ヘレンカミンスキーはストローハット・麦わら帽子を探している人にとって注目のブランド。でもなぜ高いの?それだけの価値あるの?と気になりますよね。長年愛用している立場から、その理由と、使用レポをまとめます。
私はもうアラフォーどころかアラフィフに差し掛かってきたので、普通のストローハットだとどことなくムリしてる感じになってしまうんですよね。
で、たどり着いたのがヘレンカミンスキーで、かれこれ何年も愛用しています。
今って指定外繊維、つまり紙製の”ストローハット風ハット”も多く出ていて、それがものすごく安く手に入るから、
いやいやいやいや似たような麦わら帽子なのに、なんでヘレンカミンスキーはこんなに高いんだよ?なんて最初は私も思っていたのです。
…というわけで、ヘレンカミンスキーについて徹底解説します。
ヘレンカミンスキーはなぜ高い?その理由
ヘレンカミンスキーはお手頃なモノなら2万円弱、しっかりしたラフィアハットなら3万円超えと、なかなかのお値段ですよね。
私も最初は「こんな高いハット買えないわ」なんて思っていたのだけど、知れば知るほど、ヘレンカミンスキーの価格に納得せざるを得ないんです。
ヘレンカミンスキーが高い理由は2つ。
麦わら(ストロー)ではなく、ラフィアを使っているから
ヘレンカミンスキーのハットは、ラフィアを使っています(コットンやウールのハットもありますが今回は割愛)。
ここが重要で、ストロー、いわゆる麦わらではなく、天然のラフィアハットなんです。
ラフィアって?
ラフィアというのは、ラフィア椰子の葉の部分。
東南アジア、南アメリカ、中央アメリカの一部などに生息していて、マダガスカルの沿岸の谷で最も繁殖している植物なんですって。
そしてヘレンカミンスキーが使っているラフィアは、母体の木を傷付けないよう収穫されているそう。つまり「持続可能」な収穫というわけですね。
余分な葉を取った後、天日干しで乾燥させてあの美しい色に変化していくというのだから、その手間が伺えますね。
ラフィアとストロー、そんなに違うの?
私がヘレンカミンスキーを愛用するようになって初めて知ったのが、ストローとラフィアの違いです。
ストロー、つまり麦わらはその名の通り、イネ、ライ麦、トウモロコシ、オーツ麦、大麦などの穀物の乾燥した茎のこと。
ストローは穀物を収穫した副産物でもあるので、比較的お手頃な価格で流通します。
ラフィアとの大きな違いは、麦わらはもともと硬いので、細やかな編地には適していない点と、湿気を吸収するので時間の経過とともに脆くなる点なんです。
いっぽうラフィアは天然樹脂が自然の防水の役割を果たしていて、なおかつ弾力があるので脆くなりにくく、長く愛用できるのです。(※あくまでも自然の防水の役割なので、水に浸けたり雨の日に被るのはNGです)
職人の手作業で作られているから
そして、ヘレンカミンスキーは伝統的な手工芸技術の保存に重点を置いていて、職人の手作業で作られています。
なので、1つのハットが完成するまでに数日かかるのです。
紐状の素材を機械で縫い合わせていく作り方と違って、ヘレンカミンスキーは編み込まれて作られています。
時間がかかるのだから、お値段もそれなりにして当然というわけですね。
ヘレンカミンスキーはなぜ高い?使ってみて実際どうなの?
私はヘレンカミンスキーを今は2つ所有していて、今まで5つ購入しました。
年齢と共にどうしても似合わなくなってくる形、髪型やファッションの変化に合わせて手放したもの3つ。
でもヘレンカミンスキーは麦わら帽子と比べて子供っぽくならないし、カジュアルな服装じゃなくてもコーデしやすいのでずっと愛用しています。
風で飛びにくいからヘビロテしてしまう
私が初めて購入したヘレンカミンスキーはclassic5です。
ヘレンカミンスキーの最初の製品で、ボーグ編集者の目に留まったという逸品です。
このハットはインナーバンドがついていなくて、内側はおでこあたりにパットがついているだけ。
なのに、風に煽られても飛ばされにくくて、子育て中に本当に便利だったからすぐハマってしまいました。
ヘレンカミンスキーは上品な印象だから、コーデしやすい
Classic5はつばが広めなのと、クラウンが丸みを帯びているので、アラフォーのうちはいいけどアラフィフに差し掛かるとなんとなく可愛すぎて、次はCATALINEを購入しました。
私が購入したのはベルトの部分がリボンになっているタイプなんだけど、それはもう完売してしまいましたね。
こちらが似ているかも。
他にもラフィアハットブランドってあると思うんだけど、ヘレンカミンスキーはリボン控えめで、エンブレムも小さくついていてさりげないし、どんなファッションにも合わせられるのが気に入ってます。
やっぱりしっかりと編み込まれたラフィアハットは、お手頃なストローハットとは違うツヤ感醸し出してる気がして、お気に入りを身につけている自信みたいなものにも繋がります。
何年経ってもきれい!ほつれたりしにくい
それと、ヘレンカミンスキーは割と雑な扱いをしてもボロボロにならないのも気に入ってますね。
前にイルビゾンテだったかな…どこかのストローハットを購入した事があるんだけど、ストローハットってほつれやケバケバが目立ってダメだった。
若い子が被ってる分にはいいんだけど、ほら、私みたいな年齢になるとやっぱ清潔感大事ですからね。
その点、ヘレンカミンスキーはラフィアなので脆くなりにくく耐久性も高い気がする。
くるくる丸められるPROVENCEシリーズも使っていたけど、しょちゅうくるくるしてもそんなに毛羽立たないし、帽子を脱いだり着けたりする機会が多い子育て中に本当に助けられました。
ヘレンカミンスキーがダサい?じゃぁこんなシリーズはどう?
ヘレンカミンスキーって中には「ダサい」なんていう人もいるみたいだけどどうしてでしょう。
あれかしら、サンバイザー?サンバイザー見てダサいって言ってる?!
まぁ確かに、ヘレンカミンスキーの中にもちょっとどうなの〜?!ってやつもあるけどもw、素敵なのもたくさんあるんだけど!
子育てママには内側で調整できるシリーズ
子育て中に風でハットが飛ばされちゃうと手間がかかっちゃうので、子育て中ママには内側のインナーバンドに紐が通っているタイプがオススメ。
丸められるプロヴァンスシリーズも子育て中便利
ヘレンカミンスキーで1番有名なシリーズといえば、折りたたむことが出来るPROVENCE(プロバンス)。
子育て中は何かと脱着しやすく携帯性の良いものが便利ですよね!
プロバンスはツバの広さが3種類。
【PROVENCE8】、【PROVENCE10】、【PROVENCE12】の中で、個人的には10が汎用性高いかなと思います。
簡単に折りたたむことができるだけでなく、外側の紐でサイズを少し調節する事も出来ます。
ヘレンカミンスキーはなぜ高い?使用レポとダサいと言われない人気帽子を紹介、さいごに
ヘレンカミンスキーがなぜ高いのか、普通の麦わら帽子との違いや使用レポ等をお送りしました!
特に、最近ちょっとストローハットが似合わなくなってきたなぁ…なんていう奥さん、お試しあれ〜!