モラハラ夫を更生させた筆者が、モラハラ夫の弱点を解説します。「モラハラ夫の弱点」は少しはき違えて紹介されている事が多く、多くの人は間違った対応をしてしまいます。モラハラ夫の弱点の意味を理解し、効果的な対応をしましょう。
モラハラ夫に何を言っても論破されてしまう…弱点はないの?
モラハラ夫って、一見どこにも弱点がないように思えるけれど、1つだけ弱点があるわよ。
モラハラ夫は外面がよく、モラハラである以外はそれなりに”良い夫”である事が多いです。
たとえば収入がそれなりにあるとか、家事ができるとか、子育てには割と積極的に参加するとか、ご近所づきあいがうまいとか、周囲に夫の愚痴をこぼそうものなら「贅沢な悩みね」とか「いい旦那さんじゃない」とか言われがち。
一見、どこにも弱点がないように思えますが、1つだけ弱点があります。
この記事では私の体験談を元に、モラハラ夫の弱点と対応を紹介します。
モラハラ夫の弱点とは
まずは結論
モラハラ夫のたった1つの弱点は、「無関心・無反応」です。
勘違いしないで欲しいのが、無視をする事でも、夫の存在に対して無関心になることでもなく、あくまでもモラハラに対する無関心・無反応であることです。
これを勘違いして、いきなり夫を無視したり夫に対して無関心を装うケースが多いんですよね。
もちろん、度重なるモラハラに愛情が尽きてしまい、夫の存在自体に興味を持てず無関心になってしまっているのなら仕方がないことですけどね。
共存をしていくのなら、「モラハラ行為だけスルー」これを徹底すれば、モラハラは弱体化するかも。
なぜモラハラ夫の弱点が無反応・無関心なの?
それではなぜ、モラハラ夫の弱点が無反応・無関心なのでしょう。
それは、普段のモラハラ夫が何を求めているか考えれば一目瞭然。
モラハラ夫は妻が負の感情に巻き込まれる姿が見たい
モラハラ夫が妻にモラハラを働く理由は、単純に「妻が負の感情に巻き込まれる姿が見たいから」なのです。
ではなぜ、妻が負の感情に巻き込まれる姿が見たいかと言うと、妻をサンドバッグにしているからです。
サンドバッグが傷つかず、揺らがず、音も立てずピクリともしなかったら、手応えがありませんよね。
だからモラハラ夫はあらゆる方法で、サンドバッグが傷つき揺らぎ音を立てる姿を見ようとします。
そして、サンドバッグがいつまでも自分の元に残るよう、丸で価値がない存在なんだと洗脳していくんです。
だからモラハラ夫は、モラハラでコントロールできそうな状態を見極めてモラハラ化することが多いんですよね。逃げ場がない人が大好き。
妻が妊娠中だとか親の介護が必要だとかで身動きが取れない状況を察知して、絶妙なタイミングでモラハラ化するケースも。
無反応・無関心を想定していないため、戸惑う
モラハラ夫は反応がある前提で妻にモラハラを働くので、何の反応もないと戸惑います。
そもそも、妻をサンドバッグにして悲しんだり苦しむ姿を見て自己肯定感を満たそうとしているのに、なんの反応もなかったら…モラハラ夫にとっては拍子抜け。
この戸惑いこそ、モラハラ夫の唯一の弱点なんです。
モラハラ夫の弱点を勘違いした対応をしないようご注意を
「モラハラ夫の弱点が無関心…?そんなのとっくに無関心になってるよ」
なんてお思いですか?
もしかしたらその”無関心”、少し勘違いして捉えていて、モラハラを悪化させる原因になっているかも。
無反応・無関心になるのはモラハラ行為に対してだけ
無反応・無関心になるのはモラハラ行為に対してだけ。
モラハラ夫は猫のしつけと同じ要領でコントロールできるで書いたとおり、モラハラ発言をしてもモラ夫が求めているような反応を得られないという事を覚えてもらう事が重要なのであって、
モラハラ夫の存在そのものに対し無関心で無反応になるのとは違うんですね。
いや、もしも共存なんてしたくなくて子どもの前でも険悪ムードでオッケーで、離婚をしたいと考えているのならば、夫の存在自体に無関心になっているでしょうし、無反応でも構わないと思います。
でもモラハラ夫との共存を願うなら、うまく”モラハラだけ”をコントロールする事が大切です。
モラハラ行為をスルーすることで、モラハラをコントロール
なぜ夫の存在自体に無関心にならず、モラハラ行為にだけ無関心になることが大切なのかと言うと、夫自身にモラハラを自覚させるためです。
実はモラハラ夫は、自分がモラハラ夫だと気付いていません。
あなたがしている事はモラハラなのだという事を理解させ、モラハラを働いても意味がないという事を刷り込む事で、モラハラ夫を今度はこちらがコントロールするんです。
でも常にスルーしている状態だと、モラハラ夫が自分のモラハラに気付けないんですね。
スルーすることが当たり前になってしまうと、モラハラ夫が何も感じなくなっちゃうので、普通の時はこちらも普通に接するんです。
妻に優しい言葉を掛けたら優しく返してもらえるし、普通に接したら普通に接してもらえる、でもモラハラ発言をしたらスルーされる。このメリハリが大切なのです。
あなたが悲しむ姿はモラハラ夫にとって大好きなおやつです。
おやつを与えられないと、あの手この手でおやつを求めてくるかも知れません。
それでも、徹底してモラハラ時には無関心を貫きましょう。
“無視”ではなく、あくまでも”スルー”
モラハラをスルーするというと、無視をする事を想像する方もいると思いますが、無視をするとキレられる事があるので、あくまでも「スルー」する事が大切なんです。
じゃぁスルーってどういうこと?という話なんですが、イメージは「反抗期の子どもに対するあしらい」です。
否定せず「はいはい」「そうだね〜」ぐらいのゆるい受け答えであしらいます。
真剣に取り合わない真に受けない動じない、これをされるとモラハラ夫はもうどうしようもできないんですね。
実際に私は、夫を反抗期の子ども扱いしたら関係が一気に変わりました。
私が夫のモラハラに悲しみ嘆いていた頃、夫は何も変わらなかったのに、私が考え方を変え接し方を変えたら、自分のモラハラに気付き、そして治っていったのです。
さいごに
モラハラ夫の弱点についてお話しました。
思い当たるフシがある方は、最初は辛いと思いますがトライしてくださいね。
最後にもう一度…
モラハラ夫が好きなのは、あなたが悲しむ姿・傷ついた姿・怒りに包まれた姿・落胆する姿・絶望する姿です。
あなたをサンドバッグにして自己肯定感を満たします。
だからモラハラに反応をしてはいけません。
「ふーん」「そうだね」とあしらいましょう。