趣味は間取り図鑑賞、そのために不動産会社に勤務をし、20代~30代前半を11回もの引っ越しに費やした筆者が、国道(幹線道路)沿いと線路沿い、どっちが済みやすいかを解説します。どちらも実際に住んでみてメリットデメリットとは?
国道沿いと線路沿い、2択でおすすめなのは?
何も国道沿いと線路沿いじゃなくても物件は様々あるだろうという点は置いておいて、国道沿いと線路沿い2択でおすすめなのは…
線路沿い
です!
どうですか、意外でしたか?
私も意外でした。
だってどう考えても住む前は「線路沿いより国道沿いの方がましでしょ」って思ってましたからね。
実は、ランダムに走る車の騒音より、時刻が決められている電車の方が耳が慣れるっていうんですかね。
もちろん、ライフスタイルや物件の防音にもよると思います。
その辺詳しく解説していきますね。
電車の音は意外と慣れる
電車って時刻表があるので割と規則的で、線路沿いのマンションに住んでいるとそのうち耳が慣れるんですよね。
5分おきなのか10分おきなのか、その路線によって通過の頻度は違うけど、定期的なのには変わりないですから。
それに、終電が行ってしまえば、たまに無人の電車が通過する事はあっても、基本的に静かになります。
なので、夜は特にうるさく感じる事もないですからね。
国道沿い・幹線道路沿いは騒音がランダムだから慣れない
では国道や幹線道路沿いはどうかというと、いつなんどき、どんな騒音がするか予想がつかないので地味なストレスが続くんです。
もちろん今はだいぶ防音対策をしている物件も増えたと思うし、昔ほどクラクションをぷっぷぷっぷ鳴らさなくなりました。
でも、騒音は24時間続きます。
夜間はそれほどうるさくないんじゃないの?と思いきや、夜間は夜間でトラックが頻繁に往来するしトラックの地響きもします。週末の珍走団は夜中だろうがパラりラパラリラしますからね…
あとは救急車や消防車なども割と通りますね。
落ち着かないです。
メリット比較
では、国道・県道など幹線道路沿いと線路沿い、メリットを比較してみましょう。
国道沿い | 線路沿い |
---|---|
車生活に便利。 ファミレス・コンビニ・ホームセンターなどが多い。 路線バスで思わぬ場所に行ける事も。 タクシーが拾いやすい。 | ほぼ永久的に目の前に建物が建たない。 視界が開けていて日当たりが良い物件が多い。 ささいな騒音は電車がかき消してくれる。 |
利便性では大きな道路沿い、環境では線路沿いという感じですね。(あくまでも個人の感想です)
利便性重視なら国道など幹線道路沿いオススメ
利便性を重視するなら国道・県道などの幹線道路沿いはおすすめですね。
実際に私が国道沿いに住んだのは若い頃でしたけど、家で過ごすより外で過ごす事の方が好きだったし、とにかく気分でふら~っと出掛けたい時代だったので、
車でサクッとあちこち行けるのも良かったし、車がなかった時は路線バスで意外な場所に行けたりするのも楽しかったです。
あとはタクシーを拾いやすいというのもなかなか便利でしたね。
場所にもよりますけど、私が住んでいた国道1号沿いは常に人目があったので、深夜にサクッとコンビニに行くのにも便利だった記憶があります。
子育てするなら線路沿いの方がオススメかも
では子育てをしている今どちらかを選ぶとしたら線路沿いです。
線路沿いの物件を選ぶ人はそもそも騒音にたいして寛大な人が多い気がするのと、物件自体が防音に力を入れていたりするので、静かな環境で子育てをするよりピリピリしなくて済みそう。(常識の範囲内での話ですけどね)
自分だけが住む家なら日当たりはほどほどでいいかなって思うけど、子どもがいると日当たりって大切だなぁと感じるし、目の前に建物がない事のメリットが大きいと感じる…
