【ラン活】我が家のランドセル選び、奮発して10万超えの土屋鞄にした理由

子どものランドセル選び、我が家は結局、かなり奮発して土屋鞄のコードバン艶あり仕上げを購入しました。
とりたてて「ランドセル競争」や「ラン活」で苦戦をしたり大変な思いをしたわけでも、強いこだわりがあって土屋鞄にしたわけでもありません。
ただ、6年間飽きのこない装飾が一切ないシンプルなものにしようと思っていたら、意外と土屋鞄ぐらいしかなかったんです。
周囲のママたちも、もはや「ラン活」という言葉を使っている人はいず、割と苦労せずに選んでいるような印象です。
発売開始の深夜の数分で売り切れた!!
…なんていう時代はもう終わった感じさえあるランドセル選び。
今日は我が家のランドセル選びについてお話しします。
コードバンランドセルの使い心地やお手入れに関しては別記事で解説しています。
ランドセルに12万…不相応なものを買った理由
我が家はデザインを選ぶ前段階で、装飾がなくシンプルな土屋鞄で買うことを決めていました。他のメーカーはほぼ見ていません。
色んなメーカーを見比べるとキリがありませんしね。

当初、牛革の7万円ぐらいのものを買う予定でいたんですけど、「紺がいい息子」と「黒を背負って欲しい私たち親」とで話し合っているうちに、当初予算オーバーのため、全く検討もしていなかった「コードバン艶あり仕上げ」が目に留まったんです。
コードバン艶あり仕上げは、表が黒で中が紺。
息子も私たち夫婦も、満場一致で気に入ったのがコードバン艶あり仕上げでした。
でも、12万円のランドセルを購入したという事は5万円も予算がオーバーすることになります…
正直言って我が家がランドセルに10万円以上出すことになるとは思ってもいませんでした。

ではなぜ12万円のランドセルを購入したかというと理由は2つ。
- 後から「やっぱりあれにしておけばよかった…」と思いたくないから。
- 卒業後、リメイクをしたいから。
以上!
後から「やっぱりあれにしておけばよかった…」と思いたくなかった
コードバンの艶あり仕上げは12万円もするので、ちょっと我が家には高価すぎるなぁと躊躇したんですが…
もしここで私が7万円のランドセルに誘導したとしても、私自身が後から「なぜ妥協しちゃったんだろう」と思うんじゃないかな、と思ったんです。
息子が「これがいい!」と目を輝かせて言っていた姿がどうしても頭から離れませんでしたしね。
外が黒、中が紺、そしてシンプルなコードバンのランドセルをもう少し安く買えないかと土屋鞄以外で探してみたのですが、そもそもその色の組み合わせがなく…
色を妥協したとしても、コードバンはどれも土屋鞄と値段が変わらなかったんです。
卒業後のリメイクに興味があったから
ひとりっ子のため、ランドセルを選ぶチャンスが1度きりの我が家。
卒業後にランドセルのリメイクをする予定でいます。
6年間使用した革なので、財布などの小物には不向きだという意見がある事は知っているのですが、きっと処分は出来ないと思うので、何かしらのリメイクをしたいんです。
こういうの!!
コードバンは馬のお尻部分の皮で、革の中でも丈夫なのが特徴なんですよね。
6年間使っても、コードバンなら何とかリメイク出来るかも知れないという気持ちもありました。
「ランドセル選びのコツ」は全くあてにならない!
巷には「ランドセル選びのコツ」という情報が溢れかえっていて、恐らくここをご覧のあなたも、少なからずそういうものを目にした事があるでしょう。
例えば、
- 重さはどうか。
- A4フラットファイルが入るかどうか。
- 無償修理できるか。
- 本革か人工皮革か。
などなど、デザインや色だけでなくチェックする項目が沢山あるんですよね。
でもこれ、はっきり言って何の参考にもなりませんでした。
「何を重視するか」は人それぞれなので
例えば重さ軽さ。
土屋鞄のクラリーノ(合皮)とコードバンでは約340グラム程度の違いになります。
数百グラムでも軽い方を選ぶ方が良いという人もいれば。数百グラムの違いより、身体に負担がかからず重さが分散される設計かどうかが大切という人もいます。
合皮・本皮では重さ以外に「丈夫さ」に違いがあるようですね。
置き勉できる学校なのか、小学校までの距離はどうか、この辺により何ををどこまで重視するかは千差万別。
軽いものを選ぶのも、負担がかからない設計のものを選ぶのも、どっちも子どもを思っての事ですからね!

