帰省ラッシュ時期に子連れ帰省しない我が家が選んだ、全員幸せな方法

年末年始をはじめとするお正月休みや、ゴールデンウィーク、お盆を含む夏休みなど…帰省ラッシュ時期に我が家は帰省をしません。子連れ帰省はただでさえ大変、だから「全員が幸せ」なタイミングで帰省をしています。
年末年始やお盆休みなどの帰省ラッシュ、乗車率200%の新幹線・渋滞45キロの高速道路で帰省するのって、子どもがいると本当に大変ですよね。
- 赤ちゃん連れだと荷物が多すぎる(人が多いと邪魔になる)。
- 授乳はどうする?
- 混雑する場に連れ出して感染症は?
- 夏は熱中症も心配。
- 渋滞や混雑で子どもが泣きだしたら?
- 帰省先で子どもが体調を崩したら?
と、悩みは尽きません。
我が家も息子が産まれて最初の帰省ラッシュシーズンを迎える時、「帰省するのが当たり前だろう」という夫と「こんな赤ちゃんを連れて帰省ラッシュなんて無理」という私とで揉めに揉め、離婚騒ぎにまで発展したことがあるんです…
今では、夫婦ともに「帰省ラッシュシーズンは帰省しない」という考えで落ち着きました。

その代わり我が家では、帰省する私達も受け入れる側も子どももみんなが幸せな帰省になる、ある時期に帰省をしています。
この記事では、我が家が帰省ラッシュシーズンに帰省をしない理由、夫や義実家をどう説得したかなどについてもまとめていきたいと思います。
なお、この記事は子ども連れでうまく帰省するコツなどは書いていませんのでご了承くださいね。それではどうぞ〜!
帰省ラッシュシーズンに子連れ帰省しないのは「みんな大変だから」
我が家が帰省ラッシュのシーズンに帰省をしないのは、端的に言えばみんな大変だから、です。
行く方もあまりの混雑に到着する前に疲れ果ててぐったりだし、迎える方もあれやこれやを準備(しかもだいたい高くなる)して大変でしょう?
ちょっとずらせば何事もスムーズで楽しい時間が過ごせるのに、わざわざ「みんなが帰省するから」という理由だけでわざわざ帰省ラッシュに飛び込む必要はないと考えているのです。
帰省シーズンは帰省費用が割高になる
帰省ラッシュシーズンになると、帰省費用が割高になるのはみなさんご存知の事と思います。
例えば新幹線。
春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・冬休みはハイシーズン料金が設けられていますね。
1人分は数百円ですけど、家族単位で考えると往復で千円~数千円の差が出たとして、高いのに混んでる。
飛行機になるともっと大きな差が出ますね。
では車なら…そう思いきや、帰省ラッシュシーズンはガソリン代が上がるのはもはや定説…
ただでさえ『帰省代がもったいない!』『帰省にかかるお金がない!』と頭を抱えてしまうのに、わざわざ高い時期に行くだけの何かがあれば別ですよ?
その時だけの祭りがあるとか、神事があるとかならば、子どもを帰省ラッシュの中連れ出すのもわかるんですけどね。
正月はインフルエンザや感染症、お盆は熱中症リスクが高い
冬はインフルエンザが猛威を振るうし、ノロも割と気軽に流行りますよね。
インフルエンザの大流行で幼稚園のクラス閉鎖や学級閉鎖を何とか潜り抜けてようやく冬休みに入った子どもを、帰省ラッシュの人ごみの中に連れ出すのって、もう普通に考えて本当に無理。
ただでさえ感染症から子どもを守りたいママにとって、帰省ラッシュのあの混雑に我が子を連れて行く事がどれほどのストレスかっていうね。
電車じゃなくて車なら大丈夫じゃない?なんて考える人もいるようですけど、サービスエリアの混雑、あれもなかなかですよ…
混雑と比例してトイレは散らかっていくし、そこから何かもらってきそう。
お盆は熱中症。
1年の中で1番暑いお盆に、帰省ラッシュで混雑している中子どもを連れだすのって、思っている以上にリスクありますよね。
家から飲み物を持って行っても、子どもがこぼしてしまったり足りなくなって自販機で買おうとしたら「売り切れ」。でも売店には大行列…
そんなこんなで、お子さんを優先するあまり、お母さんが熱中症になりかけるパターンも。
私の事なんですけどね。
むかしむかし、子どもが小さなころ真夏に帰省して熱中症の初期になりました。

