宮崎製作所ジオプロダクトの鍋6種類をかれこれ5年以上愛用している私が、ジオプロダクトを選んだ理由やデメリット、これからジオ鍋を買う方にどの種類のどの大きさを選んだらよいかを解説します。
我が家は現在、ジオプロダクトを6つ愛用しています。
最初は16cmの両手鍋を1つ購入し、そして浅型を買い、また1つまた1つと増やし、今では6個!
ステンレス多層鍋の中では断然価格がお手頃なのに、日本製で15年保証、はっきり言ってコスパ最強です。
もともと高価な鍋に興味がない私でも、1度使ったら手離せなくなりました!

ジオ・プロダクトを選んだ理由と、5年間使った感想、メリットデメリットをまとめます。


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ジオ・プロダクトを選んだ理由は「日本製で15年保証」だから
ステンレス多層鍋といえばフィスラーやビタクラフトが有名ですが、数あるステンレス多層鍋の中からジオプロダクトを選んだ理由は、こんな感じ。
- フィスラーやビタクラフトと比べて安い。
- 純日本製で、すべての製造工程を社内で行っている。
- 15年保証が最初からついている。
凄くない???
普通に凄くない???
詳しく説明していきますね。
他メーカーと比べ安かったから
まずはなんといっても、他メーカーの同等品と比較してジオプロダクトは手ごろな値段だということ。
20cm両手鍋の同等品で比較してみました。
ビタクラフト | 9,200円~(定価14,300円) |
フィスラー | 9,000円~(定価13,200円) |
ジオプロダクト | 6,300円~(定価11,000円) |
鍋1つだけの価格で比べると数千円だけの違いなんですけど、いずれいくつか揃えようと思ったらかなりの差が出てきますよね。
ジオは純日本製だから
ジオプロダクトを製作販売している宮崎製作所(Miyaco)は、金物やステンレスで世界的に有名な、新潟県燕市の会社なんですけど、なんと全ての工程を自社で行っているんですって。
メーカー | 国 | 生産国 |
---|---|---|
ビタクラフト | アメリカ | ベトナム他 |
フィスラー | ドイツ | 中国 |
ジオプロダクト | 日本 | 日本 |
ビタクラフトはアメリカの会社で生産国はベトナムなど。フィスラーはドイツの会社で生産国は中国。
日本製にこだわっているというほどではないんですけど、まぁでもやっぱ同じ価格でも日本で作られている方を選んじゃうと思う。
燕市の金属製品の全国シェアは90%にもなるそう。金属製品の本場で作られている鍋なんですね。

15年保証で安心だから
今までアルミ製の安い鍋を使っていた私にとっては、ステンレス多層鍋の中ではお手頃なジオプロダクトですら「高価な鍋」ですからね。
高い鍋を買うのだから保証は長い方がいいと思ったんです。
ちなみに私が比較検討していたビタクラフトとフィスラーは10年保障。
ジオプロダクトは15年。
もっと長い保障を付けているメーカーもあるにはあるんですけど、今度は価格が高くて手が出ないっていう感じ。
ジオのコスパが最強なんですよね。

ジオ・プロダクトの両手鍋・ポトフ鍋で料理の時短が出来た
それではジオ・プロダクトを使った感想をまとめていきますね。
私がジオを使って感じたのは、
- キッチンに立っている時間が半分になった。
- ジオプロダクトで炊飯したご飯が(安いコメでも)美味しすぎる。
- 夕飯の献立に悩んだら、ジオで肉を焼くだけでプロ並みのおかずが完成する。
- こびりついても水に浸けておけばすぐ取れるから楽。
- 鍋底につなぎ目がないから手入れが楽。
詳しくお話ししていきます!
調理時間が短縮、キッチンに立っている時間が約半分になった
ジオプロダクトを買う前、18時の夕飯に間に合うように子どもの面倒を見ながら15時頃からこま切れに支度をしていました。
子どもがいると、集中して料理できないですよね…
料理を始めたとたん、キッチンに来て全力で阻止してきたり。

アルミ鍋だと煮込むのにも時間がかかるし、軽くてひっくり返しやすいから子どもの相手の片手間に料理するのが本当にストレスでした。
15時ぐらいから支度しているということは、なんかもうほぼ1日中、だらだらと食事の準備と後片付けに追われているような感覚ですからね。
でもジオプロダクトを購入してからというもの!
少しの時間で火が通るので、キッチンに立っている時間が短くなったんですよ。
16時ぐらいから支度しても間に合うようになり、1人遊びに夢中になってくれるようになった5歳ぐらいの頃から、17時に料理開始して18時の夕飯に間に合うようになったんです。
凄くない…?
特に煮込み料理。
ジオプロダクトは、鍋と蓋が密着するから火の通りがめちゃくちゃ早いんです!
ある程度火が通ったら蓋をしたまま置いておけば余熱で火が通るから、火を使う時間が短くて済む。
火を使う時間が短いということは、キッチンから離れられるということ!

