マンモス幼稚園・大規模園って人数が多いから個性を重視してもらえないって本当?保護者どうしの派閥もあるって聞くし、入園させて後悔したら嫌だな…マンモス園ならではのエピソードを知りたい、という方向けに、実体験で解説します。
我が家は子どもを地域屈指のマンモス園に入園させました。
今思えば私も、このページを読むみなさんと同じように、眠れないほどに悩んでいました。
色んな雑誌やサイトを調べても、
- マンモス園は社交性が〜
- 小規模園は子ども1人1人のペースを尊重してもらえる〜
- 個性を重視するならマンモス園はダメ〜
みたいな判を押したようなことしか書かれていませんよね…
でも実際にマンモス園に通わせてみて感じたことやわかった事があるので、まとめます。
幼稚園選びの参考に、またマンモス園に入園させる心構え的にお役立ていただけますと幸いです。
「マンモス幼稚園=個性が伸ばせない」は一概には言えない
まず最初に声を大にして言いたいのは、小規模園だからと言って個性を伸ばせるとも限らないし、マンモス園だからといって個性を伸ばせないとも限らないと言う点です。
息子が通う幼稚園は私が済むエリアで断トツで大規模ですが、その分先生が多くいるし、集団生活を大切にしつつも個性ばりっばり伸ばしてくれました。
個性を尊重してもらえるかどうかは幼稚園の規模というより、その幼稚園の教育方針が影響します。
私が見ている限りでは、息子の事を十分に理解してくれて、良い部分を伸ばしてくれているように感じる事こそあれ、息子の個性をないがしろにされているように感じた事は一度もありません。
だから「個性を伸ばしたいなら小規模園」「大規模園では個性は伸ばせない」というような噂には惑わされないで欲しいですね。
大切なのはあくまでも幼稚園の教育方針です。
その前提で、マンモス園のメリットデメリットをお話していきますね♡
マンモス園のメリットは”知らない人のほうが多い”点
子どもをマンモス園に通わせて感じたメリットは何と言っても「知らない人のほうが多い」ということです。
これ、割と誤解している人が多いんじゃないかな〜と思うのですが、周囲が知らない人だらけだと逆にぼっち感を味わうことなく過ごせます。
どのママも全員を把握しているわけではないので逃げ場がある
どういう事かと言いますと、知らない人だらけなのは自分だけではないということ。
どのママも「あんな人いたっけ…?」という、全然知らないママが沢山いるのが、マンモス園なのです。
例えば小規模園で相容れないお母さんがいたとして、そのお母さんが仲良くしているグループに近寄れない場合、疎外感を感じる事になりますよね。
でもマンモス幼稚園の場合、「相容れないお母さんとその仲間」以外のお母さんの方が圧倒的に人数が多いから、仮に「合わないな~」と感じる人がいても、そんなに気にならないんです。
群れないママの人数も相対的に多い
そして、マンモス園はいわゆる「群れないママ」の人数も相対的に多くなるのです。
例えばの話ですけど、「群れないママ」の比率が10%としましょうか。
30人の園では群れないママはたった3人。
同じ学年に自分以外の群れないママがいる確率は低いですよね。
でも300人の園ではその数30人になります。
500人規模の園なら50人も群れないママがいる計算になるのです。
もちろん単純に比率で語れる問題ではありませんけど、少なくても周囲のママがほとんど知り合い同士!という事はマンモス園ではありえないでしょう。
その分、ママ友がいないママも目立たずに過ごすことができるのです。
マンモス園は派閥がある、という噂はあながち間違ってはいないけど
「マンモス園は人数が多い分、派閥があって大変」なんていう噂を見掛けた事があったんですけど、実際は別にそうでもないです。
とはいえ、派閥がないかというとそうではなくて、仲良しのママグループを”派閥”と呼ぶならば、派閥はあります。
でも、マンモス園になるとその数も膨大。
派閥と派閥がぶつかり合うみたいな事は一切なかったし、仮にそのような事があったとしてもそれはマンモス園だからではなく、それが小規模園であっても起きるところは起きるでしょう。
というより、派閥派閥言いますけども、基本的には仲良しグループというだけ。
そして同じ空間に話したことがない人と顔見知りのママがいたら、誰しも顔見知りのママと話しますよね。
マンモス園のデメリットは”行事”と”柔軟性に乏しい”点
次に、マンモス園のデメリットをお話していきますね。
行事の場所取りなどが大変かも
まず、行事の場所取りなどが大変な場合がある事は頭に入れておくと良いですね。
運動会では前日の夕方から並ぶご家庭もありました…(徹夜で)。
