小田原にある鈴廣かまぼこ博物館が予想外(失礼)に楽しかったので紹介します!滞在時間や子連れでのお楽しみポイントを小田原出身の筆者が解説。
奥さんもご存知でしょうけど、箱根駅伝の小田原中継所、あれが鈴廣です。
小田原と言えばかまぼこ。
実家の方の人は、県外の方への贈答品はまず鈴廣を選ぶほどメジャーで有名なのが鈴廣。
何を隠そう(隠していない)小田原出身の私、鈴廣=ミーハーなかまぼこ店、みたいな…?そんな風に思っていたりしなくもなくもなかった。
だから最初に鈴廣さんに深くお詫び申し上げたい。
そしてかまぼこ博物館に行った今は鈴廣の事をこうたとえますね。
かまぼこをサイエンスエンターテイメント化した、伝統を守りつつ時代を先取るかまぼこ店!
海なし県出身でかまぼこが得意でない夫と、魚は大好きだけどかまぼこが苦手な息子を引き連れて楽しんできました!
オリジナル写真と共に紹介します。
もくじ
かまぼこ作りの体験ができる「鈴廣かまぼこの里」
小田原市の鈴廣は、小田原市街から箱根方面へ向かう途中の風祭にあります。
この一帯は、鈴廣蒲鉾本店だけでなく、
- 土産物店鈴なり市場
- かまぼこ博物館
- 箱根ビール醸造所
- 割烹料理店
- 茶房
- ブッフェレストラン
などが集まった、食のテーマパークのような場所なんです。
私たちは深く考えず、鈴なり市場(土産物が買える建物)の地下駐車場に停めました。
月曜日の朝10時過ぎ、続々と車が入って来ていましたよ!
雨でも濡れずに荷物の乗せ降ろしできるのと、夏も車内が熱くならないので、小さなお子さん連れは地下駐車場がおすすめ。
かまぼこづくり体験ができるのはこの建物ではなく「かまぼこ博物館」という別の館。
一旦外に出ます。
この日は雨。(建物の外に出るのか~傘車に置いて来ちゃったよ…)なんて憂鬱に思ったのもつかの間、各館前に傘がたくさん置いてあって全く不便さを感じませんでした。
鈴廣カラーでロゴ入り!
鈴なり市場の建物を出て右手方向に進んでいきます。
信号を渡った右側に「かまぼこ博物館」の建物が。
建物の入り口を入るとすぐにかまぼこ博物館の受付があります。
そこで、受け付けすると、レシートのような紙を渡してくれます。受け取りの際などに使うので無くさないようにしないと…(すぐ無くす)
今回はネットから事前予約をして行きました!
土日祝日にかまぼこづくりの体験をしたい方は特に事前に予約をしていくと安心。
私たちはこの日、10時に箱根湯元をチェックアウトする予定だったので、10時50分スタートの第2回目を予約。
早めに着いたので、少し館内を見て回りました。
かまぼこ博物館は工場丸見え&子どもが喜ぶ仕掛けも
受付の右手にかまぼこ体験教室会場を目に、同じフロアの奥へ。
ここにはなんと…
かまぼこ工場が!
いやぁぁぁすごい!丸見えじゃないですか!
そうそう、この鈴廣のかまぼこ工場、SNSでバズを起こしたんですよね。
それがこの注意書き。
この注意書きが可愛い!とSNSで評判になったんです。
しばし工場を見学…
えっ?えっ?
えっ?
・・・っていうぐらいの手際で、かまぼこが作られていきます。
ここには子どもが喜びそうな「かまぼこの12のひみつ」というブースがあるので、教室が始まるまでかまぼこの事を学びながら待つことができますよ!
一部をお見せします。
7匹も?! クイズみたいな かまぼこの模型 実際に動かせます 美しい…!
他にも、かまぼこの板、あれが意外な木でできていると知り、息子興奮。
鈴廣のかまぼこ職人は、一級と二級があるそうです。し…しらなかった…!
