夫のモラハラについて「何が原因なのだろう」と考える時、知らず知らずのうちに自分のせいだと感じている事はありませんか?
モラハラ夫は不機嫌になる原因を、さも妻であるあなたにあるかのように平然と言ってきますが、その言葉に惑わされてはダメ。
モラハラの原因は、夫が育った家庭環境にあります。
モラハラ夫には、意外な共通点があります。
当記事はモラハラ夫の原因が何なのかを考察していきます。
モラハラ夫は親・きょうだいに強いコンプレックスを抱いている
突き詰めていくと、モラハラ夫は親やきょうだい・家族に対して強いコンプレックスを抱いている事が多いです。
例えば私の知っているケースでは、
- 父親の社会的地位が高く、兄も続いて社会的地位が高いのに、自分だけが劣っていると思っていた人が出世をしてモラハラ化した。
これは本人がコンプレックスの自覚を持っていて、ずっとモラハラの要素がなかったのに、出世と共にモラハラ化したケース。
自分が思い描いていた地位に近付く事が出来て裸の王様状態になってしまい、周囲を見返してやろうと間違った方法に向かってしまった。
他にも、
- 「稼がざるもの食うべからず」という教育を小さな頃から強く受けている。
これはうちの夫がそうなんですけど、幼少時代から稼がざる者食うべからずの英才教育を受け過ぎた場合、収入のない専業主婦に対してモラハラ化するという感じ。
パートナーである妻を貶める事で幼少時代から感じて来た不安を解消しようとしているケース。
他にはこのようなケースも。
- 母親が完璧過ぎる・母親を客観視できない。
母親が完璧な専業主婦であった、非の打ちどころのない母親であった、母親を客観視できず無条件に素晴らしい人間だと信じて疑わない男性もまた、自覚なしにモラハラを開花させるケースも。
「うちの母親は〇人も子どもを育てながら完璧に家事をこなしていた」
「うちの母親は女手一つできょうだいを何不自由なく育て上げた」
こんな事を口に出す人のモラハラ率はかなり高いです。自分の母親を基準にして妻を評価しがち。
どちらも、形は違いますが親きょうだい・家族に対するコンプレックスに変わりはありませんね。
モラハラ夫は、正しく反抗期を迎えられなかった人に多い(気がする)
モラハラ夫は一般的に、「外面が良い」と言われることが多いです。
その外面ゆえ、妻は夫のモラハラに苦しんでも周囲の人の理解を得られず、「あのひとがまさか」とか「そう言ってもまだマシな方だよ」なんて言われてしまい、更に落ち込むことさえあります。
特に、その「外面」は…
夫自身の両親・きょうだい・親族の前で発揮される事が多い気がするのです。
どのような理由からか思春期に反抗期を迎えられなかった人は、配偶者で反抗期をやり直すのではないかというのが私の仮説です。(迷惑な話です)
ここで大切なのは、反抗期がなかった人がモラハラになるのではなくて、何かしらの理由で抑圧されて反抗期を迎えられなかった人、
例えばそうですね…「親の前で良い子どもであり続けなくてはならなかった」などの理由で反抗期を迎えられなかった人がモラハラ夫化するケースがとても多い気がします。
もちろん、思春期に反抗期を迎えられなかったとしても、殆どの場合がモラハラ夫にはなりません。
反抗期がなかった事がダメなのではなく、抑圧されて思春期を過ごさなくてはならなかった事が1つの要因になるのではないかと実感しています。
モラハラの原因が何であれ、パートナーを貶めて良い理由にはならない
モラハラの原因は、もしかしたら満たされない幼少期が原因なのかもしれません。
時々思う事があるんです。
夫が息子と同じぐらいの年齢だったころ、その少年は何を思って感じていたのだろうって。
でも原因が何であれ、パートナーを貶め傷付けて良い理由にはなりません。
それに私は、私自身が幸せになるために生きているしその権利があります。
例え親きょうだい・家族が原因であろうとも、モラハラを「仕方ない」と黙って見過ごすわけにはいきません。