抱っこ紐にリュックはださいの?リュックとショルダーとトート、マザーズバッグはどっちが便利?という悩みに、筆者の失敗談と、マザーバッグを買い替え続けた経験から最適なママバッグを解説します。
息子が生まれてから、どうもしっくりくるマザーバッグに出会えず、当時は「もうこのまま一生、私が満足できるマザーズバッグに巡り合えないんだ…(一生使うわけじゃない)」と考えるほど、悩ましい問題だった私です…
なけなしの金をはたいて買ったのに!!
全く役に立たなくて超ストレス!!
次こそは!と再びなけなしの金をはたいて買ったバッグが肩に食い込んでストレス!!
なかなか身動きが取れない子育て中の主婦にとって、マザーズバッグが使いづらい、これがどれほどの悲しみか、奥さまならわかるでしょう?
まず私が言いたいのは、「絶対使える!おすすめマザーバッグ10選☆」とか「モデルの〇〇も愛用!マザーズバッグに見えないお洒落ママバッグ☆」とかをそのまま信じてはならないという事…
ほんと、あてになったためしがない。(小さく断言)
この記事では私が実際に使用してわかった、実体験に基づくマザーバッグレポートをお届けします。
「失敗した!」というマザーバッグの特徴や、リュック型?ショルダー型?どれがいいの?タイプ別メリットデメリット。
お子さんの成長別、実際に役に立ったマザーバッグの形。
そして、私が実際に使用して使いやすかったマザーバッグ。以上を解説していきますので、育児のヒントになれば幸いです。
さぁこれであなたもマザーバッグジプシー卒業です!
抱っこ紐にリュックはださい?マザーズバッグの失敗パターンを学帽!
さてそれではまず、マザーズバッグの失敗パターンを、私の数々の失敗体験談を元に学んでいきましょう!
抱っこ紐にリュックはださい以前に不便すぎ…
子どもを抱っこ紐で抱っこしてリュックを背負えば両手があくにはあくのですが、なんだか…こう、他のママがしていてもなんとも思わないんだけど、自分が抱っこ紐にリュック背負ってる姿を鏡で見たらダサい気がして…
でもそれ以前に…
使いヅラッ…!
いやこれでさ、使いやすかったら多少ダサくても我慢しますよ?
使いづらいのよ、こまめに出し入れできないし!
自立しないママバッグはいちいち使えない
見逃しがちなんですよね…
バッグが自立するかどうかって。
自立しないクターーッとしたバッグは物を出し入れし辛い事この上ナシ!!!
自立しないバッグは、変幻自在に形を変えてしまうので、
- 中身によっては逆にかさばる。
- 荷物が底の方で広がってしまう。
- 口が広がってしまうので、物を落としがち。
という忌々しき特徴が。
これは本当に失敗でした。
小さなものが柔らかい裏地の作る溝に隠れちゃってめっちゃ面倒。
本当にイライラしてしまって、精神衛生上良くなかった…
内側の色が暗いママバッグは物が見つからない
ある日出会ったマザーズバッグは裏地の色が黒でした。
私は「これ汚れが目立たなくていいじゃん☆」と思っていたのですが大間違い。
かばんの中が黒いと中身が探しづらい!!!!
いやいやいや、待って?
この頃はまだ老眼じゃなかったから!!
あと、持ち物が黒だから同化して探しづらいとかではなくて、本当に鞄の中が暗いんです。
黒いスマホなんかどこにあるんだかまったくわかんない。
鍵なんか見つからないから、何度「落とした?!」と焦ったことか。
このバッグを持っていた時は本気でペンライトを購入しようかと思ったほど…(いやもうペンライト買うならバッグ買い替えろって話なんですよ)
深すぎるママバッグは小さなものが迷子になって使いづらい
大容量のママバッグになると、鞄の深さも結構なものになりますよね。
大は小を兼ねるわよね~なんて安易に買ったら大間違い。
深すぎると「小さくて重い物」が底へ底へと移動してしまう…
もうこうなると目当ての物を探し当てるために、バッグの中身を全てぶちまけなければならないという緊急事態が発生しますよ。
オムツポーチ、マグや哺乳瓶の類、お口拭き、タオル、お着換え、おもちゃ等々・・・
目当ての物を探し当てるまでの間に子どもがくずったり、出したものを子どもがいじり出したりして、軽くパニックに。
マチが広すぎるママバッグは物をなぎ倒す
マチが広いママバッグにも落とし穴がありました。
マチが広いバッグが予想以上に幅きかせて邪魔!
