【賃貸と分譲】11回引っ越した筆者が、子育てのために分譲住宅を購入した理由

趣味は間取り図鑑賞、元不動産会社勤務で11回の賃貸住宅引っ越し経験を持つ筆者が、妊娠発覚と同時に分譲マンションを探し購入した理由を解説します。
私の数少ない趣味は間取り図鑑賞。
そのために不動産会社に入社し、思う存分物件間取り図を眺める日々を送り、そして20代から30代前半にかけて11回の引っ越しをしてきました。
引っ越し大好き、間取りを見ているうちに「あぁ!ここに住みたい!」という欲がむくむく出てくる私を万是くさせてくれた賃貸住宅。
ですが、
妊娠と同時に、出産に間に合うよう、分譲マンションを購入しました。
結婚当初は賃貸でも、子どもをきっかけに分譲住宅の購入を検討する人って多いと思うんですけど、最近は「定年より先まで支払う事になる住宅ローンなんておかしい」みたいな風潮が強くなってきましたよね。
あとは災害も多くなって、身軽に動ける賃貸の需要が高まっているのも、ある。
でも私は今でもやっぱり子育てをするなら分譲の方が好きですね。
もちろん、転勤族であったり高級賃貸に住めるなら話は別ですけど、我が家は転勤族ではないし高級賃貸物件に住めるほどの身分でもないので…
11回の賃貸引っ越し経験を経て分譲物件に落ち着いた私が、賃貸と分譲を比較してまとめますので、住まい探しの参考になさってくださいね。
賃貸物件のメリットは動きやすさ
- 変な人が近所にいたらすぐ引っ越しできる。
- 分譲住宅を買うより、一生賃貸に住んでいる方が安く済むらしい(諸説あります)。
- 物件選びのハードルが低い。
賃貸最大のメリットは住み替えやすさですよね。
隣近所に変な人がいたら分譲だとなかなか引っ越せませんけど、賃貸ならすぐ決断できますよね。
ただし!お金があればですけどね。
子供の足音がうるさいとクレームを入れてくるおっさんとか、1日中酒臭いおっさんとか、距離なしおばさんやかわいそうおばさんが万が一隣近所にいたら、おちおち安心して子育てできませんからね。
それだけでストレス。
あとは収入がガクッと下がってしまった時にも動きやすいですよね。
一生賃貸物件に住み続ける方が家を買うより安く済むという噂もありますし、大きな災害が多いので、賃貸物件の方が柔軟に対応できて身軽で良い、なんていう話もありますよね。
物件探しに関しては、一生に1度か2度しか経験できない分譲住宅の物件選びより、賃貸物件選びの方が簡単かと思います。
賃貸物件のデメリットはご近所トラブル
- どこに誰が住んでいるのかわかり辛い。
- 入居者の入れ代わりが早い。
- 騒音問題が起きやすい。
賃貸にも審査があるとはいえ、住宅ローン審査とは比べ物にならないもの。
差別をする訳ではありませんが、あまり子どもにかかわりを持たせたくないような方もいますね…まぁ過去の私のような人間の事なんですけどねw
空室が多くなれば入居者の条件をどんどん下げていきます
新築の際に満室でも、空室が目立つようになり借り手がなかなかつかなくなったら、入居者の基準をどんどん緩めるのが賃貸。
そうなると、最初は【ファミリー向け賃貸】という触れ込みだったのに、気付いたら夜の世界の方がヒモと一緒に転がり込んできた!なんていう事態もあり得ちゃう。
ええ、まさに過去の私のようなね。
もちろん職業に貴賎なしですよ。
でも子どもにはまだ見せたくない触れさせたくない世界があるのも事実ですからね。
賃貸物件は居住者の生活スタイルが幅広い事もあり、生活サイクルの違いなどから挨拶を交わす事も少なく、「どこに誰が、どんな人が」住んでいるのか把握し辛いというデメリットがあります。
賃貸物件最大のデメリットなんじゃない?騒音
これは構造上、仕方がないんですよね。
まず戸建てやは別にして、集合住宅に多い軽量鉄骨造に関しては、正直木造がちょっとマシになった程度の防音性しかありませんね。
分譲マンションになると鉄筋コンクリート造が殆どになりますので、軽量鉄骨の物件とは雲泥の差。
そして気を付けたい点としては、騒音被害者になる可能性だけでなく、子持ち世帯は騒音加害者になる可能性も高いのです。
被害者ならまだ我慢してどうにかなりますが、子どもが発する足音や泣き声で、近隣からクレームが入ったり、最悪、怒鳴り込まれる事も頭に入れておきたいですね。
実際、私と同時期に子供を授かった妹は、すぐにマンションを購入した私を遠回しにディスりまして、
こっち家賃5万で3DK駐車場付きだし、買うのバカバカしいw東京大変だね、お姉ちゃん乙!
…と言っていたのですが、階下の住人に「子供の足音がウルサイ!!」と酔っぱらった状態で怒鳴り込まれ、即家を購入して引っ越して行きました。
賃貸物件の総評
何といっても動きやすい、これに尽きますね。
嫌なら引っ越しちゃえる。
ご近所トラブルだけでなくママ友トラブルが起きた時だって、賃貸住宅だったらサッと引っ越せちゃいます。
だたやっぱり、私が気になるのは民度!