土産物をみつつ教室の時間を待つ
もうかまぼこづくり前にすっかりかまぼこに魅了された我が家一行。
(ちなみに夫も息子もかまぼこは苦手)
かまぼこ博物館にも小さなものの土産物ブースがあって、こんなのもを発見。
いやいやいやいやいやwwww
ありなの?!www
他にもいくらのアイパッドなどの面白いお土産や、塩、可愛いマスコットなどがありました。
中でも私が超おすすめしたいのがこちら!
小田原のかまぼこ店12店の缶バッジガチャ~!!
ななななんと屋号バージョンと放送しバージョンがそれぞれ100円で出来るんです。
屋号はシンプルでかっこいいけど、包装紙バージョンはそれぞれ華やかで素敵なんですよね…
今回は息子と私でどちらも1回ずつ!
いつかコンプリートしますよ私は。
さて手作りかまぼこ&ちくわ教室の時間です
時間になるとアナウンスがされるので、先ほどの教室前で身支度をします。
受け付けあたりに使い捨ての帽子とエプロンがありますので、教室の中に入る方は着用します。
教室の中は魚屋さんみたいな感じで床が濡れて滑りやすくなっていますので、気を付けて下さいね。
荷物は置き場所があります。
私も夢中になってかまぼこづくりをしたので、作っている最中の写真はないんですけど…
めっっっちゃ難しい!
職人さんのあの手さばき、一体何なの…どういうこと…全く丸くできやしない…
かまぼこづくりをしている間、あまりにもうまくできず、息子と息子をアシストする夫の間に不穏な空気か流れつつも蒸し器に預け、次はちくわづくり。
何ならもう「俺たち、かまぼこそんなに好きじゃないのに、なぜ付き合わされてるの?」的空気を感じなくもないけどここは潔く無視!!
かまぼこよりちくわの方が生地が柔らかくて作りやすかったです。
ちくわ完成でワンショット。
わたし作 息子作
焼く前です。
ちくわは難しい作り方と簡単な作り方があるので、小学校低学年までのお子さんは簡単な方の作り方がおすすめ。
ちなみにかまぼこは蒸しあがるまでに時間がかかりますが、ちくわは焼いてすぐに食べる事が出来ますよ。
かまぼこ&ちくわ作り体験で気をつけたいポイント
必要なものはすべてかまぼこ博物館で用意してくれるので、手ぶらでOK、なのですが、子ども連れならちょっと気を付けた方が良いポイントを紹介します。
- 当然ながら魚のニオイがします。
- 蒲鉾の生地(?)は手などにつくと洗ってもなかなか取れません。
- エプロンから出ている部分は汚れる事もあります。
かまぼこは魚のすり身を使っているので、当然ですけど魚のニオイがします。
例えば車酔いしちゃった~とか、つわりの時はたぶん体験教室はキツイかも知れないですね。
あと、かまぼこの生地の魚のすり身、手などにつくとなかなか落ちないんです。(スタッフさんからも説明があります。)
エプロンをしているとはいえ、出ている部分も多いので、汚れても良い服装の方が思う存分楽しめますよ!
かまぼこの蒸しあがりまで70分ほどかかるので、その間に昼食や買い物を済ませるのもアリなんですが、私のおすすめはかまぼこ博物館の3階「食と科学」のブースを見て回ること!
かまぼこ博物館の3階は体感型の科学館
かまぼこ教室の近くにある階段を上ると、かまぼこ板美術館。
順路を進むと食と科学への案内があります。
3階に到着!
木のモチーフが小田原箱根を、そしてかまぼこを彷彿とさせます。正直こんなに素敵な場所があるなんて!
知らなかったーー!!
ここでは、
- なぜかまぼこが白いのか。
- なぜかまぼこはプルンプルンなのか。
- かまぼこを食べると身体にどんな変化が?
