子供の熱中症が心配だなぁ。
幼稚園のうちはこまめに水分補給させてくれるけど、学校ってどうなんだろう…
実は、完璧に対策をしていると思っていたつもりなのに子供が熱中症になってしまったことがあるの。
見落としがちだけど、すごく重要なポイントを紹介するね。
子供が熱中症になった体験談!
あらかじめお伝えしておきますが、子供の熱中症は大事には至っておりません。
ですが、毎年、特に気温が上昇する6月頃になると「また熱中症になるのでは」という恐怖心が今でもあります。
規則正しい生活、健康優良児を絵に書いたような息子
子どもは毎日同じ時間に夕飯を食べ就寝し、睡眠時間も十分取っています。
翌朝は朝食をしっかりと食べ、もちろん水分補給もして登校をしていました。
さらに、週に数日、習い事で1時間以上のスポーツをしていて、まさに健康優良児を絵に書いたような男子です。
ところがある日、登校後、1時限目に嘔吐をし、保健室へ。
お迎え要請があり、すぐに学校へ向かいました。
熱が少し高い
保健室へ運ばれた時に熱を測ると37.8℃あったそうです。
息子は体温が高い方なので、割と37℃台になる事があるのですが、この日は明らかに元気がありませんでした。
保健室の先生は熱中症の可能性を踏まえ、息子に経口補水液を飲ませてくれ、身体を冷やしてくれていました。
涼しい保健室で休んだ息子はすっかり体調も落ち着いたようだったので、念の為に病院へ。
ところが病院に着く頃には体温も下がり、検査もしましたが感染症ではなく、熱中症の可能性が高いという事に。
思い当たる対策は全てしているのに…
私はHSPなので、様々なことが気になるし心配性です。
そのため、こんな言い方をしてはあれですけど、多分普通のご家庭より熱中症予防対策には敏感で、思い当たることはひと通りしっかりと行っていました。
思い当たる対策はしっかりとしているのに、なぜ子供が熱中症の可能性が高いと診断されてしまったのか。
それは、実はある2つのポイントを見落としていたからなんです。
子供の熱中症予防対策で見落としがちな2つのポイントとは?
子供の熱中症対策で、
- こまめに水分補給をする。
- 十分な睡眠を取る。
- しっかり朝食を食べる。
- 規則正しい生活をする。
この辺は一般的でよく聞きますよね。
さらに最近は「暑さに適応させ汗腺を開く」も聞きませんか?
のちにわかる事なんですが、息子は毎日熱いお風呂にゆっくり浸かったり適度なスポーツをするなどしているので、この点も問題なさそうです。
今回紹介したいのは、
以上の2つを私は見落としていた事です。
1日を通し水分を補給すること
「水分補給をこまめに」と聞いて、暑い時に子供に水分補給を促す事を思い浮かべる方は多いと思います。
でもそれでは遅くて「喉が乾く前に水分補給をすること」が重要である事も、今は多くの方が知っていると思います。
私も子供に朝起きてから水分補給させ、登校前にも十分水分補給をさせていました。
でも実はそれでは間に合わない事があって、1日を通して水分補給をし続けることが重要なんです(ちょっと大げさですが)。
つまり、身体を常に水を含んだスポンジ状態に維持するような感じでしょうか。
ポカリスウェットの公式サイトにスポーツ選手の例があげられていたので、参考までに掲載しておきます。
このように、1日の中で水分が失われる機会は常にあって(もちろん小学生なのでこんなにスポーツはしないとしても)、乾いてから補給するのでは、追いつかない可能性があるということですね。
私は、こまめに水分補給をさせているつもりで、実はその場限りの足りない水分補給をさせていたのです。
朝食で塩分が少なすぎたこと
そしてもう1つが、特に朝食の塩分が少なすぎたことです。
うちは子供のリクエストで朝は必ずパンにしていました。
パン、卵、ブロッコリー、トマト、牛乳、フルーツが定番の朝食で、違うメニューを出すと調子が狂うと本人が言うので今でも毎日このメニューです。
炭水化物にたんぱく質に緑黄色野菜とフルーツ。
