ジオプロダクト愛用7年、おすすめサイズはどれ?デメリットふまえ使用感レビュー

宮崎製作所ジオプロダクトの鍋6種類を7年以上愛用している立場から、ジオプロダクトを選んだ理由やデメリット、これからジオ鍋を買う方にどの種類のどの大きさがおすすめか、取っ手は熱くなるのかなどを解説します。
我が家は現在、ジオプロダクトを6つ愛用しています。
最初は16cmの両手鍋を1つ購入し、そして浅型を買い、また1つまた1つと増やし、今では6個!
もう今ではジオプロダクトがないといられない身体に…
ステンレス多層鍋の中では断然価格がお手頃なのに日本製で15年保証、はっきり言ってコスパ最強なのですが、
「最初はどれがおすすめなの〜?」と悩む方もいらっしゃると思います。
そこで、私がジオ・プロダクトを選んだ理由や、7年間使った感想、初めて買う人におすすめのサイズ、デメリットなどを紹介してきますね。
それではどうぞ〜!
ジオプロダクトのおすすめサイズは?各サイズ使用感を解説
それでは早速、買うならおすすめのサイズはどれ?とお悩みの方向けに、私が持っているジオプロダクトの各サイズ使用感を解説していきます。
私が今持っているジオプロダクトと、ジオプロダクトの全ラインナップを一覧にしてみました。
以上です!
で、このラインナップを1つずつ買ったのが子どもが幼稚園の頃だったので、今は徐々に小さくなってきてます。
そろそろ20cmの両手鍋を追加しようかな〜なんて思っているところ。
両手鍋は炊飯・汁・煮物など万能に使える
ジオプロダクトの両手鍋は14cmから28cmまで7種類のラインナップ。
我が家は14cm・16cm・18cmの3つを使っています。
14cmは子どものお弁当の少量おかずを作るのにもいいし、4個5個ぐらいのゆで卵にちょうどいい感じ。
あと、子どもの取り分け料理にもちょうどいいので、離乳食期から幼児食期のママにおすすめ。
大人と子どもでルーを変えたいカレーとか超活躍します。
16cmは3人分の味噌汁・2号ぐらいの炊飯鍋として、18cmは煮物や3合炊く時の炊飯、炊き込みご飯などでも使います。
そうそう、スポンジケーキもクッキーも焼けるんですよ。
オーブンより早く焼けるので便利!
\選んでね/

片手鍋は煮転がしたり煮こぼす時に便利
うちはマンションなのでそれほどキッチンが広くないし、柄の部分引っ掛けそうで片手鍋は買ってないんですが、サクッと使いたい時は片手鍋のほうが便利だと思います。
たとえば煮魚や煮っころがしなど、鍋を持って動かしたりしながら調理したい場合には片手鍋が便利です!
野菜の下茹でですぐに火が通るものは行平鍋でいいんですけど、ジャガイモやサツマイモ、カボチャのような蓋をしてしっかり下茹でをした後で茹でこぼす場合は、両手鍋だと持ち手が短いので不便なんですよねぇ…。
子どもの身長がコンロよりだいぶ高くなったら買う予定です。
\選んでね/

浅型両手鍋は超便利!ソテーパン代わりにも
浅型鍋は本当に便利で、すき焼きをしたり、冬場は土鍋の代わりに使うだけでなく、チキンソテーは皮ぱりぱりに、ステーキもハンバーグも美味しく焼く事が出来ます。
おでんを作れば、底の方で煮崩れてしまうものがないので透き通った汁のおでんが出来るし、揚げ物もこの浅型両手鍋でしちゃう。
パスタを茹でることもあります。
そうそう、パエリアパンとして使ったこともありますね。とにかく意外と使えるんです♡
\選んでね/

