子どものスポーツの熱中症対策は、練習の時のこまめな水分補給だけではダメです。我が家は熱中症になりかけて(というか初期だったのかも)かなりヒヤッとする事がありました。体験談を解説します。
特に自粛で、春のほとんどを家で過ごして暑さに慣れないまま夏の練習を迎えた2020年は、熱中症のことで本当にひやりとする事がありました。
かなりこまめに水分補給をさせていたのに、息子が熱中症になりかけて、練習を中断する事になったのです。
ボーっとして顔が真っ赤になった息子を冷やしている間、本当に怖かったのを覚えています。
幸い大事には至りませんでしたが、この時に改めてスポーツをする子の熱中症対策について学んだのでシェアしますね。
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熱中症対策はスポーツ中のこまめな水分補給だけではダメ
結論から言うと、スポーツ中のこまめな水分補給だけでは足りません。
いや、足りる場合もあるとは思うんです。
でも足りなかった場合には熱中症になる可能性が高いし、それで取り返しのつかない事になる可能性があると思うと怖くないですか??
1日中、適切な水分補給が必要!
水分補給はスポーツをしている間だけでなく、朝から、何なら1日中トータルで、適切な水分補給が必要なんですって。
水分が足りない状態でスポーツをしたとして、乾いたスポンジに水分補給するよりも、水分を含んだスポンジに水分補給する方が水分が足りなくなる可能性が低いということかなと思います。
特に夏は、通学をするだけでも体内の水分が失われているし、
何なら練習会場に到着する間にも水分が失われていますよね。
ポカリスウェットの公式サイトにスポーツ選手の例があげられていたので、掲載しておきます。

スポーツをしている間のこまめな水分補給だけではなく、特に夏場は練習前から、常日頃のこまめな水分補給でスポンジを常に潤わしておいた方がいいというわけです。
エアコンの効いた部屋にいると水分補給忘れがち
夏の室内ってエアコンが効いているので、ついつい水分補給を忘れがちじゃないですか。
いくら「こまめに水分補給~」って思っていても、涼しいから大丈夫かなって。
でも実はその状態でスポーツの練習に行くと、危険なんですよね。
なぜなら実際に息子はそれでサッカーの練習中に熱中症になりかけましたから。
スポーツの練習中、子どもが熱中症になりかけたヒヤリハット体験談
息子はサッカーをやっています。
夏場は人工芝のグラウンドで、一切日影がない場所での練習。
もちろんコーチが暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度)に応じて水分補給を促したり休憩をはさんだりするんですけども、
まだ初夏のある日、息子の様子がおかしい事に気付いたんです。
顔が真っ赤でしんどそうな顔、動きが鈍い息子に気付く
ある日の練習開始15分頃、息子の様子がおかしい事に気付きました。繰り返しますが真夏ではありません。
息子はサッカーを掛け持ちしているので、その練習の中では動ける方でした。
でもその時はまず動きが鈍いことに気付いて、よく見たら遠目にも顔が真っ赤な事に気が付きました。
そして表情もしんどそう…
コーチの指示には従っているので、意識が朦朧としている感じはなくしっかりはしているのだけど、しんどそう。
どうしても普通とは思えず、息子を呼び、体調を確認したのです。
火が付いたように体が熱い!すぐに冷却を
しんどそうな表情で私の方に来た息子に体調を確認すると「疲れた」と言います。
近付いただけでも分かるほど、身体が熱くて、その時は「火が付いたように熱い」と感じました。(実際はそんなに熱くなかったかも!)
すぐに熱中症が頭に浮かんだので、シンガードなど外し、
知り合いのママにも協力してもらって保冷剤をできる限り集めて、首のところやわきの下や足の付け根などを冷やして、仰いで風を送って冷やしました。
そのままエアコンの効いた事務室へ行って、サーキュレーターをお借りして風にあたって(もちろん水分もとりつつ)、息子の顔がみるみる普通に戻って行ってほっとしたのを覚えています…
この時にポカリのアイススラリーを持って行っていたので、即飲ませたのも身体の中から冷却できてよかったのかもしれないです。
Check!身体の芯から冷やすアイススラリーのレポ
環境省の熱中症予防サイトにある、熱中症の応急処置フロー
熱中症の応急処置は、環境省の熱中症予防サイトの応急処置のフローがとても分かりやすいので掲載しておきますね。
これを何となくでも知っておくと、お子さんがいざ怪しい症状になった時にスムーズに対応できると思います。
子どものスポーツの熱中症対策について、当時「1日を通した水分補給」は全く意識していなかった
今思えば、ですけれど、
当時は1日を通した水分補給は全く意識していませんでした。
もちろんスポーツの前は水分補給をさせているし、スポーツ中も水分補給をしているので、それで何か問題があるなんて思ってもいなかったんです…
ちょうどコロナ禍の自粛明けで、本来なら暑さに少しずつ慣れるはずの4月5月をほとんど練習できずにいきなり暑い時期にサッカーの練習をしている事もあって、
余計に息子の身体にとっては負担がかかっていたのかも知れないです。
色んな事が重なった結果だとは思うけど、それ以降、1日を通して適切な水分補給をする、という事をかなり意識するようになりました。
そのおかげ、とまでは言えないですけど、真夏は特に問題なく練習して夏を乗り越えたので、やっぱり1日を通しての水分補給は大事なのだな、と感じます。
夏場のスポーツの練習はできるだけ見守るべし!
我が家の場合、コーチよりも先に私が息子の異変に気が付きました。
我が家は数ヶ所のサッカースクールに入っていますけども、子どもの様子にいち早く気付くコーチや先生もいれば、割と子どもに疎い人もいます。
コスモのような幼児特化のスクールは、他のサッカースクールより安心かも、という特徴はあるにせよ、
やっぱり親の目にはかなわないんじゃないかと思います。
特に熱中症になりやすい小さなお子さんを、特にエアコンなどが効いていない環境でスポーツを習わせる場合は、夏場だけでもできるだけ見学していた方がいいです。(見学できる環境ならば、ですけども…)
今回の場合、私がかなり早くに気付いたので、もしかしたらもう少ししてコーチが声をかけていたのかも知れません。
でも早く気付かなければ最悪の事態になっていた事も考えられるし、熱中症ってそういう恐ろしさがありますよね。
【子どものスポーツ熱中症対策】は朝から始めないとダメ、我が家のヒヤリハットを元に解説します、さいごに
我が家の熱中症体験談と、スポーツキッズの水分補給は1日を通してした方がいいよ、というお話をまとめました。
今思い出しただけでもゾッとします…
この記事を読んで、1人でも熱中症になるスポーツキッズが減る事を願っています!