西伊豆戸田温泉の【ときわや】は、デザートまでぬかりなく美味しい宿(個人的には貴重だと思う)。筆者的に西伊豆で一番、料理が好みの宿です。今回は20畳の広いお部屋に子ども連れで宿泊してきましたので、レポします!
今回は西伊豆の戸田温泉にある【味わいの宿 ときわや】をレビューします!
ぶっちゃけ、食事。
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伊豆界隈で一番好みでした!!!
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ごちゃごちゃ手間暇かけないですっきりした料理、素材をそのまま生かした料理が好きな人にめっちゃお勧めしたい!!
デザートまで通して美味しいという、なかなかない宿ですよ。
\ ひとことで言うと /
飯がマジで美味い
もくじ
東京から約2時間半!西伊豆の戸田温泉で「ときわや」を選んだ理由~♪
味わいの宿 ときわやがあるのは西伊豆の戸田温泉。
西伊豆というと恋人岬あたりの堂ヶ島や松崎の方を思い浮かべる方が多く遠いイメージだと思うんですが、戸田温泉はもっと上。
時計で言うと10ぐらいの位置ですよ!
東京からだと高速で裾野や新東名の長泉沼津まで行けちゃうので、1本道で混雑する伊東や伊豆高原、東伊豆に行くより早く到着するんじゃないかっていう穴場なんです。
- 三津シーパラダイス
- あわしまマリンパーク
- 御浜海水浴場
- 道の駅くるら戸田
し・か・も何がいいって、海越しに富士山が眺められるエリアということ!
伊豆の東側からは、海越しの富士山は見られないから、海越しの富士山は西伊豆の醍醐味。
さらに、伊豆に行きたいけど混雑を避けたいという方に本気でおすすめのエリアなんです。
今回ときわやを選んだのは、この2つの理由!
- 広い部屋に泊まりたい。
- 戸田名産のタカアシガニが安く食べられるプランにしたい。
タカアシガニって傷むのも早いので、多くの宿で1杯丸ごと出てくるか、足1本だけついてくるかって感じの宿が多い中、ときわやのプランは半身?半肩?とにかく程よい量だったんです。
1杯じゃないので料金もお手頃。
さらにときわやには20畳ほどの広~いお部屋があったので、広々のんびり過ごすためにときわやを選びました。
さてそれでは次の章でときわやをレポしていきますよ!
創業明治3年の老舗旅館【ときわや】子供連れ旅行体験記
西伊豆戸田温泉の「ときわや」。
外観は特に特徴のない落ち着いた宿っていう感じなのに…
一歩中に入るとこんな感じ。
あれ?
舞踏会にでも来たのかな?
…って錯覚を起こすほどのアンティーク。
ほら。
自動演奏のピアノが流れています。
宿に入った途端、あまりの綺麗さに「うわぁ…」と少女のような歓喜の声をあげてしまいました。
ちょっと外観からは想像つかない綺麗さだった!
ちなみに車は宿の前に着けると、係の方が移動してくれますよ。
フロントでは笑顔が素敵な物静かなジェントルマンが出迎えてくれます。
確か黒いスーツのような服装だったと思うんですけど、フロントの方以外にも数人の方が出迎えてくれて、本当に社交界デビューでも果たしてしまったのかと思った。
20畳のからくり屋敷のような客室に子どもも大興奮!
今回は次の間付きプランという事で、広さはなんと約20畳。
到着した時は雷雨でしたので、雷恐怖症の私は障子を閉めっきりで過ごしました。翌朝の窓からの景色が待ち遠しい。
2部屋だけでなく、謎のブースを発見。
3.5畳ぐらいの…小部屋?
・・・この謎スペースが活かされるシーンってあれですね、あれしかないです。
「じゃ、お義母さんはこっちでお願いしますね」・・・的な?
いたしかたなしに姑と旅行を共にしなくてはならない時のために覚えておくべし。
右奥に洋服掛ける場所があるので、「お着替えは彼に見られたくない~」って人たちにもいいかもね。
そしてもう1つ。
ここにも謎のスペース…!!
ちなみに、
この写真の眺望は4階5階の特別室の眺望。
3階に宿泊すると眺望はこのような感じです。
海に面している訳ではないので、眺望を重視したい方は上層階を予約すべし!
ラウンジでは煎れたてコーヒーが自由に飲めて、絵本も置いてあります
子育て中、なかなかゆっくりコーヒーを飲む時間がないお母さんも多いと思いますが、ときわやのラウンジでは、煎れたてのコーヒーを楽しむことが出来ます。
で、ここには絵本も置いてあるんです。
お子さんが絵本を楽しんでいる間、お母さんも自分のペースでコーヒーが飲めるなんて素敵すぎやしません?