A4フラットファイルが入るかどうかは確かに肝心だけど…
他にも、A4フラットファイルが入るかどうかというポイントもありますね。
毎日使うものだからこそ小さな事が大切。
土屋鞄のランドセルは数年前までは小さめでA4フラットファイルが入らなかったんですよね。
土屋鞄ランドセルの唯一のデメリットとさえ言われていました。
でも2019年には土屋鞄もA4フラットファイルが入るようにサイズが変わり、もう今では名の知れたランドセルメーカーはA4フラットファイル対応になっていますよね。
だからよほどマイナーなメーカーでもない限り、比較ポイントにすらならない今や当たり前のこと。
ランドセルメーカーの保証もだいたい違いがない
何を重視するかはそれぞれ違うとして、次に気になるのがサービスやアフターフォロー。
購入を決めた土屋鞄は6年間の無料修理保証がついてきます。
同じ工房系の池田屋や鞄工房山本も6年間の保証がついてきますし、フィットちゃんやセイバンはどうかというと、やっぱり6年間のサポート付き。
これらメーカーは代替ランドセルを貸し出ししてくれますので、学期中の修理も安心。
今や6年間の無償修理保証がついていないメーカーの方が珍しいです。

強いて言うなら「故意の破損」にも対応してくれる土屋鞄と池田屋の保証がより親切、という感じですけど、ここもそこまで重視するポイントではない気がします。
ただ、保証なしの1万円台のランドセルを買って、ボロボロになったら買い替える、というスタイルの方も増えてきているのも事実。
仮に2万円のランドセルを1度買い替えたとしても4万円、工房系を買うより安いですからね。
つまりランドセルは徹底的に価格とデザインで決めてOK
ランドセルは今ではもう、性能性・保障内容に違いは殆どありません。
検討が必要なのは、
- 革の種類
- 色
- デザイン
- 価格
この辺だけ。
我が家はお話した通り、最初から土屋鞄で買う、と決めていました。
「もしかしたらもっと気に入るものがあるかも…」と、少しは他のランドセル見たんですけど、
割とシンプルだな~と思って見てみると、前閉め(前ひも)と呼ばれる部分にひっそりパイピングが施されていたり、かぶせの裏側が柄付きだったり…
やっとシンプルなものを見付けたら、今度は「びょう」と呼ばれるパーツが紋章型だった…とかそういうものが多くて、結局、最初に選んだ土屋鞄が一番いいな、という結論に。
兄弟姉妹がいるご家庭だと、上のお子さん下のお子さんで違うメーカーを買えば「こっちの方が使いやすそう」と比較ができるでしょう。
でも我が家は子ども1人なので比べようもないし、実際に小学校に上がってから使いづらい部分があったとしても、他のランドセルの方が使いやすいかどうかまで知る機会もないんですよね。
「やっぱり、あっち買っておけば良かったかも…」という思いを持ち続ける可能性をなくしたかったので、予算オーバーでも本当に気に入ったランドセルを選びました。
ラン活?我が家のランドセル選び、奮発して10万超えの土屋鞄にした理由、さいごに
ランドセル選びが割とスムーズに済んで、ラン活ラン活と世間で騒がれているのが嘘のようでした。
使いやすさや保証内容に差がない今の時代はデザインで選んでも問題のない時代なのかも知れません。
予算より5万円オーバーはちょっと痛いんですけど、でもかといって5万円。自分の冬物コートを1着我慢すればいいぐらいの金額なんですよね。
こういう「いざという時」に自由に使えるお金をいくらかストックしておくのも、ランドセル選びをスムーズに済ませる1つの手段だと実感しました。
私はまだ子どもが小さな頃は、フリマで売れやすい服を買い、高いものは中古で買って、アンケートモニターなどでお金を浮かせた分をそれこそ数百円でもコツコツとプールしていたんです。
こういう時に心置きなく使う事が出来て、「ちょっとのゆとり」って大切だなと思いました。
この記事が何かのヒントになりますように。