ポトフ鍋は煮込みを時短!
ポトフ鍋は両手鍋より底が厚くなっているので、煮込みが早いんですよ。
だから、普通の鍋だとなかなか柔らかくならない牛すじやモツとか、塊肉とかを煮込むのにも向いていて、我が家では圧力鍋がわりに使ってます。
今までアルミの鍋で何時間も煮込んでいた煮豚は数十分煮込めばいいし、なかなかトロトロにならない牛筋も早く完成します!
その他に4合以上炊飯する時とか、たけのこの灰汁抜き茹で、豆を煮たりしてます。
\選んでね/

行平鍋は下ごしらえや少ない量の揚げ物
行平鍋は主に下ごしらえで使用します。
野菜の下茹でや、すぐに火が通るものを煮る時に。
片手鍋との使い分けは、蓋を使った方が良い食材かどうかって感じですね。
例えばブロッコリーは蓋をしてしまうと色が褪せてしまいますので行平鍋で下茹ですれば十分。
あとは子どものお弁当の揚げ物とかも行平鍋使っちゃいます。
\選んでね/

どれを買ったらいいか迷ったら
ジオプロダクトは色々種類があるので、まず最初にどれを買ったらいいの〜?と悩むと思います。
とりあえず試してみたいという方は、3人家族なら両手鍋18cm、4人~5人家族なら両手鍋20cmが使いやすいのではないかと思います!
使い勝手の良い両手鍋でまずはジオで失敗しにくい煮込み料理をしてみて、なんとなく火加減が掴めたら今手持ちのサイズより大きいものが欲しいな〜とか小さいものがいいな〜とか、浅いほうがいい深いほうがいい出てくると思うので、それを買い足すのもいいかも。
特に18cm両手鍋は扱いやすいです!