こんな事を「体感」できちゃう。
子ども楽しめる、体感型かまぼこサイエンス!
まずはこれ。
水さらしの工程。
右手にある筒のようなものの中に入ると…
まるで水さらしの中に入ったかのような体験が!
次は次は?!
粘りを出す工程?!
臼をぐるぐる回すと、映像が連動してそのうちめっちゃ粘りが出てくる。
えっ…面白い…
自分の映像に内蔵が?!筋肉ムキムキマン登場で子ども大興奮
次はこれ。
ちょっとセンシティブなんでぼかしておきますけど、かまぼこを食べるとタンパク質がこうなってああなって、みたいなやつです。
多分だいたいの人がびっくりすると思う。
だってこの筋肉ムキムキマンが写る前に自分たちの姿が映し出されるんですけど、その自分たちの姿に内…あ、ここから先は実際に行ってからのお楽しみ☆
とにかく、「えー!なにこれー!w」ってなること間違いなしの仕掛けが。
子どもの興奮も最高潮。
「ボク、かまぼこ好きじゃないけどかまぼこ博物館は大好き!」
といった供述をしており、
タブレット学習もできちゃう
3階の食と科学にはタブレットが置いてあり、WEBえほんなどを楽しむことができます。
うすうす気付いてはいたんですけど、かまぼこってダイエットとかにも良さそうな食材なんですよね…食べようもっと!!
小田原の名産がひと通り揃う「鈴なり市場」でお買い物
さて、かまぼこ博物館を楽しんだ私たちは、駐車した建物の「鈴なり市場」に戻り買い物を。
ここ鈴なり市場、小田原出身の私がまるで世の姑かのごとくネチネチとチェックをしたところ…
小田原箱根あたりの名産品が鈴なり広場でひと通り手に入ります。
これは楽しい!
鈴なり市場はとても広いので、ザっとパッとみた感じですが、
- 梅干
- 甘露梅
- 箱根の湯もち
- 箱根寄せ木細工
- かまぼこ類
- 干物
- 塩辛
- お米
- 柑橘類を使ったジャムやジュース
- わさび製品
…などなど…これ以外にもたくさんのお土産がありました!
お手軽で華やかなお土産を紹介します
本当にたくさんのお土産があるのですが、「かまぼこの事よくわからないけど、いいお土産ないかなぁ」とお悩みの奥さんにおすすめなものを見付けてきました。
まずは4つの味のあげボールが、可愛く包まれた「大漁万歳」。
開けた瞬間に「うわぁ!かわいい!」という声が上がりそうだし、何より元気になるカラーがギフトにぴったり。
お次はこちら。
人気商品のようで棚がかなり空いていますけど、小さなかまぼこが2本セットになって540円というお手頃な商品。
色んな絵が描かれているので、気持ち程度のギフトにいいですね。
ちなみに通販も出来ます。
小田原出身の筆者購入品はこれ!
さて小田原出身の私が購入したものも紹介させていただきましょう。
じゃん!
湯もち 甘露梅 お米 シーセージとグランシェフ
かまぼことちくわは手作り体験のものを持ち帰る予定だったことと、湯もち・甘露梅は夫も息子も食べないので、お米以外はぜんぶ私用!!
レポは別の機会にしますのでお楽しみに♪
キッズが楽しめる「かまぼこキッズ」や法被で記念撮影も
さて鈴なり市場、風祭駅から入ってすぐの場所には「かまぼこキッズ」というコーナーがあるんです。
ここには子どもが喜ぶグッズだけでなく、
こんなに可愛いものもあるのーーーー!!!!
ちなみにこのかまぼこトミカ、うちの母が息子に買ってきてくれた事があったんだけど、むすこはかまぼこ苦手なので私が全部いただきましたw 美味しいからw
他にも法被を見付けちゃいましたよ!
かわいい!
