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高台・坂の上のって住みやすい?【実際に居住中】メリットデメリットと住み心地を解説

実際に高台の物件に住んでいる、元不動産会社に勤務していた筆者が、高台(坂の上)の物件の便利な点・不便な点を紹介します。住まい選びの参考にして下さいね。

私は不動産会社に勤務している間、「低い場所には住まない」と学び、今でもどこかでそれを意識して住まい選びをしてきました。

日常生活に差しさわりない程度の坂の上にあり崩落の危険がない場所にある物件をよく選びます。

この記事では、いくつもの高台エリアに住んだ経験から、

  • 高台や坂の上の住まいで困ることとその頻度。
  • 高台や坂の上の住まいにして「良かったな」と感じる点。
  • 高台や坂の上でも選ばないのはこういう場所。

この辺を主にまとめていきます。

住まい探しのご参考にして下さいね。

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高台や坂の上の家、困る事はやっぱり坂

高台や坂の上の家で困る事といえばやはり「坂」ですよ(そりゃそうだ)。

我が家は急こう配な坂ではなく、比較的緩やかな坂の上にあります。

どのように困るのかというと次の通り。

  1. 子ども乗せ自転車で子どもを乗せて買い物をして坂を上るのが地味にきつい。
  2. 雪や凍結した日に危ない。

以上です。

詳しく説明します。

坂の上の家は荷物や子どもが重いと電動自転車でもちょっときつい時がある

子どもが小さなうちや、子どもを連れて行かない買い物ならそれほど不便さは感じないと思います。

でも子どもが20キロに迫る大きさになった時、スーパーで買いだめしちゃって1.5リットルのペットボトルと玉ねぎ大袋買っちゃった~!

…このような時に、電動アシスト付き子ども乗せ自転車でも息が上がる程度の運動量が必要になってくる感じ

体感ですけどね。

ただ、車で生活をする方だと話は別。

坂でも特に不便はないと思います。

私は基本的には自転車を使っていますが、重いものはAmazonやネットスーパーを使うので、それほど不便に感じた事はありません。

運動不足なので、いい運動かなって思ってます。

坂の上の物件は雪の日や凍結した時にキツイ、でも…

まぁこれもどなたでも思いつく事だとは思いますが、雪の日や翌朝の凍結は危ないですね、坂なので。

でも南関東に住んでいる私が、家から出られないほどの経験をしたのは、ここ10年で1回だけ。

しかもたった1日の事だったので、普段から備えている備蓄品があれば特に困る事はありませんでした。

そもそもそういう時には無理をして出ない方がいいですしね。

夫はというと、こういう時に出社は自己判断が出来る会社で勤務していまして、やはり問題ありませんでした。

ただ、「どうしても出掛けなくてはならない、絶対に休めない」というような方は、雪の日は本当にヒヤヒヤすると思います。

高齢になったら坂の上の物件はきつい?うちのマンションの場合

歳を取ると坂の上の物件はきついと言う噂をちらほら耳に(目に)しますので、こちらも書いておきましょう。

確かに、歳を取ると膝に来ますからね…

70代のシニア層も元気に暮らしてます

ただ今の住まいのマンションや周辺に住んでいる方々を見ると、70代でも皆さん元気なんですよ。

シニアの方も普通に坂道を上り下りしていますね。

今の時代シニア世代がトレッキングやハイキングにどんどん出掛ける時代じゃないですか。

歳を取ったらキツイは一概には言えないなぁと、実際に見ていて感じます。

私が「高台の住まいにして良かった」と思うのは豪雨や台風の時

ではお次に「坂の上に住んで良かったな」と思う事について書いていきましょう。

それはこのたった1つに集約されています。

水害の心配がほぼない。

以上!

たった1つですけど、最大のメリットであり、最強の災害対策だと考えています。

元不動産会社勤務が川沿いに絶対に住まない理由。河川の側の家は本当に快適なだけ?で再三書いていますが、水害って本当に怖いです。

その心配がないだけでも、日ごろの坂の行き来の疲れなんて気になりません…。

高台や坂の上の物件を選ぶ時に注意するポイント

さて、高台や坂の上の物件を選ぶ時に気を付けた方が良いポイントを2つ、お伝えします。

「傾斜地」「盛土」等にじゅうぶん注意して!

高台や坂の上の物件と言えど、避けるものもありますよ。

それは傾斜地の盛土をして造成した場所にある物件

傾斜地って眺望が良いとか日当たりが良いとか言われますけど、しょせん傾斜地ですからね。

傾斜地には、

  • 山を切って平坦にしたもの。
  • 谷や低地を埋めて平坦にしたもの。

この2つがあって、特に谷や低地を土で埋めて(盛土で)平坦にした物件は、災害に弱いと言われています。

谷や低地はもともと地盤が脆い事が多く、その上にどれほど硬いものを置こうともあまり意味がないということ。

豆腐の上に鉄の板を置いても、豆腐自体が固くなるわけではありませんからね。

住みたい地域のハザードマップを必ず確認しましょう。

よっぽど「ここでないとダメ!!」という理由がなければ、わざわざ盛土の土地を選ぶ事はないかと思います…

陸の孤島にならぬよう、2ルート使えるかをチェック!

高台や坂の上の物件を選ぶ時に気にした方が良いのが「自宅まで2ルート以上使えるか」です。

坂の上の物件の場合、その坂道の下は低地という事になりますよね。

例えばすぐ下の低地エリアまで水害が起きた場合、自宅へのルートがその低地経由の1ルートしかないと、いくら高台に自宅があっても高台から出られないし、自宅にも帰れません

だから、迂回をすれば低地を通らずに自宅を出れる戻れるルートがある、そういう土地が安心

我が家は2方向から自宅へたどり着くことが出来まして、1つは坂を上るルート、もう1つは我が家と同じ高さにあるルート、この2つのルートがあるので、最悪、坂の下まで浸水したとしても陸の孤島になる心配がありません。

最近、台風や豪雨で水の災害が多く起きています。

最強の災害対策は「出来る限り安全な場所に住む」これに尽きます

さいごに

私自身は現在の住まいに満足していますけど、確かに、帰り道の坂、ちょっときついな…と感じる日が年に数回ある事も事実。

でも、災害リスクが少ないという点でこれに勝る条件はないと考えています

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