温泉宿でコーヒーが飲める機会って朝ぐらいしかないんですよね。
でも宿についてホッと一息つきたい…ってこと、わたしはある。だから美味しいコーヒーが飲める宿はそれだけで好き。
ちなみにこのラウンジのピアノは自動演奏。
ピアノが欲しくて仕方のない息子は興味津々。
貸し切り風呂が予約制じゃないのが逆にいい!
子どもを連れて旅行に行くと、食事の時間も決められていて、到着早々に貸し切り風呂の予約もしなくてはならず、更に子どもがぐずったり寝てしまったりしてお風呂の予約の時間に行けなかった!!
…なんていう事が起こりがちですよね。
ときわやの貸切露天風呂は、空いていたら入ってオッケー。
お風呂は最上階なので、空いているか確認するのに少し移動が必要ですが、それほど煩わしい距離ではありませんし、何よりお風呂の時間を気にしなくて良いのが最高ですね。
今回は【鶴亀の湯】を利用しました。
半露天というか、浴槽の上には屋根があって、ウッドデッキが半露天になっているような感じです。
解放感はそれほどありません。
漁港が目の前なので仕方がないかな。
味わいの宿【ときわや】の料理は最初から最後まで美味しい!
大切だからここでもう一度言いますけど、ときわやの料理、伊豆界隈で一番好みです。
今回の夕飯はのお品書きです。
しょっぱなから戸田み・静岡みが凄い!名産オンパレード
まずはこちら。
この海老、甘エビに見えるでしょう?実は深海にいる海老なんです!
この海老は「本海老」といって、タカアシガニと同じ水域に生息している海老なので、戸田付近でしか食べられません~!
殻が柔らかく、味が濃厚。丸ごとがぶりと。戸田産の塩だけでいただきます。めっちゃ美味しい。しょっぱなからもう戸田みがすごい。
そうそう、この本海老、マホラリゾート(現在は「雲と風と」)でもいただいたんですよね。確かブイヤベースに使われてたはず。
そしてこちら。
旬菜盛り合わせなんですけどね。
美しいでしょう?!
こちらはなななんと、天城の天然わさびをすりおろしていただくお刺身。
いやびっくりするほど美味しいから!!!
このわさび本気の天然ものなんですよ。天城のおばあさんが、普通の人が行けないような沢?に行って取ってくるのを仕入れているそうです。
天然わさびといっても、粘りや辛み、色など個性があるそうですよ。
同じグループのお客様にはあえて違う特徴を持ったわさびを添えるのだとか!
ちなみに私のわさびは粘りが凄くて薄茶がかっていたんですけど、夫のわさびはサラッとしていて綺麗な緑でした。
正直言って、こんなに美味しいわさび、食べたことがないっていうレベルで美味しいです。
和食の中にも富士サーモンのポワレを挟んで飽きずに食べることができました。
1品1品、味がかぶらないのがときわやの料理の素晴らしいところ。
他に、写真撮り忘れたんですけど「牡蠣安平の白みそ仕立て」という、牡蠣のすり身に白みその餡をかけたものが出ました。
すり身かー…どうせならそのまま牡蠣食べたいなー…と思って一口食べたんですけど、めっちゃ美味しくてびっくりして、一気に食べてしまった。
他にも舞茸の炊き込みご飯や椀、そして別記事にまとめてあるタカアシガニが出ました。
タカアシガニの感想は別記事にまとめましたので、興味ある方は読んでみて下さいね。
デザートまでぬかりなく美味しいのが凄い
そして、私が「やっぱこの宿凄い!」と思ったのがデザート。
今回は安倍川豆乳ムースだったのですが、すんごく美味しい!!!
温泉宿って、料理がどれだけ美味しくてもデザートがやっつけ仕事的なところ、結構多い気がする…(高級宿なら別だけど)。
料理が美味いからと言ってお菓子のセンスがあるとは言えないっていうか。
さて閑話休題。ときわやの安倍川豆乳ムースはすごく優しい味で、がっつり食事をした後でも負担なくすんなり食べられて最高だった…
安倍川という所に静岡らしさも出でいるし、まさに終わり良ければ総て良しで、どこの宿よりも料理の印象が深い。
…と誰しもがポカーンとするほど熱く語るぐらいに美味しかった味わいの宿 ときわやのデザートですが、基本的にデザートは食べない夫は私の絶賛にちょっと引いていたし、何なら息子も引いていた。
朝食は多すぎず少なすぎずの程よい量
さてときわやの朝食。
多すぎず少なすぎずで程よい量でした。
白いご飯かしらすご飯か選ぶことが出来ましたよ。
注目すべきはこれ。
「えぼだい」!!
