デキ婚・授かり婚の離婚率は、一般的な結婚と比べて高いと言われています。いろんな理由が考えられますが、掘り下げていくと理由はたった1つ。本記事では、デキ婚・授かり婚を経験した当事者が、離婚率が高くなる理由を解説します。また、離婚を回避するための対策も紹介しています。
離婚率が高い、後悔する、なんて言われることも多いデキ婚・授かり婚ですが、我が家はなんと紆余曲折ありつつ結婚10年が経過しました。
1つの節目として10年を振り返り、今、経験者・当事者の立場から、デキ婚の離婚率が高い理由と、乗り越えるための対策を解説します!
真理!デキ婚・授かり婚の離婚率が高い理由
デキ婚の離婚率が高いのは、いきなり「父と母」という立場から結婚生活がスタートするからです。
どういう事かというと、2人の絆や信頼関係を構築する前に、人生の中で1位2位を争う超難問に立ち向かう事になる、という事です。
意見が衝突しやすいライフイベントからいきなり結婚生活がスタートする
妊娠出産や育児に関しては、個々の考え方の違いやギャップ等が現れやすく、しっかりとお付き合い期間を設けて出産にいたったカップルでさえ産後クライシス問題を孕んでいますよね。
ライフイベントで意見が衝突してしまうことは他にも色々ありますが、妊娠出産は色んな意味で”命”が関わる事でもあり、意見がぶつかってしまった時に、取り返しがつかないレベルで相手を嫌悪してしまうきっかけになる事があるのです。
そんな、最も意見が衝突しやすいライフイベント”妊娠出産”から、いきなり結婚生活がスタートするのが、デキ婚です。
妻の立場からすれば、自分の体調やお腹の中の命のことで精いっぱいで夫の事なんてかまってられないのにもかかわらず、夫の立場からすれば、まだまだイチャイチャしたい時期なのに、妻と思うようにコミュニケーションが図れない…
なんていう事で、結婚生活初っ端からいきなりギスギスしだすケースも(我が家ですw)。
「妻」として「夫」としてのお互いを一切知らない状態
デキ婚・授かり婚はそもそも妻として、夫としての相手を知らない状態なので、相手の実家との関わりや価値観を、子どもが誕生する直前から知ることとなります。
妊娠出産で大変なのは、本人たちの意見の相違だけではありません。
細かい話で言うと、妊娠中の帰省はどうするか、出産に誰を立ち会わせるのか、産後の入院中のお見舞いは?義実家に赤ちゃんをいつ連れて行くのかとか、いつ初対面させるのか、産後のお世話は?等など、実家・義実家絡みで意見がぶつかり合ってしまうが圧倒的に増えます。
例えば他に我が家に起きたこととしては、歯磨き問題や、チャイルドシートに乗せる乗せない、ジュースをいつ解禁するかや、甘いものをいつどう解禁するか等など。
実家や義実家と自分たちの方針が相容れない場合に、パートナーの味方をしてくれるならまだマシですが、中には最近結婚した相手よりも自分の両親の意見を優先させる人もいます。
こんな感じで相容れない部分が後からわかったりする点が、デキ婚です。
パートナーとしての信頼関係が出来上がっていない事も
デキ婚・授かり婚の中でも、もともと友人関係や仕事仲間であったり恋人関係で、信頼関係が構築されているケースもありますが、その場合は別にして、
なにか衝突した際に「でも夫は(妻は)本当はこういう人だから」と、ふと思い返して冷静を取り戻せるほどの信頼関係が出来上がっていないという点もお伝えしておきたいと思います。
妻と夫という立場の信頼関係を、デキ婚の場合は子どもを育てながら構築していかなくてはなりません。
基盤がなにもない状態なので、揺らぎやすいと言えます。
デキ婚・授かり婚で離婚をしない工夫は?
では、デキ婚・授かり婚でも離婚をしない工夫はなんでしょうか。
基本的には「相手を尊重し合う」事以外にありませんが、実はこの尊重し合うってすごく難しくて、同じ様に尊重し合う関係でないと崩れます。
つまり、片方だけ我慢をしているような状態だと、破綻します。
10年続いている我が家がどうしてきたかというと、嫌な事は嫌とはっきりと伝える事です。
そんなの当たり前の事なのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「子どもができてしまったから仕方がない」と諦めて耐えてしまう事が多いのです。
嫌なことを嫌だとはっきり伝えない事で、その時の衝突は避けられますが、結局どこかで帳尻合わせのように衝突が起きてしまいます。
なので、自分の意志をしっかりと伝え、少しずつ軌道修正することが、デキ婚では特に大切だと感じています。
伝えることで、冷静に話し合うことができない我が家は、LINEや手紙で伝える事もありました。
軌道修正に軌道修正を続ける事で、10年の一区切りを迎えることができました。
さいごに
我が家はデキ婚カップルで、しかも好みが正反対の夫婦でもあります。
共通しているのが唯一「子どもを幸せにする」という事だけで、趣味も何もかも正反対でもここまで一緒にやってこられました。
私の体験談があなたのヒントになれば幸いです!