それなりに家賃の高い住まいならいいのでしょうけど、我が家はそんな高い所に住めませんしね…
分譲住宅のメリットは「似たような生活レベル」が周囲に多い点
- 最低でも住宅ローンを組めるだけの社会的信用を持っている人しか周囲にいない。
- 土地に根付いた生活ができる。
- 賃貸と比較し隣近所との交流がしやすい。
分譲物件の最大のメリットは、ズバリ似たような世帯収入の似たような生活レベルの家庭が周囲に多くなるという点。
これ子育てにおいてはかなり大きな要素になってくると思うんです。
分譲物件と賃貸物件では根本的に審査が違いますからね…
端的に言うと、賃貸物件には社会的信用がなくても入居できる物件もあるのに対し、分譲物件は(現金一括でもない限り)社会的信用が必須、という点です。
もちろん分譲住宅を買う人の中にも変な人はいますけど、
分譲住宅>家賃の高い賃貸住宅>家賃がほどほどの賃貸物件>家賃が安い賃貸物件
の順で住まう人が大きく変わっていきますね。
これは私だからこそ言えるんですけども…
私が汚部屋住人だったころ、私の汚部屋のお隣さんはお子さんを生んだばかりのご家庭が住んでいらっしゃったんです。
その奥さんは私に気遣って、「子どもの泣き声がうるさくてすみません」なんて手紙とお菓子をくださったのでが…
でも今考えると、隣に40歳近い若作りの汚らしい汚部屋住人(私の事です)が住んでいて、その奥さんはさぞや不安だっただろうなあと思うのです。普通イヤでしょw
あぁ話が脱線しました。
つまり、分譲物件だとこのような事が格段に減るのです。
分譲物件のデメリットは煩わしさ
- 理事会や総会がめんどう
- 修繕費が足りなくなった場合、別途負担しなくてはならない
- 隣近所に変な人がいても、すぐに引っ越し出来ない
分譲住宅のデメリットは端的に言うと動きづらさにあります。
通常賃貸よりも長く居住する事になりますので、ご近所と足並みを揃えたり、マンションの場合は管理具合との連携が避けて通れません。
理事会や総会がめんどう
分譲マンションを購入した場合、年に数回の総会があります。
出席しなくても委任状を提出すれば良いのですが、かなり大切な事を話し合う場なので、自分の所有している物件が今後どうなっていくのかを把握するために出席したいところ。
我が家はめんどくさいので全て委任状ですけどね!
更に数年に1回、マンションの理事役が回ってきます。
他にも町内会の班長もありますね。
戸建てだとしても町内会の会長を持ち回りで行う事になりますので、分譲物件に住むとこういう手間をデメリットだと感じる方もいるのではないでしょうか。
修繕費が足りなくなった場合の負担
分譲住宅でマンションの場合は、10数年に1度の大規模修繕で修繕積立金の残高が無くなってしまった場合、次回の大規模修繕までに修繕積立金が貯まらい場合は、各所有者が実費負担します。
最初から修繕積立金を多く設定している物件もありますが、それだと売れないので、最初は低めに設定しているんですよ!!
修繕積立金が極端に安い物件の場合は足りなくなるのはタイミングの問題、どちらにせよ修繕積立金の増額や不足金の分担などが起こります。
すぐに引っ越し出来ない
万が一隣近所に折り合いの悪い人がいた場合に、分譲物件だとなかなか引っ越しできませんね。
育児においては逃げるが勝ち、でも家を買ってしまったら逃げようがありません。
危険人物だけでなく、相性の悪いママ友や精神的に不安定な人、他人との適切な距離感を図れない人など…毎日のように顔を合わせなくてはならないとしたらストレスですよね。
子育てのために分譲マンションを購入した我が家の感想
ここからは実際に私が日常生活で感じた感想です。
ぜひ参考にして下さいね!
思った以上に「普通」の人しかいない(変な人はいない)
変な人…といったらものすごく悪い言い方ですけども。
怪しい人というか、「あそこどんな人が住んでるの…?よくわからない」みたいなのとか、なんか見るからに怪しそうな人とか、子どもがいたら警戒してしまうような人がいません。
我が家はハイクラスマンションではない普通のマンションなんですけどね。
それでも、数千万円の住宅ローンを組める社会的信用がある人か、数千万円の現金を用意することが出来る人しかいないですからね。
さらに数万円の管理費と修繕積立金を遅延なく支払える人しか入居していないため、ざっくり見ても民度が高いです。
つまり過去の私のような怪しい人物はいないということなんですけどねw
引っ越しをするまではその差は想像でしかありませんでしたが、実際に居住してみると賃貸物件とは全く違います。
隣近所によく知らない人がいない安心感がある
定期的に行われる理事会や総会、そして防災訓練や町内会の歳末募金運動などで否が応でも住民同士が顔を合わせる機会があります。
大規模マンションともなるとお祭りやお餅つき大会が開催される事もあるようですね。
殆どの方は参加しますので、賃貸と比較して隣近所がどんな人なのかを知る事が出来ます。
住宅を購入すると長年そこで生活をする事になりますで、積極的に難癖をつけて住民トラブルを起こすような人も少ないですね。
お互い「うちの子供の声や足音でご迷惑お掛けしていませんか?」「いえいえうちの犬こそうるさくないですか?」という感じで、気持ちよく過ごすことが出来ています。
子育てをしているとどうしても隣近所にご迷惑を掛けてしまう事が増えますよね。
例えば私のように、子どもが窓の鍵を掛けてしまってベランダに締め出されちゃったりとか…
なので、ご近所どうし顔を知っているとか、どんな人が住んでいるのか把握できる分譲物件は安心感がありますね。
【賃貸と分譲】11回引っ越した筆者が、子育てのために分譲住宅を購入した理由、さいごに
遠くの親戚より近くの他人とはよく言ったもので、
子どもを持つ前は「そんなわけないだろ」と思っていましたが、今はこの言葉の意味を痛感しています。
例えば子供が大きくなり、1人で通学するようになり、困った事があったり万が一危険な事があった時に、手を差し伸べてくれるのは、もしかしたら息子の事を知っているご近所さんかも知れません。
この記事が、子育て環境を整えたいあなたのお役に立ちますように祈っています!
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