少期の環境 | 雪国 | 温暖 |
特 徴 | 体育会系 | 文系 |
休 日 | とにかく 出掛けたい | 家にいたい |
お 金 | この世で 1番恐ろしいのは 預貯金が減る事 | お金は使って 稼げばいい |
テレビ | 大好き | 殆ど観ない |
掃 除 | 掃除大好き | 掃除しなくても死なない |
健 康 | 滅多に風邪1つ ひかない | ちょいちょい 病気する |
冷やし中華 | 醤油たれ | ごまだれ |
豆 腐 | 木綿 | 絹ごし |
ケーキ | フルーツ乗ったケーキが苦手 | 苺ショートケーキ好き |
性 格 | 自信家でとにかく行動派 | 心配性で徹底的に調査する |
食に対して | 何でも安いもので済ませたい | どうせなら 美味しいものを食べたい |
コーヒー | インスタントが 好き | ドリップが好き |
牛 乳 | 安い乳飲料でいい | 牛乳じゃないとダメ |
きのこたけのこ | たけのこ | きのこ |
このとおり!オワタ\(^o^)/
唯一、お互いに「そうそうそう!!」と言い合える事が「きのこの山かたけのこの里か」だけで、っぱたけのこの里だよね〜なんて結婚当初は言い合っていましたけど、
それすらも加齢とともに私がきのこ派に寝返ったため、今ではその絆さえない状態なんですよ…
今でも冷やし中華は醤油とごまだれ両方買うし、コーヒーも夫はインスタント・私はドリップのまま。
それでもなんとなく10年で共通の趣味が出てきたのだから、奇跡と言えるかも知れません。
さいごに
夫婦で趣味が合わない、でもなんとなくうまくやってる我が家の過ごし方をまとめました。
もちろん同じ趣味で楽しく過ごしているご夫婦はそれはそれで幸せだし、でも夫婦別々の趣味でそれぞれがのびのびしている夫婦もいいと思いませんか♡
自分に都合よく考えていきましょう〜♡