時間のない子育て中にめっちゃくちゃ便利なんです。
今まで何時間もコトコト煮込んでいた煮込み料理なんて、本当にあっという間に完成しちゃう。
古米も新米レベルに美味しく炊けるジオプロダクトの鍋
ジオプロダクトで炊飯できるので、我が家は炊飯器を処分しました。
▼炊飯器なし生活についてはこちらの記事をどうぞ。
はっきり言って、HI圧力釜炊飯器のハイエンドモデルより断然美味しく炊けます。
しかも炊き上がりから蒸しまで25分ぐらい。
浸水の時間を入れても1時間かかりませんし、火にかけている時間は15分もかかりません。
速いだけでなくて、米を選ばず安定した炊き上がりになるんです。
料理自慢の旅館に行って「家のご飯の方が美味しい…」と思うほど!

古米でも美味しく炊けるから、米にこだわらなくなったぐらい。
献立に迷ったら、肉を焼けば超美味しいおかずが完成
ジオプロダクトは「焼き」も出来ます。
ブランド鶏でない普通の国産鶏に塩をして常温で1時間置いたものをジオ鍋で焼くだけで、皮がびっくりするほどパリッとして、身はふっくらしたチキンソテーが出来上がり。
えっ鶏肉こんなに美味しかったっけ?というほど。
クレソンを付け合わせたらクリスマスディナーに出せるレベルのものが出来上がっちゃう。
子どもの相手をしていて夕飯のおかずの事を考えるのが億劫な時とか時間がない時は、とりあえずジオで肉を焼いておけばあっという間に極上のおかずが完成しちゃうんです。
便利!
ジオ鍋はごびりつきや汚れが落ちやすく手入れが楽
ジオはステンレス製なので、こびりついたら水に浸けておくだけで簡単に落ちます。
そもそもつるっつるに磨き上げられた鍋なので、こびりつきは水でふやかすだけでつるっと落ちちゃう。
アルミ鍋とかはこびりついちゃうとたわしでごしごしこすらないと落ちないんですよね。
時間も掛かっちゃう。
もの凄く焦げ付かせてしまった場合は、宮崎製作所にお願いすれば磨き上げてくれて新品同様になって戻って来ます。
ジオは鍋底につなぎ目がないから余計な手入れが不要
そしてジオは鍋の底につなぎ目がないんですよ。
溝やつなぎ目に汚れがたまる事がないし、角が曲線なのでものすごく洗いやすいんです。

汚れがたまりやすいつなぎ目がないという事は、そこから劣化する事もないという事なんですよね。


ジオ・プロダクトの不便な点(デメリット)は普通の鍋と使い勝手が違うこと
いいことづくめのジオ・プロダクトですが、不便な点やデメリットも当然あります。
私が感じた不便な点はこんな感じ。
- アルミ鍋と比べると重い。
- 焼きや炒め料理にコツがいる。
- 普通の鍋と火加減が違うのでちょっと慣れが必要。
この3つ。
ただこの不便な点やデメリットはジオプロダクトに限った事ではなく、ステンレス多層構造鍋全般に言えることなんです。
ジオプロダクト鍋はアルミ等の鍋と比較するとちょっと重い…
アルミ鍋や多層でないステンレス鍋と比較すると重いです。
ただステンレス多層構造鍋はどのメーカーも重さが出てしまうので、ジオだけが極端に重い訳ではないんですよ。
例えば一番使い勝手がいいと言われているジオの両手鍋18cmで1.26kgです。
ちなみにストウブの18cmは3kg程度ありますので、半分以下。
アルミ鍋と比べると重いけど、ホーロー鍋と比べると軽い、という感じ。
母はうちにあるジオプロダクトを持って「重い」と言っていたので、お年を召した方にとっては扱いにくいのかも知れません。

私自身は、重さを差し引いてもメリットの方が大きいんですけどね。
焼きや炒めはコツが必要
ジオプロダクトは焼きや炒めもできて、無油調理が可能。
でもちょっとコツが必要なんです。
ジオに面している部分が十分に焼けないと剥がれないんですよ。
焼いている間いちょいちょい触りたくなっちゃう私は「ああああ!!くっついちゃった!!」って勘違いして慌てて剥がそうとして肉ボロボロ…なんていう事が何度かありました。
でも「焼ければ自然と剥がれる」と分かってからは、落ち着いてゆったり待ってます。
普通の鍋と違う火加減、ちょっと慣れが必要
ジオプロダクトって熱効率がめちゃくちゃいいんです。
普通の鍋と同じ火加減だと火が強過ぎちゃう。

ジオプロダクトは「強火」は使わず、中火で加熱した後に弱火で調理します。
といっても難しい事ではなくて「沸騰したな」って思ったら火を一番弱くするだけ!慣れてしまえば簡単です。
焼くのも同様に、中火にして表面を焼いて弱火で中まで火を通す、みたいな感じ。
アルミ鍋から買い替えると慣れるまでは戸惑うかも。


