結婚後に実母がめんどくさい、そんな風に感じた経験が私にはあります。親不孝な気がして少しだけ戸惑いも感じたけれど、もしかしたら私が”娘役”がひと段落し、妻として母として成熟した証拠なのかも。そんな体験談を紹介します。
私と実母は、私が18歳?19歳?遠い昔だから忘れちゃったけど、とにかく何十年も前に私が実家を飛び出して以来、別々に暮らしていまして、仲は悪くはないけれど、かといってべったりというわけでもない人生でした。
良く言えば、衝突するほど近い距離でもない(物理的にも精神的にも)というか。
ところが、結婚をして子どもが産まれてみると、途端に「うわ、実母めんどくさっ」と思うことが増えてしまったのです。
夫の愚痴をただ聞いてもらう時もあるし、息子を預けるとしたら義母よりやっぱり母の方が安心感はある。基本的には心配性なのでどっちにも預けないですけども。
でも、うーん、何ていうのかな…いや、産んでくれてありがとうとか、育ててくれてありがとう、その辺の感謝はもちろんベースにありますよ?
でもめんどくさいんです。
結婚後 実母がめんどくさいと感じてしまう理由
うまく説明出来ないので、とりあえず実母のめんどくさい所をあげていきますね。
- 根掘り葉掘り追及する。
- 娘の事を知り尽くしていると思っていて、どうでもいいことにしつこい
- 人の運転している車でとにかくうるさい。
- うちの行事の事を勝手に決めつける。
- 私の好みを見当違いに覚えている。
- デモデモだってチャンが酷い。
- 世間知らず過ぎる。
- すぐ誰かのせいにする。
こんな感じですかね…悪口とかじゃないです。
繰り返し言いますが、仲良しです。
それに、助けられることも多いです。
それに『やっぱり私は母の子なのだ』と感謝する事も多いです。
夫が解雇された時、その話を母にした際は真っ先に夫の心の心配をした母。いい母なんですよ、優しいし。
でもめんどくさいんですよね…
根掘り葉掘り追及する
例えば私と夫がどう出会ったのかとか、おほほほほ…と微笑みながら地味に追及してきます。しかも「自分は別に興味無いけど〜」みたいに誰かのせいにして。
お父さんが言ってたのよ~、お姉ちゃんとパパ、どうやって知り合ったのかしらって~おほほほほ~♪
ほっといてくれよw
それ知って何か誰かが幸せになりますか!!!
あと死んだ父のせいにすんのやめろw
これの軽めの事を夫にもするんですよ。
その時が特に苦痛。
根掘り葉掘り追及する母を適当にあしらう夫と、適当にあしらわれている事に全く気付いていない母のコラボレーション…
ちなみに、夫は母に優しいです。
母だからスルーしているのではなく、めんどくさいと適当にあしらうのは誰に対しても平等で、夫にとって全く悪気はないらしい。
娘の事を知り尽くしていると思っていて、どうでもいいことにしつこい
いくら娘だとはいえ、もう離れて暮らして30年経ってるんですよ。
でね、私ぐらいの年齢になると、母から離れて暮らしている年月の方が長いわけです。
そうなってくると、母が知らない私というのがいるわけですよね。
母はどこで何を勘違いして記憶したのか、はたまた記憶改ざんしたんだかわかりませんが、私が無類の抹茶好きだと思ってるんです…
確かに私はハーゲンダッツの抹茶を時々食べます。でも何でもかんでも抹茶味が好きなわけじゃない。
だから母が買ってきた抹茶味のパンとかを食べない時もあるわけです。
で、問題はここから。
ある日母が我が家に遊びに来た時に、なんか大量に抹茶系のパンやお菓子を買ってきました。
私は自分が抹茶好きだという自覚はないので「へー、母、こんなに抹茶好きなんだー」って思っていたわけ。
そしたら母が、
「あら、今日はあまり食べないのね。お姉ちゃん、抹茶好きでしょう?」って言うんです。
だから「え?私、抹茶そんなに好きってわけでもないよ。アイスの抹茶は好きだけど…」と言いました。
そしたら母、
あらヤダ嘘よ!好きだったはずよ!
って。
いやそれ誰情報〜〜〜!!
しかも本人が「そんなに好きじゃない」って言ってるのになんでwwww
本人がそこまで好きじゃないっつってんのに絶対に譲らないw被せてくるw
いや、じゃあいいよ、仮に嘘ついてたとしよう!
抹茶が好きかどうかで嘘ついて、私に何かメリットありますか!!!!!!
運転中うるさい
母は実家の方で運転します。
でもこちらの道は細かったり人ごみが凄くて慣れてないので、同乗するだけ。
夫が運転する車に乗って、後部座席でいちいちいちいちずーーーーーっと、
「ハッ!」
「キャッ!」
「アブナッ!」
「あらやだ、こんな狭い道通れる?!」
「ヒッ!」
って言ってる。
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと。
とりあえずお口チャックッ!!!!!
逆に危ない。
運転してる人、気が散っちゃってしょうがない、これじゃ。
うちの行事の事を勝手に決めつける
決めつけていちいち口出ししてくるのとはまた違うんですけど、勝手に決めつけるんですよ。
今回の七五三も、勝手に神社にサクッと行って終わりだと勝手に決めつけていて、神社にカメラマンを呼んで撮影してその後食事に行く予定だと伝えると、
「えっ!やだ、お姉ちゃん、もっとアッサリしたタイプじゃなかった?!お宮参りの時みたいに自分たちで写真軽く撮って終わりにするんじゃないの?」
アッサリしたタイプ…
ごめん何言ってるかわかんないw
私はラーメンかなんかかなww
お宮参りの頃は、切迫で筋力が戻ってなかったのと産後の回復が遅すぎて、やりたいように出来なかっただけなんですよ????
その他いろいろありますが
母は父の家業をずっと手伝ってきましたので、ある意味、世の中を知らないんです。
束縛の強い父が亡くなって初めて単体で動けるようになり、パスモを使えるようになったのも最近。
息子が小さなころに一緒にファミレスに行き、息子がわちゃわちゃしてたので母に「コーヒー持ってきて」とお願いしたところ、10分経っても戻ってこず…
心配になって見に行ったら、ドリンクバー前で小首をかしげて『???』みたいな顔してた、なんていう、ちょっと笑えるできごとも。
結婚後、実母がめんどくさいと感じるようになったのは、私の自立の証!
「わかる…私も結婚後に実母の色んな部分がイヤに感じてきた…」と感じた方にに伝えたいのは、結婚後に実母がめんどくさいと感じるようになったのは、自立の証では?という事です。
自分が実母と同じ立場になった時、母の”あら”が目にとまるのはそれはもう、”娘”というメガネを外したからですよ。
親元にいた時には気付かなかった、親のあれこれに、社会に出てから気づく人は多いものです。
それと同じように、妻という立場になり、母という立場になって改めて、実母…ちょっとそれは違うんじゃないの?と思う事が出てきても全くおかしいことではありません。
実母に対してめんどくさいという感情を抱く自分を責めるよりも、「あ、私、親を客観的に見られるぐらい、人間的に成長したのかも」と、思うようにしてみて!
さいごに
結婚後、実母がめんどくさい…と感じた私の体験談を紹介しました。
この記事を読んで、クスッと笑ってもらえたり、すっきりしていただけると嬉しいです♡