ジオ・プロダクトを選んだ理由は「日本製で15年保証」だから
ステンレス多層鍋といえばフィスラーやビタクラフトが有名ですが、数あるステンレス多層鍋の中からジオプロダクトを選んだ理由は、こんな感じ。
- フィスラーやビタクラフトと比べて安い。
- 純日本製で、すべての製造工程を社内で行っている。
- 15年保証が最初からついている。
凄くない???
普通に凄くない???
詳しく説明していきますね。
他メーカーと比べ安かったから
まずはなんといっても、他メーカーの同等品と比較してジオプロダクトは手ごろな値段だということ。
20cm両手鍋の同等品で比較してみました。
ビタクラフト | 9,200円~(定価14,300円) |
フィスラー | 9,000円~(定価13,200円) |
ジオプロダクト | 6,300円~(定価11,000円) |
鍋1つだけの価格で比べると数千円だけの違いなんですけど、いずれいくつか揃えようと思ったらかなりの差が出てきますよね。
ジオは純日本製だから
ジオプロダクトを製作販売している宮崎製作所(Miyaco)は、金物やステンレスで世界的に有名な、新潟県燕市の会社なんですけど、なんと全ての工程を自社で行っているんですって。
メーカー | 国 | 生産国 |
---|---|---|
ビタクラフト | アメリカ | ベトナム他 |
フィスラー | ドイツ | 中国 |
ジオプロダクト | 日本 | 日本 |
ビタクラフトはアメリカの会社で生産国はベトナムなど。フィスラーはドイツの会社で生産国は中国。
日本製にこだわっているというほどではないんですけど、まぁでもやっぱ同じ価格でも日本で作られている方を選んじゃうと思うな。
ちなみにジオは燕市で作られています。燕市は金属製品の全国シェア90%にもなるそう。金属製品の本場で作られている鍋なんですね。
15年保証で安心だから
今までアルミ製の安い鍋を使っていた私にとっては、ステンレス多層鍋の中ではお手頃なジオプロダクトですら「高価な鍋」ですからね。
高い鍋を買うのだから保証は長い方がいいと思ったんです。
ちなみに私が比較検討していたビタクラフトとフィスラーは10年保障(調査当時)。
ジオプロダクトは15年。
もっと長い保障を付けているメーカーもあるにはあるんですけど、今度は価格が高くて手が出ないっていう感じ。
ジオプロダクトのメリットは調理時間が短くなったこと〜!
私がジオを使って感じたメリットは、
- キッチンに立っている時間が半分になった。
- ジオプロダクトで炊飯したご飯が(安いコメでも)美味しすぎる。
- 夕飯の献立に悩んだら、ジオで肉を焼くだけでプロ並みのおかずが完成する。
- こびりついても水に浸けておけばすぐ取れるから楽。
- 鍋底につなぎ目がないから手入れが楽。
こんな感じ。
ジオプロダクトの素晴らしさを語らせていただくわ!
調理時間が短縮、キッチンに立っている時間が約半分になった
今思えば頑張り過ぎなんだけどw
ジオプロダクトを買う前は18時の夕飯に間に合うように、子どもの面倒を見ながら15時頃からこま切れに支度をしていました。
子どもの年齢によっては料理を初めた途端にキッチンに来て阻止してきたりして、全然料理に集中できないんですよね…
いやほんと、3時間も夕飯の準備に費やすのってちょっと頑張りすぎじゃんって思うんだけど、子どもが小さな頃って手の抜きどころがわからなくて…
15時ぐらいから支度しているということは、なんかもうほぼ1日中、だらだらと食事の準備と後片付けに追われているような感覚ですからね。
でもジオプロダクトを購入してからというもの、少しの時間で火が通るので、キッチンに立っている時間が短くなったんですよ。
16時ぐらいから支度しても間に合うようになり、1人遊びに夢中になってくれるようになった5歳ぐらいの頃から、17時に料理開始して18時の夕飯に間に合うようになったんです。
凄くない…?
特に煮込み料理。
ジオプロダクトは、鍋と蓋が密着するから火の通りがめちゃくちゃ早いんです!
ある程度火が通ったら蓋をしたまま置いておけば余熱で火が通るから、火を使う時間が短くて済むし、火を使う時間が短いってことは、キッチンから離れられるってことよ…
その分、子どものかまって欲しい欲を満たしてあげられるし、ほんと今までなんだったの?ってぐらい楽になりました。
ジオプロダクトで炊飯すると古米も新米レベルに美味しく炊ける
ジオプロダクトを選んだ理由の1つが”かさばる炊飯器を捨てたい!”って点だったのだけど、それまでの我が家はHI圧力釜炊飯器のハイエンドモデルを使っていたのに、はっきりいってジオで炊飯するほうがごはんが美味しいです。
子どもが幼稚園に入園した頃には我が家は炊飯器なし生活になってます。
しかも炊き上がりから蒸しまで25分ぐらいだから、浸水の時間を入れても1時間かからないし、火にかける時間は10分ぐらいかな?
で、ここからがジオプロダクトのすごいところなんだけど、料理自慢の高級旅館でも我が家のごはんより美味しいところがないッ!
しかもしかも、なぜなのか古米でも美味しく炊けるから、お米にこだわらなくなったぐらい。
ジオプロダクトはとりあえず肉を焼けば超美味しいおかずが完成する
ジオプロダクトは「焼き」も出来ます。
