男の子の水着のメッシュ裏地は、事故に繋がる危険なものです。過去にリコール対象で回収されたものなどもありますが、フリマアプリや外国製品等でいまだ流通しています。そこで、ご自身のお子さんを守るためにすべきことを解説します。
男の子の水着のメッシュ裏地が超危険って聞いたんだけど、どういうことなんだろう?ピンと来ないけど…
私も最初は「そんなバカな」って思っていたし、よくあるものだから普通にはかせてたんだよね。今思えばゾッとする…今も流通しているから気をつけよう!
男の子の水着のメッシュ裏地に潜む危険性とは?
男の子の水着のインナーサポーターがメッシュになっている場合、そのメッシュの孔に男の子の「先っぽの皮」が入り込むというか挟まり、締め付けて傷つける、という事故が起きています。
穴が空いているとわかるメッシュ・伸縮するメッシュは危険
メッシュサポーターがすべてダメというわけではなさそうで、実際に事故になっているものがこちら。
このメッシュの形状、うちの子が小さな頃はまだ当たり前に流通していて、実際にうちは履かせていました。
1mm程度のいメッシュ孔が皮を挟むなんて、知りもしませんでした。
国民生活センターからも注意喚起が出ています。
なんと、「穴が空いているとすぐに分かるメッシュ生地」はダメなんだそう。
特に伸縮するメッシュ生地は、孔が広がったりしまったりします。
ひょんなことから孔に挟まってしまった皮が、締め付けられて腫れ上がり抜けなくなる、という事故が実際に起きています。
リコールで商品回収したメーカーは?
メッシュが原因で子どもが怪我をしたというケースは、事故情報データバンクシステムに複数掲載されていますが、ブランドやメーカーまでは記載されていません。
2015年06月19日にリコールとなったトイザらスの水着に関しては、ブランド・メーカー名が消費者庁リコール情報サイトで確認できたので掲載させていただきます。
「Gagou Tagou(ガグタグ)」、「KOALA KIDS(コアラキッズ)」、「KIDSRUS(キッザらス)」の メッシュサポーター付きの男児用水泳パンツ
ブランド名:Gagou Tagou(ガグタグ)
サイズ:80cm、90cm、95cm
販売期間:2012年8月までブランド名:KIDSRUS(キッザラス)
サイズ:80cm、90cm、95cm
販売期間:2014年8月までブランド名:KOALA KIDS(コアラキッズ)
引用元:消費者庁リコール情報サイト
サイズ:80cm、90cm、95cm、100cm
販売期間:2015年2月まで
- Gagou Tagou(ガグタグ)
- KOALA KIDS(コアラキッズ)
- KIDSRUS(キッザらス)
以上のブランド・メーカーのメッシュサポーター付き男児用水着は、フリマアプリや通販サイトで見掛けても購入するのは避けましょう。
上記メーカーでも、次のようなインナーの場合は安全とのこと。
上記のように商品回収をしてくれる誠実なメーカーばかりではない点はお伝えしておきたいと思います。
男の子の水着を選ぶ際の注意点は?
子供の水着を実店舗で買う場合は特に問題はないと思いますが、フリマアプリや通販の場合は裏地まで掲載されていないことが多いので注意が必要です。
男の子の水着を買う時に、気をつけるポイント、確認したほうが良いポイントをまとめておきます。
- トランクス型やサーフパンツはメッシュの確認を
- インナーサポーターのメッシュがリコール品と似ていたら買わない
- インナーサポーターなしの水泳水着を選ぶ
- インナー有無が確認できないショップで購入しない
- 海外メーカーに気をつける
- フリマアプリで買う際は裏地写真を掲載してもらう
①トランクス型やサーフパンツはメッシュの確認を
私が確認した感じだと、トランクス型・サーフパンツ型がメッシュインナーサポーターがついている率が高い感じでした。
ピタッとした水泳パンツと違いスカスカになるので、収まりが良いようにインナーが付いているのか…隙間から見えないような配慮なのかは不明ですけど、
とにかくトランクス型やサーフパンツと呼ばれるものはインナーがついていることが多いので、必ずメッシュ生地の確認をしましょう!
②インナーサポーターのメッシュがこのタイプなら買わない
そして、そのインナーのメッシュ生地がこちらに該当する場合は買わないようにしましょう。
ちなみに私が購入したUV SKINZのメッシュは上段のGagou Tagou(ガグタグ)と同じタイプでした。
国民生活センターでは、「メッシュ生地の場合は、少なくとも穴が空いていることが直ぐに分かるものは避けましょう。」と注意喚起しています。
③インナーなしの水着を選ぶ
一番わかりやすいのが、インナーサポーターなしの水着を選ぶ事でしょう。
うちは本当に偶然、メッシュインナーサポーター付きの水着がサイズアウトした時に、スイミングの体験に行くのに購入した紺の無難な水着がもったいないのでそれを履かせるようになったんですね。
このような、なんの変哲もない、学校で使うようなものです。
このタイプの水着は、インナーサポーターがないか、目の細かいインナーが縫い付けてあるものがほとんどなので、メッシュの孔に皮が挟まる事はなさそうです。
とはいえ、可愛い盛りの男の子に無地は味気ないので…
ボクサータイプの水着を選ぶと良いかも。
④インナー有無が確認できないショップで購入しない
通販で購入する場合、裏地が掲載されていないショップで購入しないようにしましょう。
⑤海外メーカーに気をつける
そして、ざっくり言うと海外メーカーや、日本語が怪しいショップでの通販は気をつけたほうが良いでしょう。
海外メーカーの場合、日本と文化が違うので、先っぽの皮が挟まるという事態にならない可能性もありますよね…切るという噂もありますし…
あとは日本語の説明が怪しい通販サイトやショップは特に安全基準がクリアになっていない事も多いので、買わないようにしたほうがいいかも。
⑥フリマアプリで買う際は裏地写真を掲載してもらう
リコール対象商品だと気づかずにフリマアプリに出品しているユーザーもいるので、子供の水着をフリマアプリで買う際は裏地がわかる写真を掲載してもらいましょう。
お願いしても掲載してもらえない場合は、買うのをやめるか、もしも裏地がメッシュだった場合は切りましょう。
男の子の水着、メッシュ裏地が着いていたら今すぐ切るのがおすすめ
万が一、購入した水着にリコール商品と似たようなメッシュインナーサポーターがついていた場合はすぐに切り取りましょう。
隙間から見えてしまうのが心配な場合は、スイムショーツやスイムサポーターを別途購入して履かせれば良いです。
とはいえ、スイムサポーターは小さなサイズがなく100サイズからが多いみたいですね。
ラッシュガードレギンスを履かせるのもアリ
我が家は結局この方法に落ち着きましたが、ラッシュガードレギンスを着用させています。
うちは子供のリクエストで波がある海に行くことが多いのですが、波がある海だと岩に足をぶつけたりして意外と怪我が多いんですよね。
なので、ラッシュガードレギンスを履かせるようになったのですが、水着のように裏地はついていないので安心で一石二鳥でした。
まとめ:水着選びには十分な注意が必要
男の子の水着に隠された危険性を紹介しました。
水着選びはレジャーに関するアイテムなので、選ぶだけでも楽しいですよね。
ですが、メッシュ裏地は危険だという事を頭のすみに置いて選んでくださいね。