一見、バランスが良い食事に思えるこの朝食メニューですが、ごはん・味噌汁・焼き魚のような和食のメニューと違い塩分量が少ないんですよね。
今話題のBirdに我が家の朝食メニューの塩分想定量を尋ねたところ、約0.6g程度でした。
我が家の朝食 | 約0.6g |
和定食の場合 | 約1.5〜2.0g |
息子が熱中症になった6〜7歳頃の1日あたりの食塩相当量の目標量は4.5gとされています(参考:厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」)。
1食あたり1.5gと考えると息子の朝食の塩分量はその半分以下、という事になりますね。
子供は登校の間にランドセルを背負い荷物を持ち、炎天下にさらされます。
教室が自宅や商業施設のように涼しく保たれているのならまた違うのでしょうけど、「エアコンは入っているけど、保健室のように涼しくはない」という息子の話からも、登校中の暑さを回復できるほど涼しい環境ではなさそうです。
そうなると汗をかき続けることになり、ミネラルが失われます。
朝食で塩分をあまり摂取せず登校していた息子が体調を崩すのは、当然といえば当然の事だったのかも知れません。
子供が熱中症を体験して、どんな対策をするようになった?
子供が熱中症になってその後、どう対策するようになったか紹介します。
1日を通してまんべんなく水分補給させる
まずは1日を通してまんべんなく水分補給させるように改善しました。
完璧にルーティーン化していたわけではありませんが、登校前後はもちろん、お風呂前や就寝前、起床後など節目節目で少しずつ水分を摂らせるように。
今までそのタイミングでまったく水分を摂っていなかったわけではありませんが、意識することで1日を通してまんべんなく水分補給をしました。
夏場は朝食の塩分を意識
夏場は特に朝食の塩分を意識するようになりました。
パン食の場合はハムを1枚足すとか、和食にして佃煮や卵焼きを出す、お茶漬けにするなどして朝の塩分を意識しました。
登校中の暑さ対策を
学校がそれなりに近いため登校中の暑さ対策は冷却タオルを首に巻くぐらいしかしていませんでしたが、ランドセルと背中の間に保冷剤を入れるものを買い、暑さ対策を念入りにしました。
学校では登校中の暑さ対策として日傘の使用が許可されているのですが、うちは男子だからか使いたがらず…
スポーツ・運動をする子供は、さらに熱中症予防対策を
スポーツ当日だけでなく、翌日も注意が必要
熱中症の症状が出た際に、かかりつけ医と保健室の先生に「前日にスポーツをしていないか」と聞かれました。
暑い日にスポーツをすると、その時だけでなくその後も、さらに翌日も熱中症リスクが高くなっているそうです。
息子はスポーツをしているので、その時の熱中症予防対策は十分でも、帰宅してしまえばそれほど気に留めていませんでした。
でも、スポーツで失われた水分やミネラル等を十分に補わずに更に身体の水分等を失うと、通常の状態よりも熱中症リスクが高い事を、子供が熱中症になり初めて知りました。
そのため、前日がお休みでサッカー大会などがあった時は特に翌日も気をつけるようになりました。
身体の深部を冷やすアイテムを事前に
我が家が取り入れているのが、夏のスポーツ前に身体の深部を冷やすアイススラリーを摂る事です。
凍らせるとスムージー状になる、薄味のポカリで、飲むと涼しく感じます。
アイススラリーを飲むことで水分補給を兼ねあらかじめ身体の中を冷やしておく事が、熱中症予防対策の1つとして効果的だと感じています。
(もちろん、スポーツ中、スポーツ後の水分・糖分・ミネラル補給も重要です)
スポーツをしているお子さんをお持ちのパパ・ママで、熱中症予防対策をもっと強化したい方は、アイススラリーを試してみてくださいね。
★アイススラリー
さいごに
我が家の熱中症体験談と対策をまとめました。
命に別状がなく軽症で済んだからこそ今があります。熱中症は子供の命を簡単に奪ってしまう恐ろしいものなので、ぜひ念入りに対策をしましょう。