迎える方だって大変!食材の高騰やスーパーの大混雑
これまでは帰省する方の立場からお話ししましたけど、迎え入れる方も大変なんですよね。
例えば食材。
クリスマスが終わったら途端に高騰。
普段は100円程度で買えるものも、価格は青天井。
お盆前にもお正月ほどではないものの、需要が高いものは当たり前ですけど価格が上がります。
価格が高騰するだけでなく、お正月・お盆準備のためにスーパーはどこも凄い混雑をしますからね…
好きでやっている人もいるんでしょうけど、致し方なく迎え入れている方も多いんですよね。
大変な思いをしてまで帰省ラッシュシーズンに集まる理由があればまだしも
例えば私の実家の場合、息子が産まれるずっと前の話ですけど、盆暮れ正月に親戚一同が集まり、宴会をしていたんですよ。
でも祖父母が亡くなると今度は相続の関係などで、少しずつ距離が生まれ、祖父母邸を手離した今ではそのような集まりはなくなりました。
仮に、仮にですよ?
こういう「親戚一同集まって新年のあいさつをする」というような行事が定例となっている家庭なら、まだ、わざわざ帰省ラッシュシーズンに帰省するのもわかるんです。
多くの人が万障繰り合わせの上集まれるのって、冠婚葬祭でない限り、盆暮れ正月ぐらいしかありませんからね。
でも少なくとも我が家の場合、義実家はもちろん実家も、そのような集まりはないんです。
更に言うと、両家とも親戚付き合いももうほとんどないんです。
なのにあえて帰省ラッシュシーズンに合わせて、大変な思いをして帰省をする意味が見いだせないんです。
「子連れ帰省は義務、親孝行として当たり前」帰省しないのは非常識?
我が家も最初は「盆暮れ正月に小さな子どもを連れて帰省したくない」という私と、「帰省は義務だ、親孝行として当たり前。非常識だ」という夫との間で揉めに揉めました。
義母もあの時は確かに「帰省して当たり前」と思っていたようですし、きっと「なんて非情な嫁なんだ」と思ったと思います。
自分の実家にも帰省ラッシュ時に帰省しないのに…
でも私は、帰省ラッシュシーズンに自分の実家にも帰省はしていないんです。もうずっと。
なぜなら、私の両親が「こんな混雑をしている時に子どもを連れまわすな」と言うタイプだからです。
私の両親は微毒親だったわりにこの辺は割といい感じの考え方をしていて、「親孝行を大義名分に孫に負担を強いるな」というような人たちなんですね。
だから私も「帰省ラッシュに子どもを連れださない」という考えになったのだと思うんです。
親孝行をしない非常識な嫁、それで済むならいいかって
私は「帰省ラッシュに子どもを連れださない」が普通だと思っていたので、夫からも責められたし、義母も夫にぼやいていたと思います。
当時私は切迫早産からの出産で友人とも会えないような生活だったし、会話をするのは夫ぐらいしかいなくて、「帰省しないなんて親不孝だ」と言われて、私って非常識なのかな…と思う事もありました。
義母からもそう思われているのかなぁと思ったことも。
でもまぁ、「非常識」と責められるぐらいで済むのならそれでいいかなと、開き直る事にしたんです。
義母に何を言われても人生変わるわけじゃないですしね。

夫とは何度も話し合い、帰省ラッシュ時に帰省しない、という我が家のスタイルができあがりました。
我が家が帰省ラッシュの混雑で帰省しない代わりにしていること
帰省ラッシュのハイシーズンに帰省をしない代わりに、我が家でしている事は次の通り。
- 義母はこっちに遊びに来てもらう。
- 遠い義実家にはお彼岸の”頃”に帰省する。
- 夫の旧友との飲み会などは夫だけで帰省してもらう。
こんな感じ。
これで今のところ、めちゃくちゃいい距離感を保てています。
①ハイシーズンには義母や母に遊びに来てもらう
帰省ラッシュの時に私たちは帰省しませんが、義母や母には逆に来てもらってます。
義母も母も70代ですけど、今の70代って下手したら私たち40代より元気ですからね…(しかも割と裕福だったりする)
帰省ラッシュ時に来てもらったとしても、義母も母も”上り”で来るので電車は空いているし、むしろ都心って閑散としているんで過ごしやすいんです。
普段は地方で買い物などを楽しめない義母も母も、ここぞとばかりにあちこちで買い物をして楽しんでいますよ。
子どもが小さなうちは、あちらから遊びに来てもらう事をおすすめします。
②お彼岸の頃に帰省する
我が家は毎年お彼岸の頃に帰省をする事にしています。
「寒さ暑さも彼岸まで」という言葉の通り、お彼岸の頃って気候も良いんですよ。
更に言えば、お彼岸というのは、ご先祖様がいる彼岸と私達がいる此岸が一番通じやすくなると考えられている時期。
春の彼岸は自然や生き物に感謝する機会、秋のお彼岸は主にご先祖様に感謝する機会と言われていて、自然や生き物やご先祖を敬うと同時に、自分が正しい行いを行っているかを振り返る節目なんですよね。
と言う事はつまり、お墓参りや先祖供養に一番向いている時期でしょう??
しかも年末年始やお盆よりも比較的空いていて気候もいい。物価も高くないし食べ物が美味しい季節。
皆が幸せになれるし円満◎
③夫が旧友の集まりに参加するような機会には、1人で帰省してもらう
例えば年末年始などに、夫の故郷で旧友の集まりがある時は1人で帰省してもらう事にしています。
それについて咎めもしないし、嫌味を言う事もありません。
夫が飲みに出てしまうのなら私と息子が同行する意味ないですからねw
でも今では夫も「我が家が最高」という感じになってしまって、滅多に出掛けなくなりました。
むしろ時々、帰省してもらってもいいのだけど…w
帰省ラッシュ時期に子連れ帰省しない我が家が選んだ、全員幸せな方法、さいごに
帰省ラッシュに子連れ帰省をしないのが我が家のスタンダードになって、いい感じです。
帰省の事で夫婦間でいがみ合う事もなくなったし、家庭内が嫌な雰囲気になる事もなく、平穏に過ごしています。
私が「帰省ラッシュの時にわざわざ帰省したくない」と言い出した時は、本当に大変でした。
でも今思えば、あの時に折れなくてよかったなぁと思います。
この記事が、奥さんのヒントになりますように!
読んでね!帰省ブルー、我が家の解決法。