ジオプロダクトの行平鍋・片手鍋・両手鍋・ポトフ鍋、我が家はこう使ってます
私が持っているジオ・プロダクト鍋は6個。
両手鍋3つ・浅型両手鍋・行平鍋・ポトフ鍋です。
私が持っている鍋を、具体的にどのように使い分けているかと、ジオシリーズのその他のアイテムの使い分けについて説明しますね。
表にしてみました。
両手鍋14cm![]() | 少量のおかず ゆで卵4~5個 2人分の汁もの スポンジケーキを焼いたり |
両手鍋16cm![]() | 2合の炊飯 3人分の味噌汁 副菜煮物など |
両手鍋18cm![]() | 3合~の炊飯 炊き込みご飯 豚汁けんちん汁 カレー・メインの煮物 |
浅型両手鍋25cm![]() | おでん 鍋 パスタを茹でる 肉やハンバーグを焼く 揚げ物 |
ポトフ鍋22cm![]() | 多めのカレー 煮豚 もつ煮込みや牛筋煮込み ポトフなど |
行平鍋15cm![]() | 少量の揚げ物 野菜の下茹でなど |
このように使い分けています。
定番の両手鍋、炊飯から揚げ物まで使える
我が家は14cm・16cm・18cmの3つを使っています。
14cmは子どものお弁当の少量おかずを作るのにもいいし、4個5個ぐらいのゆで卵にちょうどいい感じ。
あと、子どもの取り分け料理にもちょうどいいので、離乳食期から幼児食期のママにおすすめ。
大人と子どもでルーを変えたいカレーとか超活躍します。
16cmは3人分の味噌汁・日常的な炊飯鍋として(2合)。
18cmは煮物や3合炊く時の炊飯、炊き込みご飯などでも使います。
そうそう、スポンジケーキもクッキーも焼けるんですよ。
オーブンより早く焼けるので便利!
いずれ欲しい片手鍋、煮転がしたり煮こぼす時に便利
煮魚や煮っころがしなど、鍋を持って調理したい場合には片手鍋が便利だと思いますね。
野菜の下茹でですぐに火が通るものは行平鍋でいいんですけど、
ジャガイモやサツマイモ、カボチャのような蓋をしてしっかり下茹でをした後で茹でこぼす場合は、両手鍋だと持ち手が短いので不便。
我が家はキッチンがオープンなので柄が引っ掛かりそうで購入していませんが、いずれは購入したいと考えています。
ジオはお手頃価格で手に入る事も多いので、チェックしてみて下さいね。

浅型両手鍋は超便利!ソテーパン代わりにも
浅型鍋は本当に便利で、すき焼きをしたり、冬場は土鍋の代わりに使うだけでなく、チキンソテーは皮ぱりぱりに、ステーキもハンバーグも美味しく焼く事が出来るんです!
おでんを作れば、底の方で煮崩れてしまうものがないので透き通った汁のおでんが出来るし、揚げ物もこの浅型両手鍋でしちゃう。
パスタを茹でることもあります。
ジオはお手頃価格で手に入る事も多いので、チェックしてみて下さいね。

ポトフ鍋は煮込みを時短!
ポトフ鍋は両手鍋より底が厚くなっているので、煮込みが早いんですよ。
火の通りにくいものの調理といったらポトフ鍋。
今までアルミの鍋で何時間も煮込んでいた煮豚は数十分煮込めばいいし、なかなかトロトロにならない牛筋も早く完成します!
その他に4合以上炊飯する時とか、たけのこの灰汁抜き茹で、豆を煮たりしてます。
サッと使える行平鍋は下ごしらえに
行平鍋は主に下ごしらえで使用します。
野菜の下茹でや、すぐに火が通るものを煮る時に。
片手鍋との使い分けは、蓋を使った方が良い食材かどうかって感じですね。
例えばブロッコリーは蓋をしてしまうと色が褪せてしまいますので行平鍋で下茹ですれば十分。
あとは子どものお弁当の揚げ物とかも行平鍋使っちゃいます。


ジオ・プロダクトの両手鍋・ポトフ鍋を5年使った感想「選んだ理由、デメリットも解説」、さいごに
ジオプロダクトには今回ご紹介したアイテムの他にも、ソテーパンや深型両手鍋
、玉子焼き
などがありますが、とりあえず試してみたいという方は、3人家族なら両手鍋18cm、4人~5人家族なら両手鍋20cmが使いやすいでしょう。
私もゆくゆくは全部揃えたいのですが、全て揃えるとお値段がかさむので…
今のところ、ソテーパンは浅型
で代用、深型両手鍋
はポトフ鍋
で代用しています。
本当に便利な鍋なので、ぜひ使ってみて下さいね。
奥さんの家事や子育てが少しでも快適になりますように祈っています!
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