プール嫌いな子どもの水嫌い克服のためにスイミングに通わせた体験談!現在は…

プール嫌いな子ども(幼児)を克服させたくて、泣いても叫んでもスイミングに通わせた体験談です。我が家はこうして水嫌いから一転、小学生の今ではプール授業を楽しみにするほど泳ぎ大好きになりました。克服方法や声がけなどを紹介します。
子どもが水を怖がるのを克服させようと思ったら、まずは自宅で遊ぶといいよ~、お風呂でこんな事できるよ~、お母さんも一緒に楽しみましょう~…
なんて書いてあるサイトや雑誌多いですけど…
私にはムリ。
そもそも私自身、水が好きではないから水の良さを教えてあげる事が出来ないしそんな事で来てるならとっくに解決してる。
そこで、どうにか水嫌いや苦手意識を克服させたいと考えて、年中からスイミングに通わせることにしました。
先に結論からお伝えしておくと、小学3年生の今となっては「早くプール授業したいんだけど〜!」と言うほどプールが好きになったし(コロナで1年生2年生はプール授業なかった)、「今年はさ、5回は海水浴連れてってよね」って言うほど海も好きになっちゃった。
いやいやいやいや、スイミング通うのにあんなに泣き叫んでいたキミは一体何だったの?え?まぼろし?ってほど、過去を帳消しにして夏を満喫している息子であった。
でも、スイミングに通い出すきっかけになった出来事の後は、本当に水が苦手な子を無理やりスイミングに通わせて大丈夫なのかな…って心配だったし、
年中だから拒絶するパワーもすごくて、物理的にもキツイものがありました。
トラウマ植え付けちゃったらどうしよ・・なんて心配もあったけど、今こうして夏を満喫できてるから、結果オーライということで、我が家がどんな感じでプール嫌いや水嫌いを克服したのか解説します!
プール嫌い・水嫌いを克服すると決めた理由〜!
うちは顔に水がかかるのも嫌がるほど水嫌いでして、なんかもう今考えればさ、赤ちゃんの頃に頭からバシャーっと水かけちゃえばよかったんだよね!!
目に入らぬよう、顔にかからぬよう細心の注意を払ってシャンプーして風呂に入れてたら、ちょっと、ほんのちょびっとのしずくが顔にかかっただけで超大騒ぎする男子になってしまったのです…
とはいえ我が家は密室育児。ママ友がいないから夏にじゃぶじゃぶ池に行く機会もなく、そのまま入園を迎え、年中の夏まで全く困らずに来てしまった。
年中のプール授業で初めて「水嫌い」で困った!
でもいざ、幼稚園でプール授業がスタートして、年少の時は良かったんだけど年中になって、プール授業で頭から水を被るという練習がスタートしたんです。
で、息子はけっこう外で頑張っちゃうタイプというか「できない」と言えないタイプで、ものすごく恐怖を感じながらも頭から水を被ったみたいなんです。
それがきっかけで、初めて「幼稚園に行きたくない」と言い出して登園拒否一歩手前状態に…
そこからさらに問題があって、プールの水被りが嫌で指くわえが再発して、その指くわえを個人面談で指摘されてチック症発症したりというトラブルが起きたりといろいろありまして…
子どもが苦手な事は1つでも減らしてあげたほうが将来生きやすいのでは…
その時に色々と考えて思ったのは、子どもが苦手な事・嫌いな事はできる範囲で1つでも減らしてあげたほうが、子ども自身将来生きやすいんじゃないかって事なんです。
どう考えたって、水嫌いより水慣れしている方が小学生のプール授業で嫌な思いをせずに済むし、何なら青春時代に泳げないより泳げる男子の方がなんかいいじゃない?
親同伴じゃなく友達と水のレジャーに出掛けるようになっても、水嫌いだと(本当は泳げないけどどうしよ…)なんて憂鬱な気持ちになるだろうし。
嫌いなものは1つでも少ないほうがいいって私は思うんです。
なぜなら、私自身、苦手なもの・嫌いなことが多すぎて「あぁ、こうだったらどれだけ楽しいだろう」って思うことが多い人生だったからね!
プール嫌い・水嫌いな子どもこそ、スイミングで克服すべし!
…というわけで、我が家は子どもを説得してスイミングに通うことになりました。
どう説得したかは後ほど解説するとして、まずはスイミングに入れた理由と、プール嫌いな子どもをスイミングに通わせたほうが良い理由をお話していきます。
私自身が、水嫌いだから
プール嫌いの子どもをあえてスイミングに入れた理由の1つ目が、私自身が水嫌いだからです。フォーーーーーー!!