だいたい伊豆の朝食って鰺が出てくるんですけどね。ときわやはこの日アジの干物ではなくえぼだい。
えぼだいほんと美味しいから!!朝からテンション上げてくる!!
それを、目の前で焼くという、不味くなりようがない朝食でした。
ちなみに朝食のデザートも、ヨーグルトに市販のソース掛けただけのやつじゃないから。
シンプルで美味しい。
ちなみに今回、宿の食事を残してしまう事が多いので、息子の食事をなしにして宿泊したんですけど、やっぱり残しても子どもの料理は頼んだ方がいいという結論に達しました…
Check!子連れ旅行で「食事あり」を選ぶのっていつ頃からがいい?目安を解説しています。
ここが残念!西伊豆戸田温泉ときわや
さぁここからが当サイトの真骨頂。イマイチな点・残念だった点もまとめちゃいます。
部屋がめっちゃ広くてからくり屋敷みたいで、料理が最初から最後まで全部美味しい味わいの宿 ときわやの、ちょっと残念な点は次の通り。
- 食事処の係の方が1人で頑張ってた…
- 貸し切り露天風呂というより貸し切り半露天風呂。
- 眺望が微妙。
この3つ!
食事処の人が1人で頑張っている
この日は私たちの他にもお客様が複数いたんですが、食事処の係の方が2名いるのに1名の方だけがせっせと動いている状態でした。
ときわやの料理は素晴らしく、1品1品説明をして配膳してくれるのですが、もちろん全ての席で同じように説明をしますので、スタッフの方1人でバタバタ駆け足であわただしくこなしている感じ。
思わず手伝いたくなっちゃうぐらい、忙しそうだった…
こんなに美味しい料理なんだから、ゆったりしたいかな!!
せっかく2人いるんだから、分担したらどうか!!
何なら私、運びますけど!!!
…という気分になってしまったのがちょっとだけ残念だった。
「露天風呂」というより「半露天風呂」
楽天トラベルやじゃらんで「貸し切り露天風呂」と書かれていますが、半露天というつもりで行った方が良いと思います。
露天風呂というほどの解放感はない気が…
貸切風呂の割には広くていいお風呂なので、露天感を期待しない方が満足できます。
女性の大浴場には半露天風呂が2種類ついています。
解放感はありませんでしたけど、海が見えていい感じでした。
大浴場は男性の方が良さそう。
眺望が微妙
これはときわやの立地と規模的にどうしようもない事なんですけど、眺望は微妙です。
というのは、同じ戸田温泉でも崖っぷちに建っている宿と違い、ときわやは漁港の本当にすぐ側にあり、道路1本内側に位置しているからなんですね。
ただ、上層階なら良い景色が見られるので、眺望重視の方は最上階を予約した方がいいです。
結論:西伊豆戸田温泉【ときわや】は最高の宿
さて、聡明な奥さまなら既にお気付きですね?
味わいの宿 ときわやの残念な点は「ちょっと残念な点」であり、もしかしたらたまたま1人のスタッフの方が足を負傷していたためもう1人のスタッフだけで配膳していたのかもしれない、そして露天風呂は女性への配慮かも知れない、という事を。
つまり「ほぼ、満点の宿」と言って差し支えないレベルの宿。
ではここで、いつも通り最後に出し惜しみなく味わいの宿 ときわやの素晴らしい点を挙げてみましょう!
- フロントのお出迎えがジェントルマン。
- フロントやロビーが丸で社交界。
- 部屋に案内をしてくれたお姉さんが剛力彩芽をめっちゃ可愛くした感じで可愛い。
- 部屋がからくり屋敷みたいで子どもが喜ぶ。
- 姑に最適な小部屋がある。
- 料理がめっちゃ美味しい、素材レベルで美味しい。
- デザートのがっかり感ゼロ。
- コーヒーが自由に何杯でも飲める。
- 貸し切り風呂が自由に利用できる。
- 貸し切り風呂が広い。
このような感じになりました。
西伊豆で宿をお探しの方、特に素材を生かした美味しい料理が食べたい!という方はぜひ味わいの宿 ときわやに行ってみて下さいね。
奥さんの子連れ旅の参考になりますように!
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