転職活動は長引かせてはダメ!実体験で分かった短期で決めるべき理由と方法

- 無職の状態からの転職活動は短期決戦を覚悟して挑みましょう。
- 人は失敗体験を重ねるほど、自信を見失います。
- 短期決戦が良い理由と、短期決戦するために必要な事を実体験で解説します。
夫の転職活動が1ヶ月半が経過しました。
夫はハローワークでの職探しをやめ、転職エージェントに頼りっきりです。
▼ハローワークで職探しをしていた時の状況はこちらの記事をどうぞ。
前向きな転職…例えば今の会社より給与をアップさせたいとか、より良い職場に巡り合いたいという理由の転職活動なら、長引いても問題ありません。
でも転職活動をしている理由が、我が家のように解雇やクビ、リストラ、上司との折り合いが悪く精神的に消耗した状態での転職活動は特に、短期決戦で挑まないとダメ。
まだたった1ヶ月半しか経っていない夫も、最初の1ヶ月をハローワークに使ってしまったので、かなりダメージを受けています。
転職活動が長引くと想像以上のダメージが
就職活動や転職活動をした人ならわかると思いますが、基本的に断られる事の方が断然多いんですよね。
それは転職活動をしている本人に価値がない訳ではなく、タイミングの問題であったり、面接官との相性の問題であったり、今いる人員との相性を見た可能性だってあるんですよ。
断られてもひょうひょうとしていられるなら良いのですが、一家の大黒柱で家族を大切に思えば思うほど、断られた事実がプレッシャーになるんです。
どんなに自信のある人でも断られ続ければ自信を失う
夫は根拠のない自信に満ち溢れているタイプなのですが、次々と返送される履歴書を見て、強がって笑っているのを私は見逃しませんでした。
その笑顔は、見ている私が辛かったです。
転職活動は断られることが当たり前なのに、夫は少しずつ応募し、選考に落ち、次に求人を見付けてはまた応募する、というある意味「正直で丁寧な転職活動」をしていたんですね。
落ちて次、落ちて次、落ちて次…そうしている間に【落ちた事実】だけ積み重なっていきます。
人って成功体験を積み上げると自信に繋がるという事は何となく私も知っていました。
小さなことでもいいから「できた!」が大切って、子育てでも言いますからね。
でも逆に例え些細な事でもマイナスの体験が続くと、人ってここまで自信を失ってしまう物なのだなと、夫を見ていて実感したんです。
日数が経過すればするほど金銭的な問題が出てくる
転職活動を2ヶ月続けると、実際に仕事を開始して最初の給与が支給されるまで約4ヶ月掛かります。
夫の場合は解雇ですから、解雇から1ヶ月の頃に失業給付金が支給されました。
しかし失業給付金の割合は夫の場合、今までの給与の半分ももらえません。
働いていた頃に大きな割合を占めていた出張経費や賞与は当然ゼロ。
無職の状態での転職活動は、長引けば長引くほど、生活は厳しくなります。
徐々に、夫婦関係がぎくしゃくし出す
これは私自身が最も気を付けなくてはならない事なのですが、転職活動が長引くと夫に対してもちょっと辛く当たってしまうことも…
普段、家に居なかった夫がいる。
日中、図書館などに出掛けている事が多いとはいえ、今までより早く帰宅する。
家に居る時間が長い。
そうすると私自身のペースも乱れるし、夫にしても今まで目につかなかった事が目につくようで、夫婦の関係も日にちをおうごとにギクシャクし出すんです。
お金の心配。夫の心配。これからの心配。
色んな事がうわーーーーっと頭を駆け巡るのは、お互い同じなんですけどね。
夫自身も不安を抱えているというのに、時間が経てば経つほどストレスが蓄積され、フォローどころか、ついいらだちや不安を顔に出てしまう自分が情けないです。
転職活動が長引けば長引くほど、自分の価値を見失う結果に
夫は今、日中を図書館で過ごしています。
いや、私が追い出したわけではありませんよ?
もともと夫は図書館が好きでよく行っていたという事と、カフェ併設図書館があるので居心地も良いのは確か。
でも、雨の日にも出掛けていく事を考えると、私に1人の時間を作ってくれる配慮の意味合いが大きいのでしょう。
そして、やっぱり家に居づらいのかも知れません。
希望の条件が『高望みなのでは…』と思い出したら要注意
それと同時に、懲戒解雇された当初の『どうせならいい条件で転職をしてやる!』という意気込みが薄れて行っているように感じます。
夫の場合は解雇からの転職活動です。
解雇とはいえ罪を犯したのでなければ、自分に非があるからと言って今後の人生までも罪を償い続けるような気持になる必要はありませんよね。
前職よりも待遇を下げなくてはならない決まりなどどこにもないんです。
でも転職活動で断られ続けると、そもそも自分が酷く高望みをしているような錯覚に陥ってしまうのです。
転職活動が長引いているご主人が「今まで高望みし過ぎていたのかも知れない」と言い出したら、精神的に追い詰められている証拠。
強みを活かせない求人に応募していたら要注意
夫は今まで英語を使って億単位の取引を行ってきました。
新しい会社でも、英語ですぐに営業できる点が夫の強みのはず。
でもハローワークで転職活動をしていた終盤は、英語力は一切必要のない仕事でした。
今の時代、英語を話せて当たり前などと言われますが、夫の前の会社でも数億の商品について英語でやり取り出来る営業は半数もいなかったそうです。
そんな自分の強みを全く活かそうとせずに転職活動をすすめていた夫。
もはや自分の価値すら見失っているようでした。
転職活動は「ぜひうちに来てください、あなたしかいないのです」と思ってもらえる企業と出会える事が、成功のカギです。
転職活動はつまり恋愛と同じ。
望まれるのと、こちらが望むのとで、最初に力関係が決まってしまうのです。
これを読んでいるのが奥さまなら、自信を喪失して自分の強みを全く活かせない職場を選ぼうとしているご主人をぜひアシストしてあげて下さい。
どうやって転職活動を長引かせず短期決戦できるかというと
それではどうやって転職活動を長引かせずに短期決戦させるか、なんですが、ごく単純で簡単な事です。
転職エージェントを複数併用する事以外にありません。
複数併用するのはメンドクサイと思う方も、1つではなくせめて2つのエージェントに登録すべし!です。
理由は別記事「転職エージェントは絶対に複数社を併用すべき理由を、夫の再就職をサポートした経験から解説」で解説していますので、読んでみてくださいね。
転職活動は長引かせてはダメ!実体験で分かった短期で決めるべき理由と方法さいごに
ダラダラと転職活動を長引かせるのは、金銭的にも精神的にも得策ではありません。
スパっと出来るだけ早く、そして良い形で転職を済ませ、穏やかな毎日を過ごしたいですね。