そもそもね、家で克服するとしてさ、私が手本を見せられないっつーのに子どもが克服できるわけがないのよ。
私は濡れたくない。
眉毛消えるし。毛量多いから乾かすのだって人の倍の手間がかかるし。
それ以前に泳げないし。
親が恐怖に震える顔で泳いだら、逆に子どもに恐怖を植え付けそうでしょ。だからスイミングにお任せすることにしたのです。
親が教えると感情的になってしまう事があるから
それから、よしんば私が泳げたとしても、未熟な私のことだから、教えている間に感情的になってしまうことがあるかも知れませんしね。
それが将来オリンピック選手に育て上げるっていうんならいいのよ、子どもにスポーツを教えていて熱が入りすぎて感情的になることがあってもさ。
でもそうじゃないからw
嫌いを克服するためにトライするのにさらに嫌いにさせてどうするっていうのーーー!!!と思いました。
スイミングにはプール嫌いの子供もけっこういるから!
それと、けっこう多いのよ、「水嫌いだからスイミング通わせたよ〜」っていう親御さん。
実際に息子が通っていたスイミングスクールでも、半数以上泳げない子がいたし、何なら1時間まるまるコーチに抱っこされてる子もいました。
一見、スイミングって泳げる子が泳ぎをマスターするために行く場所なのかな〜って思うけど、全然そんな事ない。餅は餅屋よ!
子供同士で習うと、割と克服が早い
スイミングに限らずなんでもそうだけど、子供同士で習うとなんでも早い気がしない?
1対1で親に教えてもらうより、同学年の子が泳げるとつられてる間に泳げるようになってたりとか、少し年下の子が泳いでると気持ちが引き締まるのか克服できたり…
プール嫌い・水嫌いの子供をスイミングに入れる時の説得のしかた
…というわけで、我が家が水嫌いの子どもをスイミングに入れる際、どう説得したかを紹介します。
「小学校のプール授業よりスイミングの方が優しいよ」と説明
1つめは、小学校のプール授業より、スイミングのコーチの方が断然優しいよと話しました。
うちは子どもが幼稚園のプールですでに「先生はぼくが大丈夫じゃないのに大丈夫だよっていう」という事を体験していたのでw、
「小学校に入ってプール授業があった時、みんなで一斉にやらなくちゃならない」という事をぼんやりと理解できたんですね。
私のイメージでは、小学校のプール授業なんて水が嫌いでも何でも同時にみんなでザッバーン!!ですよ。
この子は水慣れしてないからこのカリキュラムで…こっちは水慣れはしてるけど泳げないからこの指導、こっちは泳げるからまず泳がせて…
なんていう細やかな指導、してもらえる気がしない。
という事はですよ?
水嫌いのまま小学校のプール授業を迎えたら、もう絶対本人が辛いじゃん!!
そうなる前に、スイミングのコーチは優しいから、優しいコーチによる指導を受けて水に慣れておいた方が、自分が楽だよ、と話をしました。
泳げるとかっこいいよ、と説明
あとはうちは男子なので「泳げるとかっこいいよ」という切り口で説得しました。
小学校に上がって〇〇ちゃんの前で泳げたらかっこいいよね…とか、〇〇ちゃんに水怖いって知られちゃうけど大丈夫?!(少々姑息ではありますが)とか話したりして。
かっこいいに敏感なお年頃ではありますが、泳ぐぐらいならかっこいいを諦める!になりがちなので、難しい所ではあります…
泳げた方が絶対に人生楽しいよ、と話す
私自身、息子と同じく水が苦手なので、海水浴もスイミングも、怖い事ばかり考えて全く楽しめないんですよね…
これ、私がもう40代だからいいですよ?
20代の頃なんて本当に寂しかったですからね。
みんながキャッキャウフフしている時に、私だけすかした顔で泳げないのひっそり隠すの、なかなかしんどかったな。
いや逆に。
もし逆に自分が泳げたとして、好意を寄せている人が泳げなかったら、んーーーーーーちょっと、ちょっとだけがっかりっていうか…がっかりするかもしれないw
やっぱどう考えても泳げた方が絶対に人生楽しいわ。
という事を、体験談を交え話しました。
ハッピーセット、どう?と釣る
と、以上の3つはまぁ聞いてくれればラッキーぐらいですよ。
最終手段はハッピーセットですね…
それまで、マックは月1回ぐらいしか行っていなかったので、これ幸いと「スイミング帰りはマック寄れる」という事にしました。
「水鉄砲集めてたんだ!ラッキー!」みたいな感じで了承してくれた想い出…
これ息子にとってマックはスイミングへの覚悟を決める大義名分みたいなモノだったと思うんですね。
マックじゃなくてもガチャガチャ1回できるとかでも、好きな場所に寄れるとかそういうのがあると、1歩踏み出せるのかも知れません。
水が怖くてスイミングで泣き叫んで嫌がる子もいるけど大丈夫!
