台風や暴風雨の際、換気扇を放置していると、暴風雨が逆流して大惨事になりかねません。特に忘れがちなトイレや換気口には注意!事前に準備できるときの対策だけでなく、急な対策についても解説します。
台風というと防災グッズの準備や避難先の確認などをするのはもちろん、大きな台風でなくとも意外と見落としがちな準備があります。
それは、換気扇や換気口対策です。
当記事では私や知人の体験から、必要な対策について紹介します。
台風のとき、換気扇・換気口ですべき対策
台風に限らず、暴風雨や強風の際も対策をしておいた方が良い事を先にお伝えしておきますね。
それでは早速、すべき対策について解説します。
換気口・換気扇の台風への備えは基本的にこの3つ。
- 24時間換気システムを停止する
- 換気口の場所をチェック
- 換気扇・換気口を塞ぐ
24時間換気システムを停止する
マンションについている24時間換気システムは必ず停止しましょう。
換気口の場所をチェック
マンションも戸建ても、換気口の場所をチェックして下さい。
意外と普段目に止まらずに忘れかけている換気口があるかも知れません。
戸建ての場合は、屋根裏や床下に換気口がある場合もあります。
換気口・換気扇を塞ぐ
各部屋の自然換気口にはシャッターレバーが付いている機種もありますので、レバーがあれば「閉める」にします。
床下の換気口にシャッターが付いていない場合は、鉄板等の重たいもので蓋をするようにふさぎましょう。
強い台風の場合は、換気口の外側からビニールでふさぎテープで固定、羽もテープで固定します。
台風が通過した後は速やかにシャッターや換気口を開けて下さい。
台風で換気扇・換気口を塞がないと大惨事になることも
台風で換気扇・換気口対策をしないと、大惨事になることもあります。
実際に私の友人は大型台風の時にエアコンの端から雨風が吹き込んで大変な事になったのです…。
雨風が吹き込み、室内が濡れてしまう
換気扇や換気口から暴風雨が吹き込むと、雨で室内が濡れてしまうだけでなく、換気扇などが外れてしまう恐れが。
トイレの換気口やお風呂・脱衣所は特に注意
キッチンやクーラーの換気口はいつも目にする場所なので綺麗にしていても、お風呂場や脱衣所、トイレの換気口は手つかず状態になっている方は、特にお早めに対処を。
フィルターが汚れていると台風の風力により雨風が吹き込むことがあるばかりか、逆流してホコリが室内に舞い上がってしまったり、故障の原因になることもあります。
換気口のほこりが室内に逆流して吹き込めば、後の掃除が大変になるだけではなく、子育て中だと赤ちゃんや子どもが吸い込むのは身体にも良くないですよね。
今もし台風が差し迫っているのなら、まずはビニールと養生テープでしっかりと固定を。
台風が差し迫っている状況でなければ、この機会に換気口の埃だけでも取っておくといいですよ!
換気扇・換気口の台風対策におすすめのフィルター
おすすめはフィルターを使う事です。
フィルターを付けておけば、お手入れが断然楽になるので、台風が近づいてきた時に慌てずに済みます。
天井のフィルターカバーは下向きに引っ張ると簡単に外れるので、一度外してみてくださいね。
フィルターは貼るタイプと挟み込むタイプがあります。
貼るタイプのフィルターはしっかり固定できなかったり、逆に粘着力が強すぎて粘着物質が残りがち。でも手軽なので、とりあえずの場合には向いています。
でも、おすすめは挟み込むタイプのフィルターです。
フィルターカバーを外してフィルターを挟み込むと、見た目にも綺麗です。
ただ、建物によっては市販の挟み込みタイプのフィルターだとサイズが合わないという悩みも。
ホームセンターやネットショップで探しましたが、マンションの換気口の純正フィルターはなかなか見つかりませでした…
そこで私が見付けたのがフィルターショップ楽天市場店。
この品揃えならお探しのフィルターが見つかるはず!
メーカー品もありますよ。
ちなみにフィルターは、外気や害虫の侵入を防ぐためにも、ぺらぺらのものより5mm以上の厚みのあるものがおすすめです。
台風の「基本対策」も忘れずに
以上、換気扇や換気口の台風対策とフィルターの設置方法をまとめました。
換気扇や換気口の準備はもちろんのことですが、台風の基本大作も忘れずに準備してくださいね。
- 雨樋の掃除(水はけが悪くなると浸水する場合も)
- ベランダの物干し竿を下ろす。ベランダの洗濯ばさみや鉢植えなども室内に入れる。
- バイク・自転車の固定。
- 断水の可能性がある為お風呂に水を張る。
- スマートフォン等のバッテリーを満タンに。
- 停電の可能性がある為防災グッズを準備する。
換気扇の台風対策【換気口から暴風雨逆流しないために】おすすめフィルターの設置法も解説さいごに
台風の準備は早めに済ませておきましょう。
台風が近付いてからでは、外に出るのも危険、既になすすべなし…という事態になりかねません。
不要不急の外出は控え、ラジオテレビでの情報収集をしながら室内でお過ごしくださいね。