ブランド鶏でない普通の国産鶏に塩をして常温で1時間置いたものをジオ鍋で焼くだけで、皮がびっくりするほどパリッとして、身はふっくらしたチキンソテーが出来上がり。
えっ鶏肉こんなに美味しかったっけ?というほど。
クレソンを付け合わせたらクリスマスディナーに出せるレベルのものが出来上がっちゃう。
子どもの相手をしていて夕飯のおかずの事を考えるのが億劫な時とか時間がない時は、とりあえずジオで肉を焼いておけばあっという間に極上のおかずが完成しちゃうんです。
これははっきり言って普通のフライパンではなせぬ技…本当に重宝しています。
ジオ鍋はごびりつきや汚れが落ちやすく手入れが楽
ジオはステンレス製なので、こびりついたら水に浸けておくだけで簡単に落ちます。
そもそもつるっつるに磨き上げられた鍋なので、こびりつきは水でふやかすだけでつるっと落ちちゃう。
アルミ鍋とかはこびりついちゃうとたわしでごしごしこすらないと落ちないんですよね。
時間も掛かっちゃう。
もの凄く焦げ付かせてしまった場合は、宮崎製作所にお願いすれば磨き上げてくれて新品同様になって戻ってくるそう。
でも我が家ではそこまでの事態になったことがないです。
ジオは鍋底につなぎ目がないから余計な手入れが不要
そしてジオは鍋の底につなぎ目がないんですよ。
溝やつなぎ目に汚れがたまる事がないし、角が曲線なのでものすごく洗いやすいんです。
汚れがたまりやすいつなぎ目がないという事は、そこから劣化する事もないという事なんですよね。
でもその心配もないので、安心して使えますね♡
ジオプロダクトの不便な点(デメリット)は普通の鍋と使い勝手が違うこと
いいことづくめのジオ・プロダクトですが、不便な点やデメリットも当然あります。
私が感じた不便な点はこんな感じ。
- アルミ鍋と比べると重い。
- 焼きや炒め料理にコツがいる。
- 普通の鍋と火加減が違うのでちょっと慣れが必要。
この3つ。
ただこの不便な点やデメリットはジオプロダクトに限った事ではなく、ステンレス多層構造鍋全般に言えることなんです。
ジオプロダクト鍋はアルミ等の鍋と比較するとちょっと重い…
アルミ鍋や多層でないステンレス鍋と比較すると重いです。
ただステンレス多層構造鍋はどのメーカーも重さが出てしまうので、ジオだけが極端に重い訳ではないんですよ。
例えば一番使い勝手がいいと言われているジオの両手鍋18cmで1.26kgです。
ちなみにストウブの18cmは3kg程度ありますので、半分以下。
アルミ鍋と比べると重いけど、ホーロー鍋と比べると軽い、という感じ。
母はうちにあるジオプロダクトを持って「重い」と言っていたので、お年を召した方にとっては扱いにくいのかも知れません。
私自身は、重さを差し引いてもメリットの方が大きいんですけどね。
焼きや炒めはコツが必要
ジオプロダクトは焼きや炒めもできて、無油調理が可能。
でもちょっとコツが必要なんです。
ジオに面している部分が十分に焼けないと剥がれないんですよ。
焼いている間いちょいちょい触りたくなっちゃう私は「ああああ!!くっついちゃった!!」って勘違いして慌てて剥がそうとして肉ボロボロ…なんていう事が何度かありました。
でも「焼ければ自然と剥がれる」と分かってからは、落ち着いてゆったり待ってます。
普通の鍋と違う火加減、ちょっと慣れが必要
ジオプロダクトって熱効率がめちゃくちゃいいんです。
普通の鍋と同じ火加減だと、火が強すぎるんです。
ジオプロダクトは「強火」は使わず、中火で加熱した後に弱火で調理します。
といっても難しい事ではなくて「沸騰したな」って思ったら火を一番弱くするだけ!慣れてしまえば簡単です。
焼くのも同様に、中火にして表面を焼いて弱火で中まで火を通す、みたいな感じ。
アルミ鍋から買い替えると慣れるまでは戸惑うかも。
ジオプロダクトは取っ手が熱くなる?気になる使い勝手のQ&A
- ジオプロダクトは取っ手もステンレスっぽいけど、熱くならない?
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取っ手が熱いのは火が強い証拠!
ジオプロダクトは基本的に中火〜弱火で調理するので、中火〜弱火なら取手は熱くならないです。(取っ手の近くに別のコンロからの火があって熱せられる事はあるのでご注意を)
- 重くない?
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軽くはないですが、日常使いで不便なほどではないです。
多分子育て中のママならお子さんの抱っこで腕力がぐんぐんついていくので大丈夫だと思う!
- 不便に感じることは?
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豚汁にするとき、豚の細切れがくっついちゃう。
でもそのまま気にせず煮込んじゃえば剥がれます。
- 普段、ジオプロダクト以外の鍋は併用している?
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フライパンと寸胴鍋以外は全部ジオプロダクトになりました。
大きな寸胴鍋とフライパン以外は全部ジオプロダクトの鍋にしちゃいました(それぐらい便利)。