さて何とかスイミングスクールに入る事を了承してくれたとしても、実際にスイミングスクールに行ったら泣き叫んで嫌がる子もいます。
泣き叫んでまで嫌がる子はどうしたらいいんだろう…と心配な方のために、そういうお子さんがどうしているかスイミングスクールでの対応を書いておきますね。
ただスクールによって違うので、その点はご了承ください。
どんなに泣いて暴れてプールを拒否しても、どうにかしてくれます
幼稚園年中さん年長さんのクラスだと、全く泣いていない子半分、他半分はめそめそしている子という感じでして、だいたい新しく入った子がギャン泣きしているパターンが多いです。
1番印象に残っている子は、お父さんとお母さんだけでは着替えさせることも不可能なほど暴れていて、スタッフの方が手伝っていたお子さんですね。
でもその日の教室が終了した後は、その子はもう泣いていませんでしたし、コーチも「次にまた暴れても僕たちは全然オッケーなので、気にしないで連れてきてください」ってお母さんにお話ししていました。
ちなみに、その子はもう今は泣いていないです。
1時間、コーチに抱っこされてる子もいます
どうしても入水を拒む子っていうのもいて、そういう子は小さな子なら先生に抱っこされたままかおぶさったままで1時間終える事もあります。
でも目的が「水慣れ」だったら、それでいいんですよね。
コーチは子どもを背負ったまま、他の子の指導をしています。
その時に水しぶきが飛ぶ事もあるし、おぶさったままで水に浸かる事もあります。
徐々に水に対する恐怖心がなくなり、帰る頃には少しだけ水に浸かり、プールから上がる子もいました。
水嫌い克服のためにスイミングに通う息子の現在
最後に、お風呂場で少し顔に水がかかっただけでタオルを探していた超センシティブ男子だった息子の、水嫌い克服への道のりをお話しします。
3ヶ月で怖がらず水に顔をつけられるように
最初のころはコーチの目を盗み、水に顔をつけた「フリ」でごまかしていた息子ですが、3ヶ月経つ頃にはなんと!あんなに嫌がっていた「水に顔を付ける」をクリアしました。
最初はイヤイヤつけていたようですけど、イヤイヤやってるうちにだんだん本当に慣れてきた感じですね。
それでもこの頃は「できることならスイミングには行きたくない」という感じでした。
1年ぐらいでスイミングが当たり前に
1年ぐらい経つとスイミングが当たり前というか、行く事に消極的というのもなくなって、あ~今日は行きたくないな~みたいなボヤキがなくなりました。
この頃になると、プールで潜る事も徐々にできるようになってきて、プライベートでは海水浴や旅先のプールで楽しめるようになってきましたね。
この「プライベートの海水浴やプールで楽しめた」という体験が、スイミングへのモチベーションみたいなものになった気がします◎
2年でスイミングに行きたがるようになった(ウソだろ…?)
そして2年経つ頃には、スイミングに行きたがるように。にわかには信じがたいw
スイミングで仲のいいお友だちがいるわけでも何でもないんですけども、水が気持ちいいらしいです。
今ではシャワーを顔面で浴びる事も出来るし、頭から水を被る事も平気でできるようになりました。マジですごい…
そして4年、今ではプール授業を心待ちにする男子に!
そしてスイミングに通いだしてから4年、なんと息子は学校のプール授業を心待ちにする男子に成長しました。拍手ッ!!!
スイミングをやっているおかげか、体幹も鍛えられ、よく姿勢をほめられます。
スイミングでも仲良しのお友達が出来て、スイミングが楽しいみたい。
息子が年中だったあの頃は、こんな夏が来るなんて予想もしていなかったな…
うちは進級なしのクラスなので、水慣れから軽い泳ぎの練習を経て、背泳ぎから今クロールを学んでます。
はぁ…長い水嫌い克服だったな…!
プール嫌いな子どもの水嫌い克服のためにスイミングに通わせた体験談!現在は…、さいごに
というわけで、息子は水嫌いをスイミングで克服しました!
水が楽しいと感じるって、本気で羨ましい…
とりあえずまだ進級なしのクラスでゆる~く楽しんでもらいたいと考えています。
奥さんもきっと大丈夫、お子さんは数年後に水嫌いを克服して、水が嫌いだったことなどすっかり忘れてプール授業を楽しみにするお子さんに成長しますよ。
育児のヒントになれば幸いです♡