ある日私は子どもを抱っこ紐に入れ、マチが広めのママバッグを斜め掛けにして買い物をしていたんです。
息子はもう結構な体重で、抱っこ紐をしていると前方足元の視界が悪いし重いしで、ふらっふら。
ふらふらしながら急いで買い物を済ませると、腰のあたりで何かが引っ掛かるんですよ。
行く先々で引っかかる。
時には陳列されたものを引っ掛けて落としてしまう。
気付けば抱っこ紐に入れた息子の厚みと私の厚み。
それにバッグの厚みが加わり、軽く半畳ぐらい場所取ってる感じ。
所狭しと陳列されているような場所で、陳列されたものを次々になぎ倒していく事案が発生します。
マザーズバッグはショルダー・リュック・トートどっちがいい?メリットデメリット
じゃぁいったい、マザーズバッグはショルダー・リュック・トートどれがいいの?って話ですよ。
そこで、私が実際に色々なマザーズバッグを使ってみて実際に感じた、メリットとデメリットをあげていきましょう!
- リュック型
- トートバッグ型
- ショルダー型
- 2way型
についてそれぞれ解説していきますね。
リュック型マザーズバッグのメリットとデメリット
ではまずリュック型マザーズバッグから。
一見、めっちゃくちゃ便利そうなリュック型のマザーズバッグですが…
抱っこ紐に大人しく収まってくれている時期は絶対に選んではダメ(個人の感想です)。
抱っこ紐のショルダーパッドって分厚いじゃないですか。
その上からリュックを背負おうと思っても、しっくり背負えません。
リュックもしっかり背負えなければ意味がないし、よっぽど肩幅があるママならいざ知らず、普通の体型だったらリュックのショルダーストラップがいちいち落ちてきてすごく面倒。
ただし、子どもが動き回るようになるとリュック型は一気に便利アイテムに!
私自身、息子が抱っこ紐を嫌がるようになり、あちこち歩きまわるようになったころから追い掛け回さなくてはいけないような時期まで、リュック型には助けられました。
トートバッグ型マザーズバッグのメリットとデメリット
お次はトートバッグ型マザーズバッグ。
私が息子を産んですぐは、L.L.Beanのトートバッグに名入れ刺繍するのがとても流行っていたんですよ。
トートバッグは口が広いので、ぽんぽんと物を入れることが出来て確かに便利ですよね。
脱ぎ着させるような羽織ものもパッとしまえるし、赤ちゃんのお着替えのように、かさはあるけど軽いものをたくさん入れるのに向いています。
ただし、どうしても片方の肩に負担がかかってしまうのと…
入れる時は便利でも、小物を出すとなるとちょっと面倒。
ポケットが少ないと、広いバッグ内で小物類がどこに行くかわかりませんからね。
じゃぁポーチに分けてトートに収納すればいいじゃん、そう思った?ノンノンノンッ!!
子供が小さな頃に、
- いちいちポーチを出して
- ポーチを開けて
- 目的の物を出して
- ポーチをしめて
- ポーチをバッグにしまう
こんな余裕はない。
ショルダー型マザーズバッグのメリットとデメリット
偏見なんですけど、ショルダーバッグ型マザーズバッグで可愛いものに出会ったためしがない。
いや、確かにレスポートサックとか有名どころは人気ですけども…
そんなに…可愛いってわけでは…ないでしょう…?
何ていうの?
私がナイロン製ショルダーバッグを持つと、歩け歩け大会みたいなのの参加者と間違えられちゃうっていうのかな。
もしくは子育てをひと段落させてトレッキングにはまってるオバサンみたいな雰囲気出ちゃうんですよね…
でも確かに軽いし、抱っこ紐の時も使えるし、子どもを追いかけることもできるし、物は取り出しやすいし便利だと思います。
2way型マザーズバッグのメリットとデメリット
リュックとトートの2wayの場合、普段はリュックとして背負いつつ、買い物する時はすぐに財布を出せるようにトートとして使用。
こんな風に使い分けが出来るので、とっても便利なんですよね。
ショルダーとトートの2wayもありますし、お好みで選ぶといいっていうか2wayが1番便利。
ただ、ツーウェイタイプのマザーズバッグはまだまだデザインが少ないっていうね。
マザーズバッグは子どもの成長に合わせて使い分けるのが一番便利!
子どもが産まれてからマザーズバッグが不要になるまで、同じものを使い続けるのは正直言って不便。
便利さを優先するなら、子どもの成長に合ったタイプを持つ事をおすすめします。
抱っこ紐期
抱っこ紐に大人しく収まってくれている時期に便利なマザーバッグは…肩に掛けられる大きめトート!
ショルダーと迷ったんですが、ショルダーだと斜めがけにすると抱っこ紐と干渉しあってそれはそれで使いづらいんですよ。
何だかんだと肩に掛けられるトートが1番使いやすいかも知れません。
ただ、抱っこ紐に大人しく収まってくれている時期限定なので、そんなに長くはないかも。
動き出すようになると大きめトートは一番不便です。
歩き出し期
歩き出してあちこち行きたがる時期に向いているマザーバッグは、サッと中身を取り出してしまいやすいショルダー!