大人サイズもあるので、家族で一緒に…ってこれ書いてて気づいたんだけど、売り物じゃないよね…?あれ?急に心配になってきた。
引退した箱根登山鉄道がカフェになっていたり
ちょっと今回予想外の雨の強さでうっかり行きそびれてしまったんですけど、
引退した箱根登山電車「モハ1形107号」が置かれているカフェなんかもあったりして、超良くない?!
登山電車ケーキとかかまぼこピンチョスが楽しめるんですって。次は絶対に行きたい!!
本当はイートインも楽しめます
鈴なり市場にはイートインコーナーがいくつかあって、おーどぶるを楽しんだり、茶屋で甘味に癒されたりできるのですが、今回は新型コロナの関係で、イートインはお休みしているところも。
本当ならお買い物だけでなく、ちょこっと休憩しながらお買い物を楽しむことができるのですが、今回はお買い物だけを楽しんで終了!
一日も早く、以前のようにちょい食べを楽しめる日々になりますように…(食べたい)
かまぼこを受け取り、鈴廣かまぼこの里とお別れ…
さて、そろそろ手作り蒲鉾が蒸しあがる時間…かまぼこ博物館に戻り、受け取ります。
受け取りは受付で、最初にもらったレシートのような紙を見せるとスムーズでした。
保冷材も入れてもらえますよ。
受け取った品物はこんな感じ。
こんな素敵な箱に入れてもらえるなんて!!
思いもしなかったぁぁ素敵!!
鈴廣かまぼこの里の滞在時間は
さて鈴廣かまぼこの里の我が家の滞在時間を発表します。
- かまぼこが苦手な夫と息子連れで
- 超せっかちな夫がいる我が家で
- イートインやレストランを利用せず
この状態で滞在時間は何と…
/
約2時間半
\
どうです?!なかなかの滞在時間ですよ!
これ、超せっかちな夫がいる我が家で2時間半ですからね?
普通のご家庭で、なおかつレストランなどを利用するのであれば、普通に3時間は滞在できると思いますよ。
手作りしたかまぼことちくわの味は…
帰宅してかまぼことちくわをいただきました!
さてまずはちくわ。
わたし むすこ
ほう!ほうほう!
私けっこうイケてないですか!!
息子の方は息子の方で歯ごたえが良くて、香ばしさも相まって超美味しかったです。
次はかまぼこを開封。
わたし むすこ
なにしろ我が家では私しか食べないので、まず息子の方を食べてみます。
切り刻んであってホラーのように見えるかと思いますが、これは飾りです飾り。
小田原流は、醤油はつけずにわさび漬けを乗せて食べる感じで。
じゃん!
おおおお~!かまぼこ!
でもやっぱりプロが作ったのと違って空気が入っちゃいますね。
あと表面が滑らかになっていたいので、口当たりがちょっとゴワゴワします。
でも味は最高!
なるほど、かまぼこのあのプルンとしてつやつやの滑らかな口当たりって職人技あってのものなのですね…
これからかまぼこを食べる時はかまぼこ職人さんへの感謝の気持ちを込めて噛みしめようと思ったのでした。
鈴廣かまぼこ博物館の場所
鈴廣かまぼこ博物館は「〒250-0032神奈川県小田原市風祭245」です。
都心からも近いのでぜひ行ってみてくださいね!
比較的近くに、私がレポしている「きのこ苑お山のたいしょう」や「離れのやど星ヶ山」がありますよ。
鈴廣かまぼこ博物館【小田原箱根】子連れ体験記ブログ!滞在時間やポイントを解説さいごに
いやぁ…
楽しかった!
まずはガチャコンプリートしにまた行きます(それかよ)。
あと、今回は2020年6月の自粛解除後だった事もあっていくつか閉鎖されているブースがあったので、その辺も見て回りたいですね。
絶対にまた行きます。
この記事が奥さんとお子さんの想い出づくりのヒントになりますように!
読んでね!帰りがけに小田原の鮮魚料理店「サカナキュイジーヌ・リョウ」で念願のランチしました。