HSP傾向がある人の中で、片付けが苦手な方がいます。私もその1人。私の体験談を元に、どうしたら部屋が散らからなくなるか、適した整頓術について紹介します。心に余裕を持って取り組むポイントについても解説します。散らかりやすい部屋を整えることで、心地よい空間を手に入れましょう。
本記事では、HSPが片付けが苦手な理由と、部屋が散らかり汚くなりがちな理由について解説します。
また、HSPにとって適した片付け方法についても紹介しますので参考にして下さいね。
HSPが片付けが苦手な理由
それではまず、HSPの方が片付けが苦手になりがちな理由を紹介します。
あくまでも私の場合なので、同じHSPの方でもタイプにより違いがあります。必ずしも当てはまるとは限りませんので参考程度に…
考えすぎて買ってしまいモノが増える
私の場合、先読みしすぎて「これは必要なんじゃないか」みたいな感じで買ってしまいモノが増えてしまうというのが前提にあります。
実際は必要になってからでも十分間に合うのに、備えの備えの備えぐらいまでしてしまうのです。
モノが増えれば片付けまでのハードルも高くなります。
感受性が高いため、物に対する愛着が強く、捨てられない
HSPは感受性が高いため、物に対する愛着が強く捨てる事ができない事があります。
処分しようと手に取ると、その物を手に入れた時の思い出や情景が思い浮かび、捨てることができなくなってしまうのです。
たとえば、子どもが生まれたばかりの頃に使っていたガーゼ1枚も、捨てるとなると精神的に苦しくなってしまうのです。
その結果、物が増えていき、片付けが難しくなります。
感情がコントロールしきれず、片付けに集中できない
HSPは、感情がコントロールしきれなくなることがあります。
先ほどの”感受性が高い”に通ずる事ですが、片付けをしていて捨てることができない物があった場合、感情が高ぶり片付けが進まなくなってしまうのです。
感情が高ぶるといっても、大騒ぎするとかではなくて、購入した時の事を思い出して涙が出てしまったり…
また、捨てた後に後悔するのではないかという事を深く考えすぎてしまうこともあります。
複数のことに注意を払うため、片付けに時間がかかる
HSPは、周りの環境に敏感で、複数のことに注意を払うことができます。
これはメリットでもあるのですが、片付けにおいてはデメリットで、色んな事に気付くからこそ片付けに時間がかかってしまうことがあります。
例えば、物を片付けながら、音や匂いなどに敏感に反応してしまい、片付けに集中できなくなってしまう事はよくありますよね。
過剰な刺激による疲れやすさ
HSPは、過剰な刺激に敏感で、疲れやすい傾向があります。
今まで紹介した片付けが苦手な理由がすべて負担となり、片付けに取り組むと疲れてしまい、精神的に消耗してしまうことがあります。
その結果、片付けを中断してしまうことも。
HSPが散らかった部屋で過ごすリスク
片付けが苦手なHSPの私ですが、HSPは片付けを無理をしてでもしないとダメだという事に気付きました。
散らかった部屋で過ごすデメリットが大きすぎるんですよね。
環境に影響されやすいため、安らげない
HSPは非HSPの人より環境に影響されやすいので、部屋が散らかっていると安らぐことができません。
散らかった部屋で安らぐことができないのは多くの方が当てはまると思うのですが、HSPの場合は安らげないだけでなく、負の環境に影響され自堕落になることがあります。
実際に私も、この負のスパイラルに陥ったことがありました。
環境に影響されやすいHSPが散らかった部屋で暮らすことは、リスクが大きいです。
色んな事が同時に気になり集中できない
HSPは色んな事に気付いてしまうので、部屋が散らかっていると知らず識らずのうちに意識が分散し1つのことに集中できません。
何かをしていると、あっちも気になりこっちも気になり、結果なに1つ進まない…ということも。
意識を働かせている事で、精神的にも負担になります。
HSPに適した片付け方法は?暮らしを整えるコツを紹介
HSPの私が実際にどのように部屋をキレイに保っているか、コツを紹介します。
とはいえ、特別なことはしていず基本的なことをしているだけなんですけどね!
モノを買わない・買う時は翌日以降にする
モノが増えればその分片付けに手間がかかるので、モノを買わないのも1つの方法です。
もし欲しいものがあった場合、買うのは必ず翌日以降にします。
当日買わなくなるだけで、意外と熱が冷め、実はそれほど欲しいわけでもなかった事に気付き、買わずに済みます。
安いモノを買わない
手軽に手に入る安いモノを買わないのも、私が実践している方法の1つ。
100円だから…と余分に買って、結局ほとんど使わない・使えないものに溢れてしまった事があったのです。
それ以降、買うものはあえて高めのものを選ぶようにしています。
そうすると、そもそも買う頻度が減り、大切に使うようになり、最終的に不要になった時もリユース販売できる事が多く、手放しやすくなります。
小まめに整理整頓する
HSPは、敏感な傾向があるため、物の位置が変わることでストレスを感じることがあります。そのため、できるだけ短い頻度で小まめに整理整頓することが重要です。
例えば、食器は食べ終わった後すぐに洗う、使用したものはすぐに元の場所に戻すなど、日常的に整理整頓を心がけるようにします。
片付けをルーティン化する
HSPは、新しいことに取り組むときに不安を感じることがあります。
そのため、片付けも習慣化してしまうことで、不安を減らしストレスを軽減することができます。
毎朝、毎晩など、定期的に片付けを行うルーティンを作ることが大切。
さいごに
HSPの方が片付けが苦手な理由と、HSPの方に適した片付け方法を紹介しました。
少しずつ暮らしを整え、ストレスフリーな毎日のヒントになれば幸いです。