歩きデビューすると、もうほんと、子どもって色んな所に行っちゃうんですよね。
そんな中、買い物をするにもスマホを出すにも一瞬で行わないと、ほんとちょっと目を離すとどっか行っちゃうので…お洒落さは少し置いておいてショルダー使いましょう。
抱っこ期・走り回り期
抱っこ抱っこの時期・子どもが走り回って追い掛け回すような時期に向いているマザーバッグは、両手が空くリュック型!
歩きたい盛りを過ぎたころ、突如抱っこが大好きになるんですよね…
歩きたい欲が満たされて、抱っこの方が楽って気付いちゃう感じの時期っていうのかな。
そういう時期にリュック型は便利。
あと3歳代ぐらいの、走り回ってコントロール不能な時期にもリュックが便利です。
実際に私が使用して使いやすかったマザーバッグはPORTER(ポーター)
いくつものマザーズバッグを買っては失敗し、湯水のごとくお金をつぎ込んだ中で、完璧とまでいかずとも何だかんだと1番使ったのが、PORTER(ポーター)のフェイバーという、生産終了モデルです。
残念ながら今ではもう在庫限りになっています。
ポーターのフェイバーシリーズはコットンオックス素材で少し重いんですけど、その重さを超越するほど使い勝手が良かったですね。
例えば、アンモニアや汗の臭いに対し強力な消臭効果があるDEW®MESHという抗菌素材を部分的に使用していたり、キーリングがついていたり、「痒い所に手が届く」バッグなんです。
結局2サイズも購入してしまいました!
PORTER FAVOR M(ポーターフェイバーMサイズ)
まずはフェイバーMサイズ。
- ポケットが沢山ついているからポーチ不要。
- 底ポケットに汚れ物を入れられる。
- 斜め掛けにもなるし、手持ちもできる2way。
- マチがそこまで大きくないから邪魔にならない。
安価なものを買っては失敗買っては失敗し、もうどうしようもなくて、確か息子が2歳ぐらいの時にやっと買って、その便利さに驚きました。
このバッグには裏地は付いていないので、ネイビーの場合は中もネイビーなんですけど、ポケットが沢山ついていて仕分けしやすいので、中身の見づらさは気になりませんでした♡
ポケットが10個ぐらいついていてポーチ不要!
ポーターのフェイバーMは、ポケットが10個ぐらいついているので、ポーチ類が必要ないのが便利でした。
カバンからポーチを取り出して、ポーチから目的のものを取り出すと2アクション必要ですけど、フェイバーだとカバンから取り出せばいいので1アクションで済みます◎
たった少しの動作を省略でるのがそんなに違うの?って
消臭効果のある素材が使われたポケット&巾着付き
さらに!内部のポケットには消臭効果のある素材DEW MESHが使われていて、同じ素材の巾着まで付属しています。
子育て中って結構、匂いが気になる時ありますよね。
さすがに使用済みおむつをしまえるレベルではないですけど、でもちょっとにおうかも〜というモノをしまっておくのに安心♡
底にも1室、靴や折りたたみ傘などをしまっておくと便利!
ポーターフェイバーMは底にも1室あるので、他の荷物と一緒にしたくないもの、例えば折りたたみ傘や子どもの靴、おむつなどをしまえて便利でした。
あと、子どもがバッグをいじっちゃうような感じなら、底の1室を隠しポケットみたいに使うのも便利。
マザーバッグとしてじゃなく普通に使える!
このバッグは抱っこ紐を卒業するかしないかぐらいの時に購入したので、マザーズバッグとしては使っていた時期が短くて。
その後は、マザーズバッグとしてだけでなく、しばらく自分用のバッグとして使っていました◎
マザーズバッグの役目を終えても使えるデザインって、やっぱり強いですよね!
今はもうフェイバーは中古しか出ていないので、ポーターのマザーズバッグで似たようなものといえばこちらですかね。
PORTER FAVOR L(ポーターフェイバーLサイズ)
お次は同じフェイバーのLサイズ。
- ポケットが沢山ついているからポーチ不要。
- 隠しポケットに汚れ物を入れられる。
- トートなのに入口にファスナー付き。
- 嵩張るものも入れられる。
フェイバーMがあまりにも使いやすかったので、息子を追い掛け回す必要がなくなった頃に購入したのが、このフェイバーLサイズ。
素材や機能的な面はフェイバーMサイズと全く同じで、違うのは形だけ。
こちらは一般的なよくあるトートバッグで、Mサイズのように2way使用はできないんですけど、とにかく荷物の仕分けができるので便利なんですよ。
あとは、大きなトートなのに入口をファスナーで締められる点も安心。
今はMより、こちらのLサイズを使う方が多くて、旅行には必ず持っていきます。
さいごに
マザーズバッグは、役目を終えたら使わないから適当なトートでいいんじゃない?なんて私も思っていた事があったんです。
でも、育児ストレスを軽減させるためには使いやすいものを手に入れることがポイントだと感じます。
お子さんとのお出かけの大変さが少しでも減って、楽しめるよう育児のヒントになれば幸いです♡