シンプルな生活を送っているNさんに洋服を簡単にリペアする方法を紹介してもらいます。ダーニングという方法で、手先が不器用な人もできて、可愛く補修ができるそうですよ♡ 子どものズボンの膝や靴下などをリメイクしましょう!
おしゃれで可愛い子供服のお直し方法をご紹介します!
食べこぼし、ペン、泥遊びなど子供服の汚れはつきもの。
さらに、公園で転けてはズボンの膝に穴があいてしまいます。
面倒だからと放っておくとどんどん穴が広がってしまうため、ワッペンをつけたり、ジグザグミシンをかけたり。
しかし、一度破れた部分の耐久性は落ちている為、周りからほつれが出てくる事も。
そんな子供服のお直しでお悩みの方に、
かなり不器用なわたしでも30分ほどで補修できて補修する前よりも愛着が増す、とっておきのお直し方をご紹介します。
シンプルな生活を送っているNさんの寄稿記事です。Nさんはデザインやイラストのお仕事をされています。
ダーニングとは?
ダーニングとは、衣類の虫食い穴やほつれを繕うヨーロッパの伝統的な繕いの技術のことです。
イギリス在住テキスタイルデザイナーの野口光さんが日本に伝えたダーニングは、雑誌「暮らしの手帖」に掲載されて注目を集めました。
大切な服に穴が空いてしまった、ほつれてきた、擦り切れそう、シミがついた……。
お気に入りの服だから、捨てたくないし、いつまでも着ていたい。 そんな時に便利な技術がダーニングです。
今ダーニングは人気が高まっていて、本なども出版されています。
子ども服やキッズアイテムと相性抜群
これがないと眠れない!と娘が愛用していたガーゼケットに穴が開いたことをきっかけに手芸ショップでダーニングという補修方法を知りました。
穴が開いたらミシンで補修したり、ワッペン、補修テープやボンドを使ったりと様々な方法を試してきましたが、どれもイマイチ。
補修しました感が出てしまったり、耐久性がなく、結局捨てなければならないほど悪化してしまったりということも。
ダーニングは目立たなく補修する従来の補修方法とは違い、カラフルな糸を使って補修するため、子供服との相性も抜群なんです。
カラフルさが子供服とマッチして世界でひとつのかわいい繕いものが仕上がります。
ダーニングに必要な道具は3つ!
ダーニングに必要な道具はたった3つ。
- 糸(刺繍糸から毛糸まで素材に合う糸を)
- ダーニングマッシュルーム
- 針
この3つの中のダーニングマッシュルームは別の物で代用できます。
例えば…
- ボール
- こけし
- 電球
- ガチャポンのカプセル容器
- 石ころ
などなど。
ちょっと丸みのある物であればオッケーです。
クローバーのダーニングマッシュルームは使いやすく初心者向け
わたしが実際購入したクローバーのダーニングマッシュルームは、針もセットで販売されています。
持ち手を据え置き型に付け替えられるので初心者でも使いやすい!
カラーの使い方説明書付きで手持ちの毛糸ですぐにダーニング可能です。
ダーニングは簡単、不器用さんでも大丈夫
ダーニングは簡単なので、不器用さんでも大丈夫。
小さい穴なら、初心者でも30分ほどで完成します。
補修方法は不器用な私でも出来るほど簡単でした。
今回はこの靴下をダーニングしてみました。
出来上がったのがこちら。
もともとこういうデザインだったと言われれば、そんな感じに見えませんか?
文章より、やってみると思った以上に簡単です。
ダーニングは、他の補修と違い耐久性も期待できます
今回補修したグレーの靴下はかなり薄手のタイプです。
他の補修方法では縫った場所がひきつれてしまったり、縫った場所が避けてしまうこともあるので、ダーニングでもツレが出ないか心配しながら細めの糸で補修しました。
ダーニングを終えた生地は、ダーニング前よりもしっかりとしていて、数回洗濯しましたがよれたり破れが復活することはなく、耐久性が良いです。
ワッペンなどを付けるのと違い、丸で最初からそういうデザインだったかのような可愛さで補修できるだけでなく、縦糸と横糸を交差させているため、耐久性も高くなるのが、ダーニングのメリット。
さいごに
ダーニングで、子どもが大切にしているお洋服や靴下、ブランケットなどをよみがえらせることができます。
捨てる前にぜひ試してみてくださいね。
きっともっと大切なアイテムになりますよ。
ダーニングは、洋服だけでなく入園グッズを飾り付けるのにも向いています。
ぜひトライしてみてください。