実際に私は今の住まいを買う時に線路沿いの物件を内覧しました。
メリット比較
では、国道・県道など幹線道路沿いと線路沿い、メリットを比較してみましょう。
国道沿い | 線路沿い |
---|---|
珍走団・トラック・救急車や消防車などの騒音。 洗濯物をベランダに干すのに抵抗がある。 駐車場を出たら即渋滞、なんていうことも。 | 路線によってはがたんごとんうるさい。 近くに踏切があるとものすごくうるさくなる。 脱線事故など万が一の事が起きた時のリスクが大きすぎる。 |
幹線道路沿いより線路沿いの方が、万が一の時のダメージが大きい
まぁこれはもう起きる事が稀ではありますが、車が建物にぶつかるよりも電車が脱線して建物にぶつかる方が、確率は低くてもダメージが大きすぎるというのはありますね。
線路沿いであれば、線路と同じ高さの階は選ばないとか、上層階を選ぶなどした方がいいのかも。
線路沿いは深夜の騒音はほぼない、幹線道路沿いは深夜も続く
線路沿いの場合、私鉄沿線は特に周辺住民への配慮なども厚く、深夜になるとほとんど騒音はしません。
でも幹線道路沿いの騒音は場所によっては深夜も続きます。
緊急車両のサイレンは場所によっては頻繁に聞こえてくると思うので、近くに救急病院や消防署などがある場合は特によく考えた方がいいかも。
理想の住まいに巡り会うには?
住まい探しって本当に大変ですよね。
私が今の住まいを購入した時は、十数件も内覧し、時には申込みしたのに先を越されたり、現金一括の人に横取りされてしまったり…
普通に探しているだけでは希望に叶う物件となかなか巡り合えないのも事実です。
なぜなら、不動産の約60%が非公開のうちに取引されてしまうから。
ネットに掲載されている物件は、不動産全体のほんの一部。
売主が、売りに出している事を近所に知られたくない等の理由でネット掲載不可にしているケースは多く、良い住まい探しはその未公開情報をいかに早く入手できるかにかかっています。
そこで頼りになるのがタウンライフ不動産売買。
まだあまり知られていないサイトなのですが、希望の不動産条件を入力すれば、住みたい街の信頼できる不動産会社から非公開物件が届きます。
一戸建て、マンション、土地どれでもオッケーなので、まだマンションにするか一戸建てにするか、一戸建てでも建売か注文住宅か決まっていなくても大丈夫。
物件情報の受け取り方法も、郵便・ファックスだけでなくメールでも受け取ることが出来るから、家に居ながらにして情報収集できるんです。
しかも無料で利用できるので、住まい探しをしている方は活用しないのは損です。ライバルが知らない情報が得られるかも知れません。ぜひご活用ください。
【国道沿いVS線路沿い】どっちがいい?元不動産会社勤務11回の引っ越し実体験を元に比較!さいごに
当記事では国道・県道など幹線道路沿いの物件と線路沿いの物件を比較しました。
国道・幹線道路沿いは…
- 車生活に便利。
- ファミレス・コンビニ・ホームセンターなどが多い。
- 路線バスで思わぬ場所に行ける事も。
- タクシーが拾いやすい。
- 珍走団・トラック・救急車や消防車などの騒音。
- 洗濯物をベランダに干すのに抵抗がある。
- 駐車場を出たら即渋滞、なんていうことも。
線路沿いは…
- ほぼ永久的に目の前に建物が建たない。
- 視界が開けていて日当たりが良い物件が多い。
- ささいな騒音は電車がかき消してくれる。
- 路線によってはがたんごとんうるさい。
- 近くに踏切があるとものすごくうるさくなる。
- 脱線事故など万が一の事が起きた時のリスクが大きすぎる。
どちらも周辺の物件よりお手頃に住めることが多いだけに、メリットとデメリットを十分に検討して選んでくださいね。
この記事が住まい探しのヒントになれば幸いです。