新しい生活様式になり、今後は元に戻ることはなく入れ替わり制などに変更した園もあるようですが、
仮に園児が400名だった場合、両親が行ったとして800名が集まることになります。
もちろん、両親揃って運動会の日を迎えるご家庭ばかりではありませんが、逆に祖父母やきょうだい等が来る事もあるので、園児抜きで1,000人で済むかどうかという規模になります。
中には別の会場で開催するという園もありそうなレベルですね。
ちなみに子どもを通わせた園の場合、その人数が園庭に集まるので、良い場所に場所取りしようと思ったら至難の業。
というよりそもそも、良い場所に取ったとしても、子どもの人数が多いので1箇所にとどまって見る事はできないレベルになってしまいますしね…
行事ではどこに我が子がいるのかわからない事がある
特に運動会では、子どもがどこにいるのかわからないまま競技が終了してしまった…な〜んていう事や、
別の子を自分の子だと思って動画を撮っていた、なんていう事が本当にあり得ます。
発表会だと違う子にピント合わせちゃってたり。
女の子ならある程度は髪型で判断できそうですけれど、男の子の場合はよほど大きいか小さくない限り、見付けるのは至難の業。
だってクラス全員が同じカラー帽を被っていて、マンモス園になると1クラス30名ぐらいになりますからね…
私は2年連続で、別のお子さんの徒競走をムービーに撮っています…w
親切な園だと、徒競走の順番や演技でどの辺にいるかを予め知らせてくれるようですが、
子どもが通った園ではざっくりとした情報しかなく、結局は運動会係のママ経由で詳しい情報が広まる感じでした。
大規模園はルールを守らない保護者も相対的に多いので…
運動会で遠くから子どもの見分けがつかないなら、カラー帽に目印をつけたらいいんじゃない?
…私もそう考えました。
ところが、年々目印の装飾も加熱の一途を辿り、とうとう園から「装飾は全面禁止」例が出されてしまったのです。
最初は目印の装飾はオッケーだったんですね。
ワッペンなどはつけて良い事になっていたんです。
でも、みんながワッペンをつけるようになると我が子が目立たなくなると考えた人が、今度は頭にポンポンみたいなのをつけてきました。
そのうちポンポンを真似された人が今度はウサギやミッキーさんの耳とか付けてくるようになって、
徐々にカラー帽子の意味ないほどに装飾しちゃう人まで出てきてしまいw、とうとう全面禁止!…となってしまったんです。
これはあくまでも1つの例でして、
こんな感じでルールを守らない人も相対的に多いのがマンモス園で、「ルールを守らない人がやってるから大丈夫でしょう」と真似する人も相対的に多くなるのが、マンモス園の難しいところかと思います。
そうなると園としては、きっぱり「全面禁止」とする以外にないですからね…
マンモス幼稚園・大規模園に子どもを入園させて後悔はある?
マンモス園のメリットデメリットをお話した上で、私自身が子どもをマンモス園に入園させて後悔はあったかという点をお話します。
後悔はないけど、違う子を撮影していた事は悔やまれる
後悔はありません。
どちらかといえば事務的に進んでいく感じも私には快適でしたし、知らないママが多くいてその他大勢に紛れ込むことができる点も快適でした。
ただ強いて言えば、運動会の時に違う子を撮影していた事は悔やまれるかな…というぐらいですw
(結局、同じクラスのママに動画をいただきました)
もしマンモス園に入園させるとしたら、運動会等の行事で何番目に登場するか、場所がどのあたりかを十分に確認しておく事をおすすめします◎
複数の違う小学校に友だちがいる事は、心強い
マンモス園の場合、園のもよるとは思いますが、多くの学区から子どもが集まります。
それは逆に言えば、小学生になってから複数の違う小学校に友達がいるということになりますね。
子どもが通った幼稚園では、年長になると学区ごとに行動を取る機会を増やしていきました。
小学生になれば小学生になってからのお友達との遊びに夢中になりますが、でもやっぱり”違う学校にも友達がいる”という事は、いざという時の心の逃げ場になるのではないかと私は考えているんです。
たとえば学区の小学校で、お友達とうまくいくとは限りません。
考えたくもないですが、仲間はずれやいじめに近いような事があり、子どもが学校に居場所を見付けられなかった時、
“交友関係が広い”という事はこころの支えになるはず。
違う小学校に進んだ子と遊ぶ機会はあまりありませんけど、習い事などで顔を合わせればすごく嬉しそう。
そういった意味で、マンモス園に通わせて良かったなぁと思う事が多いです。
さいごに
当記事では、マンモス園に通わせた経験から、マンモス園のメリットデメリットを解説しました。
より良い幼稚園選びのヒントになれば幸いです!